友人のかぶこさんが主催する大宮のカツマー読書会へ行ってました。カツマー読書会というだけあって、今回の読書会で扱った本は勝間さんが最近出版された『自分をデフレ化しない方法』でした。
『自分をデフレ化しない方法』勝間和代
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/02/19
- メディア: 新書
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今の経済ご時世と自己啓発の香りを漂わすタイトルに、しっかり釣られて買いました。読んでみると、「自分をデフレ化しない」ための方法(これが読みたかった)は全体の1/5ぐらいで、あとは経済上のデフレに対する知識や勝間さんが考えたデフレ退治等が書かれています。
全体として、自己啓発の香りは弱く、勝間さんの経済評論家としての政策提言書であり、啓蒙の書であるように思えました。ボク自身は経済に長けていませんので、これを読んで素直に、「へーそうなんだー」って思っちゃたりする方です。
「自分をデフレ化しない方法」としてサバイバル術16か条というのがあるのですが、読んでいるとけっこうツッコミどころ満載で、読書会でもここが一番の話題となりました。
塾に行かせる目安は「親の時給が6000円よりも高かったら、塾に通わせたほうがいい」というところがありました。そうでなければ親が教えた方がいいといいます。時給6000円ってどれくらいの年収なのか? 単純計算だけど、6000円×8時間=48,000円。それが20営業日だとして、48,000円×20日=960,000円。てことは、年収は960,000円×12ヶ月=11,520,000円。ハードル高いです(汗)。そもそも塾にはもっと大事な「ななめの関係」を築ける場としての機能があるのですが・・・・。
「結婚はリスクヘッジになる」というところで、カップルが一流ホテルに泊まった場合、5万くらいだそうですが、二晩半のホテル代で1ヶ月分の家賃が捻出できるから結婚するとそれがかからないといいます。ま、そもそも5万もするようなホテルにどんだけ泊まるのか!? バブリーなことを味わってこなかった世代なのでピンときませんでした(汗)。
今回の読書会では、こんな感じで微妙に「なんか前提がちょっと・・・」というところがなぜか話題となった気がします。これに付随していろんな話題が出てきて、それぞれ勉強になりました。また機会をみて参加しようと思います。