思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

30代半ばで進むべき方向を迷っていたときにやったこと@「ひとり合宿」

投稿日:2021年3月20日

 

 

今から10数年前、ボクは「仕事をどうすべきか」ついてあれこれ悩んでいた。30代中頃のことだ。

 

当時の職場は、待遇、環境、人間関係ほぼ満足していた。でも仕事内容へのエンゲージメントがボクの中でかなり弱っていた。そのときやっていた仕事に充実感をほぼほぼ感じれなくなっていたのだ。

 

転職は何度かしていたが、それは同業界であったので、それほど悩むこともなかった。しかし、このときはその業界の仕事全般に興味を失いつつあったので、違ったことをやりたいということは確かだった。

 

とはいえ、「何をしたいのか」が明確であったわけでもない。ただ漠然とそのときの仕事を離れたいと思っていた。その会社に不満を持っているのなら、同業種に転職すればよいが、そのときはそうはいかなかった。

 

プライベートでもいろんな活動に参加していたので、他業種の人とも交流があった。そこから妙な刺激を受けていたこともあったと思う。

 

なんで今の仕事についたのか? これまでどうやって仕事に向き合ってきたのか? 学生のときは何をして、どうなりたかったのか? 今はどうしたいのか?

 

 

そんなことを考えているときに、大手企業を辞めて、起業している友人から強く勧められたのが、

 


ひとり合宿

 


であった。

 


その友人が言うには、ネットやスマホ、本といった外部情報をまる一日遮断して、ひたすら自己の内面に向かい合い「人生の棚卸し」を行うという合宿だそうだ。その友人が起業するときもやっていたそうだ。

 

友人は言うには「自宅ではなく、宿泊できて完全に一人になれるような非日常な空間」がよいという。そういう状況をつくることで、自分の内なる声に真摯に耳を傾けることができるということだった。

 

このことを友人から聞いたボクは、さっそくやってみようと思い、「ひとり合宿」をできそうなホテルをネットで探した。

 

 

条件は、

 

1.13時頃にはチェックインできる

2.翌日の13時頃にチェックアウトできる

3.食事は夜と朝のみ

 

の3点だ。

 

 

これで、ホテルを探したけど、チェックインが15時以降でチェックアウトが10時のところがほとんどで、しかも融通がきかない。翌日の13時頃のチェックアウトだと延滞になるし、ホテルによっては2泊分になると言われた。

 

なので、ホテルはやめて旅館を探すことにした。いくつかの旅館に電話をかけて聞いてみると、数件目で上の3つの条件を「1泊分でOK」と了承してくれる旅館が見つかった。

 

f:id:mitsu1973:20210319103650j:plain

 

有休を2日間とって、平日に「ひとり合宿」をおこなった。

 

その旅館は自宅からクルマで2時間ほどかかるところにあった。各部屋にトイレや風呂はついてない。周りは自然で囲まれていて、すぐそばに川が流れていた。

 

13時前に到着し、事前に電話で話していた通り、昼から翌日のお昼頃まで部屋を使わせてもらった。旅館の方には、「食事の時間以外は清掃とかも一切不要」と伝えておいた。

 

部屋に入って、最初にやってことは、ケータイの電源を切ることだ。外からメールや電話が邪魔とならないようにするためだ。もちろんインターネットにもつなげない。

 

持っているのは、無地のA3ノートとカラーペンぐらい。これまでの人生の棚卸しを「マインドマップ」で書いてみたり、ただただ箇条書きに殴り書きしてみたり、とにかく自分の内面にあるものをアウトプットした。

 

最初はサクサクすすんだ。過去の自分のことを振り返っていただけだから。4~5時間、書いていると、もう何もでてこなくなった。

 

夕食とお風呂を挟んでリフレッシュして、12時頃までひたすら、自分の強みや弱み、価値観、関心の軸をどんどん洗い出していった。

 

普段使っていないアタマの部位を使ったせいか、アタマが疲れたのであろう。おかげでぐっすり眠れた。

 

翌日も朝食が終わった後から、それまで書いたことを眺めたりしたながら、自分がどうしたいのか? 何が好きなのか? といったことを書きあげる。

 

お昼のチェックアウトの時間までに、「次はどんな仕事をしたいのか」といった具体的なところまでは出せなかったが、自分の方向性・趣向性は見えてきた。

 

ネットや本といった外からの情報を断ち、ひたすら自分の中にあるものを引きずりだしてアウトプットしたことが、その後の10年の仕事の方向性を決めつことなった。

 

この「ひとり合宿」から10数年が経ち、次なる10年、2030年頃までの方向性や自分戦略をもうそろそろ練り直してもいいかもしれない。そろそろ2回目の「ひとり合宿」の頃だろうか。

 

 

進むべき方向で迷っている人には、この「ひとり合宿」をおススメしたい。答えが出るという保証はどこにもないが、真実の自分と向き合ういい機会になると思う。

 

 

-----------------------

 

