平日は食事の量を比較的コントロールできているのに、休日になると、、、、食べ過ぎてしまうんですよね。これは、ちょっと自戒せねばと思い、こんな本を読みました。
「少食」のメリットは長寿にも関係していることは『LIFESPAN』でも紹介されていました。ボクも『LIFESPAN』を読んで、1日2食程度を目標としています。
そして、この『できる男は超少食』でも、少食が長寿に関係していることが述べられています。
1999年のサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)の発見により、少食長寿は医学的にも立証されました。レオナルド・ガレンテ博士(米・マサチューセッツ工科大学)によって発見された長寿遺伝子、それは、カロリー制限でオンになることがわかったのです。
老化は遺伝子の“傷”で起こります。長寿遺伝子が発動すると、全身細胞の遺伝子に“保護層”ができ、活性酸素などから遺伝子を守ります。その長寿遺伝子をスイッチオンにするのはカロリー制限、つまり空腹感だということが明らかになったのです。
逆を言えば、「満腹感」=「食べ過ぎ」は長寿にも良くなかったわけですね。満腹になることは瞬間的で一時的な満足と恍惚感は得れるけど、長期的には体にダメージを与えていく行動となるのです。
そのためにも「少食」であることは「できる男」とか関係なく、すべての人に推奨される食への態度なのかと思います。
では、目次をみていきましょう。
■目次
第1章「できる男」は皆「少食」!
01「少食」で頭が冴える
02「少食」で体が軽くなる
03「少食」で集中力がアップする
04「少食」なら疲れない
05「少食」なら短眠でも大丈夫
06「少食」で若さがよみがえる
07「少食」で精力絶倫
08「少食」でメタボ解消!
09「少食」で細マッチョになれる
11「少食」で加齢臭が消える
12「少食」でお金の余裕が生まれる
13「少食」で時間の余裕も生まれる
第1章は「少食」による効用・効果ですね。ここは各項目を読めば、どんなメリットがあるかがわかります。
第2章 挫折しない「少食」はこうして実行!
13 一日一食と腹七分目×三食、どちらがいい?
14 朝・昼・夕どの食事を抜けばいい?
15 一日1食なら、満腹まで食べていい?
16 イライラして、つい間食してしまうときは?
17 週末断食だけでも効果はあるの?
18「少食」=つらい、苦しいというイメージですが?
第2章では、少食を実際に実行するには、どんな方法があり、どんな方法が推奨されているか、が説明されています。ボクは特にこの第2章を重点的に精読しました。
すでに『LIFESPAN』で「食事を制限する」ことが長寿にも健康にもよいことはわかっていました。あとはそれをどう実践し、継続するかが問題でした。この本ではこの第2章にその答えがあるのです。
第3章そうは言っても・・・、「少食」をはばむ常識のウソ&思い込み
19「1日三食きちんと食べないと体に悪い」?
20「おなかがすくと力が出ない」?
21「朝食をとらないとエンジンがかからない」?
22「おなかがすくとイライラする」?
23「満腹まで食べないと満足できない」?
24「一日一食で、どんどんやせたら困る」?
25「スタミナ定食を食べれば、がんばれる」?
26「飲んだあとのラーメンがやめられない」?
27「早食いは芸のうち」?
28「少食なんて男らしくない」?
29「飲み会や接待で食べすぎてしまう」?
第3章は「少食」への抵抗感や、「三食しっかり食べる」、「朝食を抜かすな」といった、「少食」を阻むこれまでの常識への対処方法が紹介されています。
これまで常識として考えられてきたことが、実は逆だった、例外がある、ということを知って知識・経験をアップデートしていきたいです。
第4章「少食」になったら何食べる?
30「肉はスタミナ、パワーの素」?
31「牛乳、チーズが体によくない」ってホント!?」
32 牛乳神話も肉食神話も“洗脳”だった
33 和食の底力
第4章は「少食」では「何をたべるのがよいのか?」について。基本は和食推し。これは、『LIFESPAN』でもありました。「アミノ酸の制限」ですね。
第5章「できる男」は「少食」で病気しらず
34「少食」で免疫力アップ
35「食」と「腸」の乱れが万病のもと
36 健康はご腸内の皆さまのおかげ!
37 断食でがんが治る?
38 医者に血糖値が高いと言われ薬を飲んでいます
39 心臓が悪いと医者から言われたけど
40 うつ病で会社も休職、心の病にも効きますか?
41 アトピーで悩んでいますが治りますか?
42「少食」がアルツハイマーを予防する
最後の第5章は「少食」が「病気全般に良い効果をもたらす」という内容です。やり過ぎ感のある第5章ですが、『LIFESPA』で、長寿遺伝子の働きによって「サバイバル回路が起動し、病気の上流である「老化」を抑えることで、下流にある諸症状の発生を抑えるという原理があるので、ここに書いていあることはあり得そうです。
<前編>はここまで。<後編>では、特に、第2章 挫折しない「少食」はこうして実行!からの読書メモを考えてみます。
-------------------------------