円高とか景気判断とかGDPとか、あまりボクにとっては興味の薄い分野である経済って、とっつき難い分野なのです。好きな人は好きなんでしょうが、いかんせん、不得意分野であるのです。
さらに、「今の時代はグローバル経済だ」なんていわれると、よくわらかんことだらけとなってしまうのです。細部の話しが出てきてなんのことやら、よくわかりません。
ボクのような経済オンチでも、グローバル経済の「今」とそこに至る「道程」がざっくりとわかる本がありました。
『ハーバードの「世界を動かす授業」』リチャード・ヴィートー
ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方
- 作者: リチャード・ヴィートー,仲條亮子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/08/27
- メディア: 単行本
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なんだか、
「ビジネスエリートが学ぶグローバル経済」
なんて、書いていると小難しい本なのかと思いきや、ぜんぜん読みやすいのです。おそらく、数字での説明よりも、テーマで書かれているからなのでしょう。テーマで読むと、数字にも意味がついてきてボクでもわかりやすく読めます。
世界の動きを読み解くという、大局観の視点が入ってくると、世界で起きている事件・出来事にどんな意味と背景があるのかが、なんとなくわかってきそうな感じがします。
議論されている国は、日本、シンガポール、中国、インド、メキシコ、南アフリカ、サウジアラビア・イスラム、ロシア、欧州連合、米国です。それぞれに国・地域がとってきた戦略とその意味についてわかりやすく書かれているので、ざっと理解できるようになります。
国の競争力とは何か?
私たちのミッションとは何か?
私たちが生きているこの「今」、世界の潮流がどうなっているのか。一昔前は他人事でも、いまは自分事になってしまうのが、グローバル経済です。
なんとなく経済に苦手意識をもつ方にもオススメな一冊です。