「ひとり合宿」するときに、自分の中からひっぱり出す方法がわからないときに、次の本は役立つ。

史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル

 

この本だけは、「ひとり合宿」に持ち込んでも良いと思う。この本を参考にしながら、自分への問いをたてて、内面に向き合うとよいかもしれない。

 

 

 

「新しいこと」をはじめるときに最初にやっていること@日常時間のバランスを崩す

投稿日:2021年3月19日 

 

  

ボクは何か「新しいこと」をはじめると決めたときに、最初にやることがある。

 

 

それは、

 

 

時間の使い方のバランスを崩す

 

 

ことだ。

 

 

以前、仕事のことで悩んでいるときに、ある人から、

 

あなたはバランスが良い生き方をしている。でも、安定している人は動いていない人だ。動くときは、片足を一歩前へ出すことでバランスを崩すから前へ進む。だから、バランスを崩さないと前へは進めない。

 

と助言を頂いた。 

 

 

誰もが一日24時間という同じ時間の中で生きている。減ることもなければ増えることもない。その時間をどう使うか。

 

日々生活していると、それが習慣化しているので、そこに「新しいこと」を入れこむのはなかなか難しいものだ。短期的に入れることはできるかもしれないが、継続的にそれを行うことはそれなりの意志が必要だ。

 

 

日常の習慣化された時間をどこかで崩さなければならない。

 

 

f:id:mitsu1973:20210318155417j:plain

Image by Daniel Reche from Pixabay

 

 

例えば、「今」、ボクはブログを毎日書いている。

 

このブログは、10年以上前から使っているブログだが、以前は気が向いたときに、空いているヒマな時間を使って書いていた。

 

昨年の12月頃に、毎日継続してブログを書いて運営することになると、どれくらいのパワーが必要なのかを知りたくなった。そこで、とりあえず100日連続でブログ記事を書いてみようと思い、今に至る。

 

そうすると、毎回、書くことを考えて、構成を考えて文章にして、修正して、画像を入れたりしていると、平均2時間以上はかかることがわかった。

 

1日24時間の中の2時間である。睡眠、食事、仕事などを除いた可処分時間で考えると2時間はかなり大きい。

 

これまで一日24時間の中で、つかってきた2時間をどこから捻出しなければ、継続はできそうにもない。2時間分何かを止める他ない。

 

 

たった2時間でも、習慣化した日常の中から毎日2時間を変えるには、おおきくこれまでのバランスを崩す必要があった。

 

 

こうやってトレードオフしなければ「新しいこと」は続けられない。その際に必要なことが日常の時間のバランスを崩すということだった。

 

 

ある意味、バランスを崩すとは、その「新しいこと」にどっぷりとハマるということでもある。ハマるぐらいやらないと、定着はしないと思う。

 

 

 とうことで、今日も96日連続投稿となるブログの記事を書いているが、やはり2時間ぐらいかかっている。ブログ一つでもそれなりに時間はかかるものだ。

 

ちなみに、100連続投稿まで書いたら、連続投稿は終了として、今度はより内容を充実させていく予定。

 

他にも大きくバランスを崩して変えていることがあって同時進行中。ある程度、カタチになり成果が出てきたら、別ブログを立ち上げてそこに記録を印していこうと思っている。

 

とにかく、日常のバランスを崩して、ドはまりしなければ、先へは進まない。まずは、バランスを崩して片足を前へ進みめてみよう。

 

 

買い物「レジ待ち」の時間を少しでも短縮する方法@ライフハック

投稿日:2021年3月14日

 

ボクが「最大の時間のムダ」と思っていることの一つに「レジ待ちの行列」があります。特売の日とか、休日などは特に「レジ待ちの行列」は長くなりどこのレジも並んでいる人でいっぱいです。

 

この「レジ待ち」の時間ほど、ボクにとって無意味で苦痛なことはありません。実際の待ち時間は数分かも知れませんが、意味のない無機質な時間が苦痛なんですよね。待っている間、スマホでブログ記事を読んだりするので、なんとか苦痛を緩和しています。

 

 


 

 

ボクのところでは、夫婦で1週間分の食品を週1回まとめてスーパーに買いにいきます。ほとんどの場合、買い物カゴ2つ分ほど食品等を購入します。

 

土日に行くことが多いので、レジが空いていることはあまりないですね。そしてどこのレジに並ぶかでも迷います。空いていると思って並んだら、「研修中」と名札の上に貼ってあって、商品のスキャン処理がいちいち遅かったり……。一瞬の決断がしくじりを招くこともあります。

 

 

そして、やっとボクたちの順番がきて、ショッピングカゴを台の上に置いて、そこからお店のレジ担当の方が一つひとつバーコードをスキャンして、別のカゴに入れます。

 

そのとき、お店の人はキレイに整えながら商品をカゴに整理して入れてくれるのです。ボクはそれをみならがら、「そんな整理しながら入れる時間があれば、どんどんカゴに入れてほしいなぁ」思うのです。

 

