思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

初めての大学入試は不合格、浪人決定した人へのアドバイス@浪人経験者


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投稿日:2021年2月20日

 

合格、不合格。

 

この違いは「不」の一文字があるかないかで、雲泥の差ですよね。この結果って、その後の人生にも大きな影響を与えていきます。不合格に不採用。「不」のついた結果を受け取ることの方が多いと思って生きてきました。

 

2月も半ばを過ぎ、私立大学の一般入試が終わりつつあります。来週からは国公立の前期日程試験がはじまりますね。多くの受験生が、「合格」か、「不合格」かのいずれかの結果を受け取り次を決断することになります。

 

ボクも今から約30年近く前、高校3年の冬に大学を受験しました。

 

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■不合格だった

 

結果、第一志望は不合格。

 

第二志望は合格でした。

 

実は、そんなにショックでもありませんでした。やっぱりなぁ。。。というのが正直なところ。

 

受検した時点で、思うように解けた感じはなかったし、模試の偏差値でも第一志望が受かる見込みは半々といったところでした。

 

 

■次どうするのか?

 

第一志望はどうしても行きたかったので、浪人することは受験前からも決めていました。そもそも、そういう姿勢で受験するのは良くないですけどね(汗)。

 

今、思えば、高校生の狭い視野で、自分にはこれが向いているという勘違いだけで、その第一志望を変えることがそのときはできませんでした。

 

親と相談して、1年だけ浪人することを許してもらえました。今振りかえると、かなり親に甘えていました。その時は、何もわからず親に甘えているなんて思ってもいなかったけど。

 

 

■落ち込んでいる場合ではない

 

当然、落ち込んでいるような時間も余裕も気持ち的にはなかったので、行く予備校を決め、それまで通り受験勉強を猛然とやり続けました。

 

結果がダメだったとき、動きを止めることなく、次へ向けて行動すべきですね。もし動きを止めてしまうと、再び動きだすのに時間とエネルギーがかなり必要です。

 

 

■当時の予備校

 

ボクは予備校へ行くことを決めていたので、大手の予備校の本科生となりました。本科生となると、毎日午前中から授業があって、それとは別途料金で、夕方以降に現役生含めた講習がありました。その講習にも参加すると、お金がけっこうかかります。

 

だから、大学へ1年かよったぐらいのお金が予備校にはかかったんじゃないかと思います。もう親には本当に感謝しかありません。頭があがらない。当時はそういうことがよくわかっていなくて、親には好き勝手なことを言っていました。

 

猛然と勉強をやっていたのもあって、5月頃の模試は驚くほどの成績でした。志望校判定もすべてA。あと数ヵ月受験時間が延びていれば……。そんな「タラレバ」を考えて、このままいけば行けるって妙な慢心も芽生えてしまった。

 

新3年生(現役生)はまだ実力をつけていない時期なので、浪人生が模試の結果が良く出るのは当然なんですよね。

 

さらに、夏になると夏期講習もはじまり、予備校はますますに盛況です。予備校で中のよい友人もできて、一緒に勉強もしたりしながらも、なぜか遊ぶことも多くなってしまった(汗)。

 

今、振り返れば、これは本当に不要だったと思う。浪人生同士、どこかで「傷の舐めあい」感があったのかもしれないです。

 

当時の自分に。

 

「予備校行っても遊ぶ友だちをつくるな」

 

と、言ってやりたいです。

 

もっといえば、予備校で本科生として通うよりも、普段は自分で勉強して、講習会だけ参加すればいいと。

 

まあ、それが原因かどうかなんとも言えないが、秋頃の模試の結果が、思いっきり下がってかなり焦りました。

 

その後、人生を揺さぶるような衝撃的な出来事があって、第一志望そのものが変わりました。それで受験科目も変えることになりました。

 

再び猛烈に勉強をする状態に戻り、冬の模試ではまあまあの状態なり、最終的に第一志望に合格できました。

 

結果的に良かったのですが……。今思えば、失敗も多々ありました。

 

 

 

■自分にアドバイスをするなら?

 

もし、今ボクが18歳で大学を受験して「不合格」となり、自分にアドバイスをするなら何と言うか?

 

 

それは3点あります。

 

 

1.予備校には通う必要ない

 

30年前はともかく、予備校に変わるコンテンツはいくらでもありますよ。予備校に通うということが1年という貴重な時間を使っていくうえでもムダが多い。そして費用が高い。

 

自分自身に適した授業なんてそうそう存在しない。講師たちはわからせることが上手なので分かった気になってしまうことはあるが、実力にはならない。

 

そして、何よりも誘惑に弱いボクは、友だちをつくって遊んでしまうだろう。だから予備校に通うのはやめておけ。

 

 ※例外として、一人で勉強できない人は予備校のようなところに通った方がよいかもしれません。

 

 

2.スタディサプリと適切な問題集・参考書

 

予備校の代替として、ネットには良質なコンテンツが膨大にあり、いつでも視聴でき、月額約2000円程度のスタディサプリなどの配信系コンテンツを活用すれば十分です。

 

それでも本格的に勉強していくようになればスタディサプリはメインコンテンツではないです。メインは自分に適した参考書と問題集です。これを繰り返しやることが最重要だと思います。

 

 

 

3.学習管理をコーチや家庭教師に依頼

 

そうすると、「自分にあった教材をどう探し、いつまでに、どれくらいやるのか」を管理するのってかなり大変なんですよね。だから、アスリートにコーチがつくように、受験生にもコーチが必要だと思います。

 

できれば科目の質問に答えてくれるようなコーチがいればなお良いですね。現状は家庭教師や個別指導塾でしょうか。ただ、どちらも、先生の当たりハズレがかなりあります。

 

ここで大事なことは、科目内容を教えてくれる人ではなくて、管理してコーチしてくれる人です。教えることが上手な先生ではありません。プロ家庭教師の中にはそういう人がいそうです。

 

 

 

■最後に

 

受験勉強の耐性がない人もいます。とりあえず大学には行きたいという人もいます。そういう人はどこかに受かったのであれば、浪人せずに現役で行った方が良いでしょう。大学へ行ってからまた考えればよいでしょ。

 そうではなくて、本当に心の底から行きたい大学があるのであれば、その後の人生で後悔しないためにも、浪人してでも精一杯挑戦した方が良いと思います。

 

と、同時に、親にも金銭的な負担をかけていることを決して忘れてはならないし、受かるまでは、「遊び」や「恋愛」とは無縁な1年であることを覚悟してもらいたいです。

 

当ブログの読者に高校生、浪人生はほぼいないと思いますが、受験生のお子さんがいる方は参考にしてみてください。