ストレングスファインダーの結果が「強み」ではない

　
　最近、書店へ行くと『さあ、才能に目覚めよう』が再び平積みされているのを見かけました。2001年に初版が出て10年になろうとしていますが、10年も買われ続けるロングセラーとなっています。勝間さん効果もあるのでしょう。
　
『さあ、才能に目覚めよう』

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

　
　この本にあるIDを使ってWEBテストを受けることで34パターンの人の資質のうち、特に顕著な５つの資質がわかります。自分の無意識に現れる、思考・感情・行動のパターンです。ざっくり言えば性格分析みたいなものかもしれません。その出てきた５つの資質そのもを理解することで自己理解が深まります。本を読んでも、ピンとこなかったりすることもあるので、同じ資質をもった他の人と話したりすることで、自分の気づかなかった他の側面も見えてくることがあります。そういった場を、ストレングスファインダー「強み」勉強会として作ってきました。今後も継続開催していきます^^
　

■ストレングスファインダー「強み」勉強会
日時：3/29(月)19:30-21:30
場所：九段下
定員：7席
会費：1500円
申し込み→ http://bit.ly/9VG8uC

■ストレングスファインダー「強み」勉強会
日時：4/2(金)19:30-21:30
場所：九段下
定員：7席
会費：1500円
申し込み→ http://bit.ly/cxCDDr

　
　この「資質」を学びあったりすることで、性格的な自己理解は深まりますが、ストレングスファインダーの結果が「強み」そのものということではありません。誤解されやすいですが、５つの資質はその人の「強み」そのものではないのです。
　

強みを探す際に、性格テストの結果は興味深くはあるが、暫定的なステップでしかない。

　　
　と、マーカス・バッキンガムは続編かつ実践編ともいえる『最高の成果を生み出す６つのステップ』で書いております。
　

最高の成果を生み出す 6つのステップ

　
　「強みをつくる要素」として３つあげています。
　

1. 資質
2. スキル
3. 知識

　
　資質は34あるうちのストレングスファインダーでわかった５つの資質。これは基本的に変わらないものです。一方でスキルと知識はその人のおかれた環境や経験によって後天的に変わりうるものです。これらを折り合わせて「強み」となります。
　

毎週の現実の仕事にどんな気持ちで取り組んでいるかを正確に知る必要がある。性格分析の結果はたしかに正しい方向へあなたを導いてくれるが、役に立つのはそこまでだ。そのあとは、あなた自ら次の段階に進み、週が始まるまえ、週の途中、週が終わったあとに、自分がどう感じているかをきちんと把握しなければならない。それができて初めて、あなたの真の強みが明確になる。

　
　実際の日々の行動の中から５つの資質をヒントに「強み」要素を見出します。それは30〜40分ぐらいのWEBテストでわかるものではありません。1週間かけて、少し見えてくるぐらいでしょうか。
　
　ただ、これも一人だとなかなか継続できないので、複数人でこれを実際にやってみる場として「ストレングスファインダー勉強会（強み・実践編）」を作りました。
　

■ストレングスファインダー勉強会（強み・実践編）
日時：3/30（火）19:30-21:30
場所：九段下
定員：7名
会費：1500円
申し込み→ http://bit.ly/cpT20X

　
　トライアル版として何度かこの会を開いてきましたが、「本当の自分の強みがわかった気がする」とか「いくつかの設問に答えることで、より「強み」や自分の好きなことが特定化されて良かったです」との声を頂きました。
　
　ちなみにこの『６つのステップ』の簡易版ともいえる本が『「興味」と「成功」の法則』です。
　

「興味」と「成功」の法則 “ほんとうのあなた”を仕事に活かそう! (DVD付)

　
　付録のDVDがあり、マーカス・バッキンガムが20分ほどで「強み」を見い出すための概要について語ります。これがとてもわかりやすい。されに、「強み」の素に気づいたときに記せるよう「reMEMO」がついています。かなりオススメの１冊（１セット！？）です。「強み」を活かす道はちょっと長くかかるかもしれません^^)