なぜなら、後でそのカゴからの袋詰めを自分たちでやるからです。だから、キレイに整理しながらカゴに入れる作業は必要ないと思っています。

 

あるとき、いつもよりもレジの待ち人数が多く、しかも、妙にゆったりと商品のスキャンをやっている店員さんがいて、、他のレジよりも時間がかかっていました。

 

そのとき、「スキャンした商品を店員さが別のカゴにいれた矢先にマイバッグへ入れる」ことを思いつきました。

 

そして、ボクは店員さんが商品をスキャンして別のカゴに入れたら、すぐに、そのカゴに入ったもの取り出してその場でマイバッグへと入れたのです。

 

そうすると、店員さんがカゴを整理しながら商品を入れる必要がないので時間が短縮でき、ボクもあとで袋詰めしなくていいの更に時間短縮です。

 

これをやってみたら、思いのほか早くレジ処理がおわりました。と、同時に袋詰めも終わっているのです。

 

「数分間ぐらいまてばいい」という考えもありますが、やはりムダに思える待ち時間は苦痛です。ムダなストレスを抱えることは避けたいですから。

 

 

欲を言えば、どのレジの待ち行列が早く進むのかを見抜けるようになりたいですね。だから、この本が気になっています。

 

はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?

はじめての統計学 レジの行列が早く進むのは、どっち!?

  • 作者:サトウマイ
  • 発売日: 2021/02/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

さらに、もっと欲を言えば、レジで商品を一瞬でスキャンしてスイカで駅の改札を通るがごとくできるといいなぁ。

 

または、Amazon Goのような「レジ無し」がいいですね。5G通信がどこでも使えるようになったらできるのでしょうか。近未来に期待しましょう!

 

 

 

6か月使っても形がほとんど崩れないスポンジ@ライフハック

投稿日:2021年3月13日

 

台所で食器を洗うときに使う「キッチンスポンジ」。どれくらい使って交換していますか?

 

我が家では食器洗いはボクが担当しているので、食器洗剤やキッチンスポンジはボクが選んでいます。

 

キッチンスポンジって、2~3週間も使えばヘタってボロボロになり、ヌメヌメ感がでてきます。梅雨から夏場には妙な匂いがして衛生上の危うさも感じます。そんなキッチンスポンジで食器を洗うことに抵抗感じますよね。

 

f:id:mitsu1973:20210312113413j:plain

Image by LaterJay Photography from Pixabay

 

あるとき友人と「どれくらいでスポンジを交換するのか?」という話しをしていたとき、その友人は「半年以上使っているかな」と言うのです。

 

「それって衛生的に大丈夫なの?」って聞くと、「水気をとり、しっかり乾燥させれば長持ちするし、衛生面でも問題ない」と言うのです。

 

ボクも実際そうしていました。それでも2週間もするとダメになります。

 

その友人が言うには「パックスナチュロンのスポンジ」がいいとススメられました。どんなものか見せてもらったのですが、見た目は普通のスポンジです。

 

f:id:mitsu1973:20210312112611j:plain

 

ほんの少し大きいくて、ぱっと見、どこにでもありそうでちょっと安っぽそうな印象を受けました。さらに、触ってみると触ると普通のスポンジです。ちょっとだけ堅い感触がしました。

 

友人が「あげるから使ってみたら?」と一つそのスポンジをボクにくれました。さっそく、パックスナチュロンのスポンジを使ってみました。

 

 

■泡立ちは抜群に良く、水切りに優れている

 

泡立ちは抜群に良いですのです。おそらく目が粗いスポンジだからでしょう。そしてその目の粗さによって水はけがめちゃくちゃいいのです。

 

 

■耐久性は見た目とは大違い

 

そして1か月以上使い続けていてもスポンジの形が崩れていないのです。「軟質ポリウレタン製」なので、柔らかいけど形は崩れないようです。耐熱温度が90℃まであるらしく、なかなか頑丈そうです。

 

f:id:mitsu1973:20210312112649j:plain

 

それまで使っていたスポンジは1週間も使っていると形がへたってきて2週間も使っていると匂いが気になってきたので交換していました。

 

たしかに、このパックスナチュロンのスポンジなら1か月はぜんぜん持ちそうだと使い始めてもすぐにそう思いました。

 

で、実際に使いはじめて次に交換したのは6か月以上たってからでした。正直、丈夫すぎて交換のタイミングがいまいちつかめないのです。「まだ使える、まだ使える」って思えるのです。友人が6か月は使っているというのを聞いていたので、なんとなく交換しました。

 

このスポンジは耐久性と、乾燥性に優れているのですっかり気に入ってしまいました。もちろん今も使っています。時々、交換しながらも5年以上このパックスナチュロンのキッチンスポンジを使っています。スポンジの交換頻度が劇的に下がったので、経済的にもいいですね。

 

いいものはススメたくなるので、離れてくらしている親や友人にプレゼントしていました。やはり気に入ったようで、自分でも購入して使っていると聞きます。

 

これを紹介してくれた友人によると、飲食店などで業務用としても使われているそうです。最後にまとめとして使ってみてよかったとろこと、微妙なところを紹介して終わります。

 

 

■よいところ3点

・泡立ちがめちゃくちゃいい!

