思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法@『Think Smart』<前編>


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「やった方が良いこと」

 

 

よりも

 

 

「やらない方が良いこと」

 

 

の方が、実際的で役に立つことが多いと感じます。

 

 

例えば、「夜は20時以降は食事をとらない」、「簡単に保険のオプションを追加しない」、「車を運転中はスマホを操作しない」、「リボ払いはしない」などなど。

 

 

やらないだけで、良い結果につながることが多くあり、堅実で再現性の高いことだと思うのです。

 

 

そんな、「やらない方が良いこと」を紹介している本が、

 

 

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この『Think Smart』です。

 

 

これは、ロルフ・ドベリ氏の「Thinkシリーズ」で、日本では2冊目に出版された本です。原書だと、3冊の中でこの本が3番目の本のようです。

 

 

Thinkシリーズ

  1.『Think clearly』

  2.『Think Smart』

  3.『Think right』

 

 

ちなみにボクは、1.Clearly → 3.right → 2.Smartの順で読み、一番最後が『Think Smart』でした。

 

 

今回は『Think Smart』からの読書メモです。

 

 

この本は、「はじめに」

 

「すべきでないこと」は、「すべきこと」より、はるかに影響力があるのだ。

 

何が成功すをもたらすかは言いあらわせない。だが、何が成功を妨げたり、台なしにしたりするかははっきりと言える。

 

とあるように、

 

NotToDo

 

が大きなテーマとなっています。

 

ToDoよりも実はNotToDoの方が意識を向けやすことは経験的にもわかることではないでしょうか。

 

 

Thinkシリーズは3冊とも52の章立てで書かれているので、1つひとつの章は独立しているので、興味あるところをピックアップして読んでもよいと思いますし、1~52章まで通して読んでみても、得難き知恵と出会えることでしょう。

 

 

ボク自身、一通り読んで、自分事ととして読んだところ、興味深いところ、友人の役にたちそうなところ、今後注意した方がいいところなどを付箋して、メモにとったら、またしても10000文字を超えていました(笑)。

  

 

また、各章、基本的に「結論」・「結果」で締めくくられているので、復習として再読するときは「結論」だけ読んでも復習効果あります。

 

 

Thinkシリーズを3冊読んで、ボクはこの『Think Smart』の内容が一番良かったです。なぜなら、それは、実効性の高い「NotToDo」が本のテーマとなっていたからです。

 

 

「やるべきこと」よりも「やるべきでないこと」、「やらないほうがいいこと」がより実践的です。「やらない」=「行動・考えを減らす」ということにもつながり、マインド的なダイエットにもなります。

 

学ぶべきは、成功よりも失敗。実践すべきは「やるべきこと」よりも「やらないこと」ですね。

 

次回以降、特に個人的に印象深かく気づきが強かった章を、52章の中から<中編><後編>の2回にわけて、10000文字のメモの中から2章だけ紹介します。

  

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Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

 

 

■目次 

1 新年の抱負が達成できないわけ【先延ばし】

2 「理由」がないといらいらしてしまうわけ【カチッサー効果】

3 比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ【決断疲れ】

4 「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ【注意の錯覚】

5 自分でつくった料理のほうがおいしく感じるわけ【NIH症候群】

 

 

6 労力をかけたものが、大事に思えるわけ【努力の正当化】

7 第一印象が当てにならないわけ【初頭効果と親近効果】

8 ボーナスがモチベーションを低下させるわけ【モチベーションのクラウディング・アウト

9 「ありえないこと」を想像したほうがいいわけ【ブラック・スワン

10 現状維持を選んでしまうわけ【デフォルト効果】

 

 

11 ほかの人も自分と同じ考えでいるように思えるわけ【偽の合意効果】

12 自分より優秀な人を採用したほうがいいわけ【社会的比較バイアス】

13 地元のサッカーチームを応援したくなるわけ【内集団・外集団バイアス】

14 予定を詰め込みすぎてしまうわけ【計画錯誤】

15 ほらで相手を納得させられるわけ【戦略的ごまかし】

 

 

16 計画を立てると心が安定するわけ【ゼイガルニク効果】

17 反射的に思いついた答えは疑ったほうがいいわけ【認知反射】

18 あなたが自分の感情の操り人形なわけ【感情ヒューリスティック

19 自分の考えに批判的になったほうがいいわけ【内観の錯覚】

20 最適なものを見逃す場合が多いわけ【選択肢の見逃し】

 

 

21 「知らずにいる」ということに対する感情が存在しないわけ【瀉血効果】

22 数字は机上で改善できてしまうわけ【ウィル・ロジャース効果】

23 小さな店舗が突出して見えるわけ【少数の法則】

24 「スピード狂」の運転のほうが安全にみえるわけ【治療意図の錯誤】

25 平均的な戦争が存在しないわけ【平均値の問題点】

 

 

26 「拾ったお金」と「貯めたお金」で扱い方が変わるわけ【ハウスマネー効果】

27 統計の数字よりも、小説のほうが心を動かすわけ【心の理論】

28 私たちが「新しいもの」を手に入れようとするわけ【最新性愛症】

29 目立つものが重要なものだと思ってしまうわけ【突出効果】

30 占いが当たっていると感じるわけ【フォアラー効果】

 

 

31 満月のなかに顔が見えるわけ【クラスター効果】

32 「期待」とは慎重に付き合ったほうがいいわけ【ローゼンタール効果】

33 誰もヒトラーのセーターを着たくないわけ【伝播バイアス】

34 あなたが常に正しいわけ【歴史の改ざん】

35 下手に何か言うくらいなら、何も言わないほうがいいわけ【無駄話をする傾向】

 

 

36 「王者」になったほうがいいわけ【ねたみ】

37 都合よく並べ立てられたものには注意したほうがいいいわけ【チェリー・ピッキング

38 プロパガンダが効果を発揮するわけ【スリーパー効果】

39 ハンマーを手にすると、何もかもが釘にみえるわけ【職業による視点の偏り】

40 成功の決定的な要因が「運」であるわけ【スキルの錯覚】

 

 

41 知識の転用ができないわけ【領域依存性】

42 お金を寄付したほうがいいわけ【ポランティアの浅はかな考え】

43 行き当たりばったりで物事を進めたがらないわけ【曖昧さ回避】

44 敵には情報を与えたほうがいいわけ【情報バイアス】

 

 

45 ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ【ニュースの錯覚】

46 危機が好機になることがめったにないわけ【起死回生の誤謬】

47 頭のスイッチを切ったほうがいいわけ【考えすぎの危険】

48 チェックリストに頼りすぎてはいけないわけ【特徴肯定性効果】

 

 

49 「いけにえ探し」はやめたほうがいいわけ【単一原因の誤謬】

50 「最後のチャンス」と聞くと判断が狂うわけ【後悔への恐怖】

51 あなたの船を燃やしたほうがいいわけ【退路を断つことの効果】

52 学問だけで得た知識では不十分なわけ【知識のもうひとつの側面】

 

 

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