思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

帰ってきたらいつもの部屋と何か違う!?初の空き巣被害@学生時代のできごと


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今から二十数年前、あのアパートに住んで3年目の夏から秋にさしかかる頃だった。

 

 

学校からアパートに昼過ぎぐらいに帰ってきた。そして、部屋の鍵を開けて入ると、なんとなく違和感をおぼえた。

 

 

紅茶葉が入っている缶の周りに、紅茶の葉がこぼれて出ているのだ。そもそも朝、紅茶を飲んでいないから、紅茶葉が缶から出てこぼれていることに、記憶の整合性が一致しないのだ。

 

 

違和感はそれだけではない。ノートパソコンの位置が、朝、置いていた場所から異なったところにある。。。

 

 

まさか、誰かに入られたか???

 

 

ドアの鍵は締まっていたし、ベランダ窓もしっかりしまっている。

 

 

ただ、一か所だけ開けているところがあった。

 

 

それは、お風呂場の窓だ。

 

 

大家さんから、

 

 

「シャワーを使ったり、お風呂を入った後は、換気扇がついていないから、必ず窓を開けて換気するように」

 

 

と言われていた。

 

 

だから、日常的にお風呂場の窓は少しだけ開けた状態にしていた。その窓は玄関通路側にあるにも関わらず、鉄格子のようなものは一切ついていない。

 

ただ、窓そのものは小さいので、そこから入るという発想はないが、頑張れば出入り可能な窓の大きさだった。

 

 

家を空けるときには、そこの窓を閉めていくようにしていたのだが、、、、

 

 

あるとき、朝、起きたら、猫がボクの目の前で寝ていた。

 

 

どっから入ってきたのか? もちろん、少し開けていたお風呂場の窓からだ。

 

 

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Image by Peter Chou from Pixabay

 

 

その猫は勝ってに入ってきて、しらないうちに出ていってしまう。猫を飼う気はなかったので、エサなども一切与えたりもしなかったが、追い出しもしなかった。その猫はそこから適当に入ってきては、出ていったりしていた。

 

 

猫の好き勝手にさせておいたので、猫がいつ出ていくかもわからないので、お風呂場の窓を猫が出れる程度、開けておくようになったのだ。

 

 

そんなことがあったので、最初は猫が入ってきていたずらでもしたのか???とも思った。

 

 

しかし、まさか猫がパソコンを移動できるはずもないし、紅茶の缶を簡単に開けれるはずもない。

 

 

これはもしかして、、、、、

 

 

それで、アパートの外側を確認しようと思っていて、部屋の外に出たら、隣の別のアパートの住人の「おっさん」が、うちのアパートの周りを何かを探すようにウロウロしている。

 

 

ちょうどおっさんと目があって、

 

 

「やられた!なんか家に入られたみたいだ。現金やられたわ」

 

 

「あ、ボクのところもやられたかも知れません。ただ、現金は置いてないし、金目の物もほとんどないので、何も取られてないようです」

 

 

「うちは10万円もってかれたよ」 

 

 

「これ、警察呼んだ方がいいですよね」

 

 

そういったら、おっさんは

 

 

「いいよ、もう。警察呼んだら、なんかめんどくさそう」

 

 

と言った。ボクもこれといって取られたものはなかったので、通報はしなかった。

 

 

そして、遅めの昼飯を食べてひと眠り。

 

 

夕方頃、アパートの周りがざわざわするのが聞こえて目が覚めた。

 

 

外へ出てみると、警察が何人も来ていて、あの隣のアパートのおっさんが何やら話しているのだ。

 

 

あれ? 結局、警察呼んでんじゃん!!

 

 

ボクもすぐに近くいた警察官に「泥棒のことですか?うちにも入られたようなんです」と話した。

 

 

そして、その警察官に「ボクが警察に通報しようとおっさんに言ったら、面倒だから通報しなくていいって言っていたのに、結局通報したんですね」と言ったら、「後から、10万円取られたことがむしゃくしゃしてきて、やっぱり通報する気になったみたいだよ」と説明を受けた。

 

 

しばらくしたら、鑑識(っぽい)人がやってきて、部屋の中には入いり、部屋を閉め切って暗くして、床に対して水平にしてデカイ懐中電灯みたいなものを照らした。

 

 

そうすると、

 

板張りの床に、足跡がくっきりと浮かんで見えた!

 

 

あまりにもはっきり見えて、そのときはじめて、見知らぬ誰かが勝手に家に侵入したんだと自覚した。

 

 

そして、夜になって、戸締りをしっかり確認して、寝ようとしたとき、本棚のところにおいてあった、未使用のハガキ・切手の袋がないことに気づいた。

 

 

あ、取られていたんだ・・・・

 

 

もしかしたら、あのおっさんも怪しいかな???

 

 

でもわざわざ自分から警察に通報するはずもないか・・・・

 

 

とりあえず、大家さんに報告したら、「戸締りぐらいちゃんとしなさい!!」と叱られてしまいました。

 

 

その後、警察からは何の連絡も一切なく、あの空き巣事件はどうなってしまったのやら。今も謎のまま。

 

 

空き巣は年々減っているようですが、危険な犯罪であることに変わりはありません。 みなさまも、一切の油断を排し、戸締りは厳重に!