・水切れが抜群に良い

・ 丈夫で長持ち(最低でも3ヵ月は使っている)

 

 

■ちょっと微妙な3点

・少し高い

・売っているお店が少ない

・交換のタイミングがよくわからない

 

 

このパックスナチュロンのスポンジは、5年使ってみておススメできると思ったキッチンスポンジです。ぜひみなさまもお試しあれ。

 

-----------------------

 

 

 

 

10年前の3.11を忘れないための記録@東日本大震災

投稿日:2021年3月11日

 

 

今日は東日本大震災の発生からちょうど10年。

 

あれから10年も経ってしまっている。10年という「時の期間」は長い方ではないだろか。しかし、東日本大震災は、ついこの前の出来事のように思えてしまう。

 

とはいえ、「人間は忘れる生き物」だ。

 

現実は10年も経っているのだから、すこしずつ忘れていくこともあると思う。

 

だから、10年前の自分や自分の周りに起こったことを思い起こして忘れないように自分用のメモとして書き残しておく。

  

 

f:id:mitsu1973:20210311071723j:plain

Image by Pexels from Pixabay

 

 

 

■午後2時46分直前

 

2011年の3月11日午後2時頃、ボクはマンションの自宅の中にいた。この日は朝から自宅でパソコンに向かって翌週に予定していた研修で使うプレゼン用資料を作成していた。

 

妻は勤務先へ出勤していたので、部屋の中にはボク一人だけだ。

 

 

 

■午後2時46分直後

 

パソコンの画面をじーっとみながらキーボードを打っていたとき、自分のカラダが少しゆらつくのがわかった。一瞬「めまい??」と思ったがすぐに地震と気づいた。

 

大きい地震の揺れは、なんともいえない全体が揺れる感覚があり、自分ではコントロールできないということを強制的に自覚させられる。

 

その揺れが数十秒つづき、次第に大きくなっていく。このときに、「この地震はけっこう大きいかもしれない」と思った。

 

さらに揺れている時間がこれまで感じたことがないほど長い。1分以上続くような揺れはこれまでの人生の中で経験したことがなかった。

 

建物の揺れ方と地震の長さから、直感的にこれは近くで起きたというよりも、遠くでかなり大きな地震だおきたと思った。

 

揺れがおさまり、すぐにテレビをつて、NHKにチャンネルをあわせた。 

 

速報が映し出され、宮城県で震度7とアナウンサーが冷静な口調で話している。そして、大津波警報も発令された。

 

地震の大きさからいって、かなり大きな津波がくるのだろうと思った。津波の3時頃に到達して高さは3m~6mの予測。数字だけからはどれくらいの高さになるのかいまいちピンとこない。

 

ニュース報道をみていて途中でわかったことだが、東京で震度5強を記録したところもあった。ボクが住んでいるところは東京23区外で震度4であった。

 

だから、家の中で家具などが倒れたりすることもなかった。本棚にあったバランスの悪かった本が1冊倒れたぐらいだ。

 

 

■午後3時前後 

 

この地震の揺れがおさまってから、ボクはテレビの前に釘付けになっていた。東京でも建物から煙が出ていたり、津波が到達が観測されたというアナウンスがあったり。でも確か最初は30㎝とか20㎝とかそういった高さだった。

 

あれだけ揺れて、それぐらいの高さですむのかと、その時は思った。

 

 

■午後3時過ぎ

 

津波が港に流れ込んでくるライブ映像が流れはじめた。じわじわとゆっくりと入り込んでくる映像だった。

 

そのうち、どんどん流れこむ海水の量が増えていき、クルマを押し流し、軽く浮かせている。津波って、最初は静かに、ジワジワとものすごい勢いで流れこんでくるものと映像をみて初めて知った。

 

船や建物がながされ、誰もどうすることもできない様をテレビの映像を通してみながら、現実感がなかった。特殊撮影の映像のような感覚があった。

 

現実の映像として受け入れることにどこかで抵抗があったのかもしれない。

 

最近、このときの映像を撮影した方へのインタビュー記事が公開されていた。取材していたときの生々しさがよく伝わってくる。どんな気持ちで撮影していたのか…

 

note.com

 

 

 

■午後4時~

 

各地から、あり得ないような映像がどんどん入ってきて、それをアナウンサーが冷静に伝えていた。それがかえって、現実感を遠ざけている感じもした。

 

発生から1時間以上たっても、余震がしばしば起こっていた。余震も割と大きい。そしてテレビには、がれきと土砂を押し流しながら津波が田畑を押し流して高速道路のところまでいく映像が流れていた。

 

テレビの映像から、津波の破壊力とエネルギーの凄まじさに驚きと怖さを覚えた。 

 

 

地震発生から1時間以上たっても、津波という地震以上の破壊力をもった災害がしつこくやってくる。

 

