投稿日:2021年3月2日
今日、3月2日は都立高校入試の合格発表です。
全日制の受験倍率は1.28倍で、およそ37,500人が受験しておよそ29,000人が合格することになります。今年はコロナ真っ只中ということもありWEBでの合格発表だそうです。
余裕で合格した受験生もいれば、模試ではC判定とか出ていてもチャレンジ精神で挑んだ受験生もいたことでしょう。
チャレンジして合格したときは至高の喜びを味わえます。でも、それは瞬間的なものであって、本当にギリギリで合格した場合は、入学してからついていくのがキツイことも多々あります。
だから、そんなギリギリ合格の受験生には、言っておきたいことがあるのです。
それは、合格が決まった次の日からすぐに、
英語と数学の復習をせよ
ということです。
■判定がCやDでも受験したけど
ボクが高校を受験したとき、模試の判定は良くて「C」で、ほとんどは「D」でした。だから塾の先生にも学校の先生にも、志望校をワンランク下げて受験することを勧められましたよ。
それでもかなり頑張ったのと、入試当日、相性の良い問題が出て点数が良かったのでギリギリ第一志望に合格できました。あの時は本当にうれしかったですね。
高校1年次の担任に入試の当日点と順位を教えてもらったら、「あともうちょっとで不合格、下から数えてすぐのところ」と言われたのです。ほんとにギリギリ合格でした。
■高校入学<前>
とにかく、ギリギリの点数で合格したことの自覚はあったので、入学前はに、中学英語・数学の取りこぼしを極力減らそうと思って、徹底的に復習することにしました。
ちょうど、入学手続きをしたときに高校入学までの課題(内容は中学範囲)なるものを渡されたのでそれを中心に復習しました。
■高校入学<後>
入学した頃は、みんなボクよりも勉強できるんだろうなぁ……と思いながら、数学、英語を中心に気合を入れて授業にのぞみました。
せっかく入った第一志望の高校。なんとかついてきたいと思っていたので、部活などの本業とは関係のない趣味・レジャーみたいなことは一切やらないことに決めた(入学時点では)。
ただ、周りは誰もボクほど勉強はしていなかったようなので、定期テストの順位はみるみる上がっていきました。1年次って、ほんと勉強しない人が多いですね。だから、相対的にボクの成績順位は上がったのです。
A判定の超安全圏狙いで、余裕で合格した友人が1年次の終わり頃には赤点をとり、補習と追試を受けているのには驚きました。落ちるところまで落ちたなと。
高校受験で苦労することなく余裕で入った高校。その友人は、高校で勉強する内容までも、どこかでなめていたのでしょうね。
■中学内容と高校内容では格段の差がある
中学校の延長線上で高校内容を考えていると痛い目を見る。高校で学ぶことは中学校で学ぶ内容よりも格段とレベルがあがります。
しかも、一気に上がっていく。高校生を塾等で教えていると、中学までちょっと勉強していれば、そこそこの成績をとっていた生徒が、高校に入ってぜんぜんできなくなっていくのを何人もみてきました。
多くの場合、不出来な部分をそのままにしていることが多いのです。それが高校に入ってから足を引っ張っていることが多いようです。
■今から高校入学<後>に備えよ!!
だから、合格が決まったら、その次の日からは、
「中学の英語と数学の復習をする」
のです。
特に苦手分野は重点的にやっておくべきです。できないまま放置しておくと、高校で本当に苦労することになります。
高校入学まで1か月ほどしかありません。時間も限られています。のんびりダラダラと過ごしていればすぐに高校の授業がはじまり、気づけば「授業がわからない」ってことになりかねません。
まあ、多くの場合、そのことに気づくのは夏休み前あたりでしょうか。しかし、それだと遅いのです。
もう明日から、猛然と中学英語、数学の苦手分野を徹底的に勉強すべきです。
と、こんな感じのことを、これからお話しするつもりです。嫌がられるだろうなぁ……。