以前は何をしていたのですかと聞かれて、「IT関係の仕事を10年ほどやってきました」と言うことがあります。その10年何をやってきたのかと中身をみると、プログラマ、SE、プロジェクトリーダー等など。感覚として10年の実感があまりなかったりします。体感的には４，５年くらいかも(汗)。最近、ある人から「仕事の経験」についてこんな話しを聞きました。
同じ仕事を10年やっていても人によって大きく結果が変わる。それは「10年分の経験を積んだ」のか、「同じ1年をただ10回繰り返した」のかの違いだ。
仕事を覚えて、忙しくなっていくうちに、仕事をひたすら作業としてこなしているだけということがあります。IT関係の仕事をやっていたときは、忙しいと思いながら気付いたら1年が経っていて、「あれ、去年も同じことをやっていたなぁ」と思うことがありました。30歳過ぎて、成長のない１年であったということに気付くと、アセリが出てきます。
新しいことを少しずつ経験して成長してっているのかどうか。それとも同じことをルーティンワークとしてただこなしているだけなのか。経験値を上げながら過ごす10年と、ルーティンワークを10回繰り返して過ごすのでは、大きく違います。
経験値を上げてくれるような面倒見の良さを会社に期待するのは間違いなんでしょうね。自分で意識的に人生の目的や目標から俯瞰して、自身の成長計画を立てて実行していくことで、「成長した１年」であり「経験を積んだ１年」となるのだと思います。１年経って同じ感覚で仕事をやっている場合は要注意ですね。自戒を込めて。