そのころには津波警報も予想高さを10m以上としていた。

 

妻の携帯に電話をかけてみたが、通話混雑で通じなかったので、メッセージを送った。職場の建物がかなり揺れたらしいけど無事であった。

 

 

 

■午後6時頃

 

この頃、地震の大きさは国内観測史上最大のM8.8であることを知った。また、都内の電車・地下鉄のほとんどが不通になっているとアナウンスしていた。そして、実際に翌日まで動くことはなかった。

 

ボクはこの日、家にいたが、前日は神田で仕事をしていたので1日ズレていたら、ボクも帰宅困難者だった。神田から歩いて帰るとどれくらいかかるのだろう。

 

 

 

■午後10時頃

 

妻は地震が収まったあとは、ふつうに仕事をしたようだ。職場にはテレビもないので、どういう状況になっているのかよくわかっていなかったみたいだ。帰る頃になって、電車が動いていないことがわかったようだ。

 

妻の職場は電車とバスで40分ぐらいのところ。クルマでいくと夜は片道30分くらいだ。妻の携帯にはつながらないので、ボクは会社に電話してみたら通じた。とりあえずクルマで迎えにいくことになった。

 

いつもなら30分あれば行けるところだが、驚いたのは夜の10時という時間なのに外には人や車が多かったのだ。幹線道路はクルマが多くて渋滞して動かない。

 

いつもは使わない、裏道などを通っていこうとしたが、そこも混んでいるのだ。これには驚いた。結局1時間半かかって到着。そして、そこから帰るのに1時間半。家についたのは午前1時頃だった。

 

妻は帰宅してはじめてニュース映像をみて衝撃を受けていた。

 

 

 

■2011年3月12日

 

翌日は土曜日で仕事はなかったので、翌日も朝からニュースをずっとみていた。

 

そして、気象庁の訂正で、この地震がマグニチュード9.0という巨大地震であったことがわかった。

 

この震災による死者もどんどん増えていく。その9割が津波によるものだ。

 

12日のお昼過ぎには、福島第一原発で水蒸気爆発が起こった。なんか、いろいろ終わったなとそのときは思った。被害がチェルノブイリ原発事故を超えるんじゃないかと。

 

 

 

■その後

 

翌週になっても、震災報道が中心で、「いいとも」が放送休止となり、お笑い番組が途絶えた。CMもメッセージ性の強いCMばかりになった。

 

ボクの予定していた仕事も延期となり、しばらくは何もしていなかった。

 

都内でも余震は頻繁にあって、揺れていないくても、ずっと揺れているような感覚があった。地震酔いだっけ。

 

地震から10日ほどたって、やっと「いいとも」が放送再開したことで、日常が戻ってきたような感じがした。

 

その後も、電力不足から「計画停電」(輪番停電)が行われた。ボクが住んでいるところも夜の時間帯で2回停電があった。

 

3月の夜に電気が使えないことの不便さをしみじみと感じた。ガス給湯器は電気で動くのでガスも使えない。エアコンも、床暖房もつかえない。

 

外に出てみると、あたりはすっかり暗くなって、交差点では警察官が手信号で交通整理をしている。近くの駅だけは明るくなっていた。供給電源が別なのだろうか。

 

震災に直接見舞わまれた方々が、電気やガスのない日々を過ごしたことを思うと、比べるものにならないけど大変不便だったのだろうと感じた。

 

 

■2021年3月11日

 

そして、今も、東北沿岸は復興が続いている。死者が16000名ほどで、行方不明も2500人ほどいるという。10年経っているけど、あのときのことはつい先日のことのように思えてならない。

 

この記憶は忘れてはならないし、風化させてはいけない。

折々に記録を読み、映像をみて生命に刻んだことを思い出すのだ。

太陽が必ず上るように、地震も必ずやってくる。そして何度でやってくる。

そのときに、すぐに反応できるように備えておきたい。

 

 

 -----------------

 

福島第一原発での一連の出来事を描いた映画が、

2021.3.12 よる9時〜11時24分

日テレの金曜ロードシネマで放送予定。

kinro.ntv.co.jp

 

困ったとき、ネットでとりあえずの答えを見つける5つの方法@情報検索

投稿日:2021年3月10日

 

 

困ったとき、それを解決するためにネットを使うことは今や日常茶飯事。なんといっても手っ取り早い。すぐに情報を得やすい。ネットが無かったころはどうやって答えにたどりついていたのでしょうね。人に聞いたり、図書館や本屋さんで本を探したのでしょうか。

 

今やネットには膨大な情報があり、玉石混交ではあるけど、何等かのヒントはみつかる可能性は高いと思います。

 

 

 

■答えをみつけるための5つのサイト

 

ボクが困ったことや調べものがあるとき、その解決方法を見つけるために使っているサイトは次の通りです。

 

1.Google

2.Twitter

3.YouTube

4.Amazon

5.はてなブックマーク

 

 

ほとんどが誰もが知っている米国産WEBサービスです。はてなブックマークだけ日本産。

ただ、それぞれ用途によって検索を使い分けています。

 

