思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

21世紀の人類のための21の思考@『21Lessons』ユヴァル・ノア・ハラリ


スポンサードリンク

『サピエンス全史』『ホモ・デウス』を著したユヴァル・ノア・ハラリ氏の最新作を読みました。

 

それは、

 

『21Lessons-- 21世紀の人類のための21の思考』

 

21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考
 

です。

 

最新といっても、2019年11月に出版されたもので、積読状態でやっと読み終わりました。

 

 

『サピエンス全史』

サピエンス全史 単行本 (上)(下)セット
 

が人類の過去について書かれた本なら、

 

『ホモ・デウス

ホモ・デウス(2巻セット)

ホモ・デウス(2巻セット)

  • 発売日: 2019/04/01
  • メディア: 単行本
 

は人類未来の預言書のような本であります。

 

そしてこの『21Lessons』は、サブタイトル「21世紀の人類のための21の思考」にもあるように、21世紀という現在に焦点があてられた本といえます。

 

では、21の思考をみてみましょう。目次をみると以下の通りです。

 

<1>テクノロジー面の難題
1.幻滅
2.雇用
3.自由ービッグデータがあなたを見守っている
4.平等ーデータを制する者が未来を制する

 

<2>政治面の難題
5.コミュニティー人間には身体がある
6.文明ー世界にはたった一つの文明しかない
7.ナショナリズムーグローバルな問題はグローバルな答えを必要とする
8.宗教ー今や神は国家に仕える
9.移民ー文化にも良し悪しがあるかもしれない

 

<3>絶望と希望
10.テローパニックを起こすな
11.戦争ー人間の愚かさをけっして過小評価してはならない
12.謙虚さーあなたは世界の中心ではない
13.神ー神の名をみだりに唱えてはならない
14.世俗主義ー自らの陰の面を認めよ

 

<4>真実
15.無知ーあなたは自分で思っているほど多くを知らない
16.正義/私たちの正義感は時代後れかもしれない
17.ポスト・トゥルースーいつまでも消えないフェイクニュースもある
18.SFー未来は映画で目にするものとは違う

 

<5>Ⅴレジリエンス
19.教育ー変化だけが唯一不変
20.意味ー人生は物語ではない
21.瞑想ーひたすら観察せよ

 

かなりたくさんのテーマがありますよね。一応各章ごとにつながりはありますが、基本どこから読んでも良い感じです。

 

各章それぞれ興味深いく、ジワジワと気づかされることが多々あります。そして結構な割合で日本のことも出てきます。それがまたユニークというか的をえているというか、ハラリ先生特有の表現で独特で新鮮です。

 

そんなわけでした、とても興味深かったところを抜き書きしたら、10000文字ぐらいになってしまいました(笑)

 

今後、ちょっとずつ紹介していこうと思います。