思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

学校の先生を個人的な赤ペン先生に@高校時代の思い出


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一都三県に緊急事態宣言が発出されそうですが、そんな中でも、入試シーズンはやってくるわけです。初となる大学共通テストも予定通り実施する方針に変わりはないようです。

 

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Image by Anne Karakash from Pixabay

 

 

ボクも20年以上前、高校入試、大学入試を経験してきました。中学生の頃、進学したい高校は、当時のボクの成績だとギリギリ紙一重となる入試の挑戦となりました。

 

結果的に、ギリギリ合格でした。内申点が受験者の中でも低いほうで、当日点が運よく高かったため、総合的に合格できたのです。のちに高校の担任に聞いてみたところ、合格者順位は、学年約500人中の最後の方でした。。。

 

そのこともあって、入学後は周りについていけるように、最初っからしっかり勉強するつもりで授業にも臨みました。

 

それでも、特に数学と英語が中学のときよりも、格段に難しさを感じて、これはやばいなーって感じ、すぐに数学の先生のところに相談に行きました。

 

職員室で、その数学の先生に自分のこれまでのことと現状の不安を話し、

 

「どんな問題集をやればいいですか?」

 

というありきたりな質問をしたところ、先生の机の上にあった、1冊の問題集を渡してくれました。

 

「これを使え」

 

と。

 

渡されて、パラパラとめくると、問題がぎっしり詰まっていて、解説は一切なく、後ろの方に解答だけが載っているような問題集でした。

 

「これをやるといいですか??」

 

ボクは戸惑い気味に確認したら、その先生が、

 

「毎日、1ページずつノートにやってこい。それを朝、俺のところにもってこい。帰るときにノートを取りにくるんだ」

 

と。

 

とにかく、その通りにやってみました。ノートも新たに購入して「数学の道No1」とか書いて気合を入れました。

 

なんだか、難しい問題もあって、大変でしたが、とりあえずやるだけやって先生のところへノートを持っていきました。

 

その日の授業が全て終わり、帰りに先生のところへよって、ノートを受け取りました。

 

ノートを開いてみてみたら、正解しているところも、不正解なところにも、赤ペンでぎっしりと注意とか、別の解法とかも書いてあるのです!!

 

そして、褒める言葉と、励ましの言葉まで書いてありました。ボクはめっちゃ感動してえ、俄然、ますますやる気がでましたね。

 

ボクの学力にみあったコメントがあり、参考書や塾・予備校では得ることのできない教材となりました。

 

ボクの学力に最適化されたノートとなるので、そのノートはかなりの価値ある教材だったと思います。

 

継続は力となるので、この先生のおかげで、数学はかなりわかるようになり、成績はかなりあがりました。

 

それを周りの友人たちにも明かしたところ、何人かの友人もやることとなり、先生の負担が増えてしまったのと、えこひいきになっているんじゃないかとの横やりも入り、1学期だけで終了してしまいました。

 

余計なことを周りに言わなければよかったな~って思いましたよ。

 

それでも、その数学の先生のおかげで、数学は好きになり、数学の成績はよい状態を維持できました。あの先生のおかげで数学への苦手意識がなくなりました。

 

そういう先生と出会う機会はなかなか無いので、数学の先生には感謝、感謝です。今のご時世だと、こういうことは難しいのかもしれないけど、子どもたちには良き先生と出会ってほしいものです。