Google Twitter

Photo by Brett Jordan on Unsplash

 

まず、調べるときの第1候補は

 

1.Google

 

です。

 

 

困ったらとにかく「ググれ」です。7割ぐらいはググれば解決しそうです。

 

例えば、

 

   新型コロナ ワクチン接種 

 

というように、キーワードを入力すれば、内容が生命に関わることなので公的機関などのサイトが上位から表示され、病院や大手メディアのサイトから記事が表示されます。使い勝手はかなりよいです。知識系の問題はググれば事足りますね。

 

ただ、最近では、「おすすめ投資信託」といったキーワードで調べると、だいたい経済誌のサイトだったり、証券会社の「広告」だったりが上位にきてしまう。

 

それよりも、個人のリアルな体験を知りたいとき。なかなか個人の体験情報は上位には出てこない。だからさらにキーワードを追加する必要があります。

 

 おすすめ投資信託 個人 体験

 

このようにキーワードを追加しても、なかなか個人のブログなどがでてこない。求めている情報がなかなか入手できないこともあります。

 

また、最新の情報やリアルタイムの情報だと、Googleでは見つけにくいです。

 

 

 

 

そこで、次に登場するのが、

 

 

2.Twitter

 

 

です。

 

個人のツイートも含めて検索表示されるので、ここならもっと身近な感覚をもって調べることができるのです。個人発信の情報の方がより現実感があります。知人や友人に聞くような感じに似ているかもしれません。

 

もちろん、その情報の妥当性、正確性は担保されませんので注意する必要はあります。

 

検索するときには、キーワードをそのまま入れて検索してもいいし、ハッシュタグで検索してもいいですね。ここまでで8割のことは解決できます。

 

また、Twitterは情報のリアルタイム性が強いので、今の状況を知りたいときにはかなり有効ですね。

 

今この瞬間のトレンドの生の声をみれるという強みがあります。情報が淘汰されていないので、ノイズも多いのですが、それがリアルタイムの情報です。

 

 

 

次に、GoogleやTwitterで検索ヒットした記事や文章を読んでもわかりにくいときは、

 

 

3.YouTube

 

 

で動画を検索します。

 

 

例えば調理するときは動きがあった方が、ぜんぜんわかりやすいです。文字だけのレシピと作り方だけでは初心者には限界があります。実際の動きと流れがわかるのでこういうときはYouTubeは有効ですね。

 

ただ、動画なので、情報量もめちゃくちゃ多く、2倍速でみても、情報を取集するのそこそこの時間がかかります。

 

 

そして、さらに調べたいときには、ボクの場合は本を探します。ということで、次のサイトを使います。

 

 

4.Amazon

 

 

さらに詳しく、深く知るには、そのことに関する本から情報を得ることです。Amazonはロングテール戦略で本を売って成功したわけです。

 

大方の本はAmazonへ行けば見つかります。キーワードで探せば、だいたいの本は出てきますね。さらには、本以外のものも見つかりますね。

 

 

 

そして、本とは別に、より絞り込んだ情報を関連キーワードからみつけたいときには、

 

 

5.はてなブックマーク

 

 

を使います。

 

 

WEB上ので記事はGoogleでも見つかるのですが、「はてブ」は誰かがブックマークしていないと表示されないので、はてブで検索するということは、他のだれかが読みたい記事であったりするので、ある意味キュレーションされたページがそこで見つけることができるのです。だから、はてブで答えがみつかることがけっこうあります。

 

 

strengths.hateblo.jp

 

 

 

■ネットでの限界

 

ここまでのことをやると、困ったときの「答え」は9割ぐらいは見つかります。もしくは「答え」につながるヒントが見つかるかもしれません。

 

ただ、やはり玉石混合のWEB世界です。どこまでも自己責任で情報を取捨選択していくしかありません。そこに100%の保証なんて求めるものでもありません。

 

また、大前提として、ネットで検索できるということは、「自分が何で困っていてるのか」を言語化できている場合です。言葉があるからキーワード検索できるのですから。

 

言外の情報、たとえば「写真の画像」や「子どもの頃のきいたあの歌なんだっけ?」「ナレーションのこの声誰だかな?」といった検索は上にあげた5つのサービスから探すのは難しいです。

 

そして、本当に必要は情報は、ネットにはまだないのかもしれません。

 

言外の情報は、やっている人、解決した人の経験だったり、感覚だったりするので、もうその人の行動をみたり、話をきくことでしから得られないこともあります。

 

言外も含めた現実世界の情報はネット世界の情報をはるかにしのぐ量です。ネットで調べることも必要ですが、友人や知人に聞くことも忘れてはならないですね。

 

ググるよりも周りに人に聞くこともお忘れなく~

 

WEB上の様々な情報をラクラク管理する方法@「はてなブックマーク」

投稿日:2021年3月9日

 

はてなブログを使っていれば、「はてなブックマーク」を一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

 

「ブックマーク」といえば、ChromeなどWEBブラウザの基本機能にある「ブックマーク」「お気に入り」を思い浮かべるかもしれません。

 

ボクはChromeのブックマークも「はてなブックマーク」(以下「はてブ」)も両方使っています。

 

ブラウザのブックマークは基本的に階層化できるメリットがありますよね、例えば、

 

ペット > ワンコ > ドッグカフェ

 

といったように。

 

でも、一つのジャンルに分類できないサイトやWEBページもあるので、どこへ入れていいのかわからなくなることもあります。さらに目的にキーワードでブックマークから探そうとしてもなかなか見つからない場合もあります。

 

だらか、どんどんブックマークしてしまうと、ブラウザのブックマークは混沌としてしまうわけです。そんなときに役立つWEBサービスが「ソーシャルブックマーク」です。その一つが「はてブ」です。

 

hatenabookmark

 

この「はてブ」のおかげで、ブラウザ上のブックマークはかなり整理されてスッキリしました。

 

面白かったり、とりあえず後でもよんでみたいと思った記事やサイトは「はてブ」していけばいいし、かなり気軽にできます。

 

 

 

■「はてブ」使うようになったきっかけ

 

はてブを知らなかった頃は、自宅のパソコンにあるブラウザのブックマークも、会社で使っているパソコンのブックマークもどんどんたまっていてごちゃごちゃしていました。

 

これを整理したいと思っていたのと、自宅でも会社でも同じブックマークが使えたなぁーと思っていたところ、同僚から「はてブ」を教えてもらいました。

 

 

 

■基本的な使い方

 

基本的な使い方は、気になった記事はどんどん「はてブ」して、さらに情報整理できるように「タグ」を付けるのです。この「タグ」が素晴らしい機能なのだ。

 

「タグ」は複数付けることができるので、一つの記事でもいろいろと情報分類ができます。フォルダーのように階層ごと入れる必要がないので、1つの記事に対して複数の「タグ」をつけることができます。

 

Gmailと同じですね。Gmailもフォルダー機能は無いですね。その代わりに「タグ」と同じ機能をっ持つ「ラベル」を一つのメールに複数付けることがきます。

 

「はてブ」したものを検索するときは、この「タグ」を使って調べれば、その「タグ」のついた記事を一覧でみることができます。

 

 

 

■「はてブ」は15周年

 

ちなみに、はてブはサービスが2005年にリリースされて、昨年の2020年で15周年でした。

 

b.hatena.ne.jp

 

今更ですが、特設ページをみてみました。

 

おかげさまで、はてなブックマークはサービス開始から15年を迎えました。その歴史を掘り起こし、特に注目を集めたページをまとめて、タイムカプセルに見立てました。サービス開始当初の2005年までさかのぼり、"インターネットの歴史"を感じていただくことができます。「今見ても古びないブログ」や「昔見つけたあのサイト」を再発見してみてください。

 

みてみると、自分がいままで「はてブ」してきたブックマークが「あなたの歴史」としてセレクトされているのです。こんなのあったなーって、なんか昔の写真をみるような感じです。

 

ボクが初めて「はてブ」を使うようになって。最初にブックマークしたのは2007年の12月12日で、以下の記事をブックマークしてました。

 

anond.hatelabo.jp

 

一応、まだ存在していますね。

古いものだとブックマークだけ残って、サイトやページそのものが消えているブックマークもありました。不要なので整理してもいいけど、こうやって懐かしむのもいいかも。 

 

 

 

■「はてブ」でコメント

 

 最近では、ブクマでコメントされる方も多いですね。「はてブ」には返信機能が基本的にはついてないので、ボクは★をつけて返信とさせて頂いています。

 

こうやって、コメントをすることでつながりをつくれるのは、ソーシャルブックマークだからこそですね。

 

また「共有」という考え方から、「はてブ」は他のユーザーのブックマークもみることができます。自分と趣味・趣向が似ているユーザーのブックマークをみると新たな発見や、自分の探していた情報が見つかることもあります。

 

 

 

■最後に

 

「はてブ」はWEB上の情報をラクラクと整理して管理できるツールなので、これからもますます使っていこうと思います。

 

ボクは、基本的に「タグ」使いです。たまーにコメントもいれようかと思いますが、やはり「タグ」ですね。「タグ」職人になれるぐらい興味や関心のある記事には「タグ」をはっつけていきます。

 

今日もこれから「タグ」をはりにいきます。

ではでは~。

「昭和」生まれが「昭和」を思い出す映画@『男はつらいよ』

投稿日:2021年3月7日

 

ボクは昭和生まれ。小・中・高と昭和を過ごしてきた。その頃、テレビは最強のエンターテインメントの一つだった。夜9時になるとテレビで映画の放送があり、それを観るのが楽しみの一つだった。『スターウォーズ』とか、『インディジョーンズ』あれば、大当たり。

 

ボク的にはハズレだったのが、主に「邦画」だった。そんな邦画の中でも『男はつらいよ』は親もみていたので、一緒に観たりもした。それでも小学生や中学生の頃のボクには『男はつらいよ』のよさは全くわからなかった。

 

 

 

■『男はつらいよ』の良さをはじめてわかったのは30代

 

そして、平成となり、時は流れ、大学生となり社会人となって結婚もした。たまたま『男はつらいよ』の第1作目をテレビでみかけた。

 


映画『男はつらいよ』(第1作)予告編映像/4Kデジタル修復版ブルーレイ2019年12月5日リリース

 

『男はつらいよ』は子どもの頃から、部分には観ていたので、ある程度は知っていかが、第1作目はみたことがなかった。

 

第1作目はYouTubeでみてもらうとわかるが、みんな若い! 寅さん演じる渥美清も若々しく。大きくは変わっていないけど(笑)。さくらを演じる倍賞千恵子なんて、めっちゃ可愛い。当時は「アイドル」だったんじゃないかと思うほど。

 

たしか21世紀に入りたての頃、テレ東(アナログ地上波)でやっていたと思うけど、『男はつらいよ』を第1作から毎週放映することを、1作目をみたときに知って、毎週欠かさず観るようになった。見るたびに、あまりにも懐かしい昭和の雰囲気になんともいえない気持ちになれるのだ。

 

子どものときにはわからなかったけど、『男はつらいよ』ってこんなに味わい深く、映像一つでも、ロケ地はどこなのかとか、いろいろ調べながらみたりするのは面白い。今なら『男はつらいよ』も面白さ、良さがよくわかる。

 

「昭和」に戻りたいとは思わないけど、「昭和」のあの雰囲気ってもう味わうことはできないと思うと、郷愁と似たような何かを感じる。だから、何かを取り残してきたような「昭和」と再会できる映画なのだと思う。

 

 

 

■さらに「令和」になって

 

2019年の12月。お正月映画として『男はつらいよ』の50作目となる新作が公開された。

 


映画 『男はつらいよ お帰り 寅さん』 2019 予告編

 

これを最初知ったとき、「絶対に観に行きたい!」と思った。何度もテレビでは『男はつらいよ』を観てきたけど、映画館で観たことは一度もなかったからだ。映画館のスクリーンで「寅さんに会える!」と思ったら行かずにはいられまい。

 

ボクは元旦に50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』を近場の映画館へ観にいった。観にきているのは、ボクよりも年齢が上か、同じぐらいの人が多かった。でもいかにも学生風の若い人もいたので、ちょっと意外な感じがした。

 

スクリーンでみる寅さんは、感慨深かった。「ザ・日本のお正月映画」を本当に映画館で堪能できるのはなかなかいいものだ。

 

 

 

■2020年から『男はつらいよ』全話放送がはじまった

 

「平成」になり社会人になってから1話~49話までテレビ放送でみたが、「令和」になって、2020年の4月からBSテレ東で『男はつらいよ』全50話の放送がはじまった。

 

ボクはもちろん毎回録画して観ている。BSテレ東で毎週『男はつらいよ』を放送していて、ボクは録画して毎回みている。

 

いよいよ2021年3月21日(日)19時から、50作目『男はつらいよ お帰り 寅さん』が放送される予定だ。

 

またあらためて「昭和」のノスタルジーを感じつつ、寅さんのモノにも人にも執着しない生き方には究極のミニマリスト精神があるのではないだろうか。

 

親戚や兄弟にいたら面倒で大変な存在になってしうまう寅さんなので、本当に身近にいたら扱いがやっかいだけど、いなければいないで心配してしまう存在なのかもしれない。あまりにも人間臭く、純粋で誰から見てもわかってしまう正直さ。惹かれてしまわないわけがない。

 

寅さんを演じた渥美清は25年前の1996年に49作目の撮影に入る前に68歳というまだまだ活躍できる年齢で亡くなられた。

 

そして、昭和から平成、そして令和へと、時を超えて見続けられる永遠の人となった。

 

 

映画予告の中で出てくる、寅さんが甥っ子の満男にいうセリフに、

 

 困ったことがあったならな、風に向かって俺の名前をよべ

 

とある。じわーっと胸が暖かくなるような寅さんのやさしさがここに全て現われている。

 

まだ『男はつらいよ』を見たことのない方は、特に疲れているときやツライときに『男はつらいよ』のどのストーリーでもいいので一度みてみてはいかがだろうか。

 

 

--------------------------

 

■『男はつらいよ』シリーズを観るには

 

そして、みたくなったら、寅さんはいつでもみれる。

  

Amazonプライムビデオからみることもできる。

男はつらいよ HDリマスター版(第1作)

男はつらいよ HDリマスター版(第1作)

  • 発売日: 2014/12/17
  • メディア: Prime Video
 

 最新の第50作もAmazonプライムビデオでみれる(有料)

男はつらいよ お帰り寅さん

男はつらいよ お帰り寅さん

  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: Prime Video
 

 

全作品をDVDでみたいときはDVDボックス

男はつらいよ 全50作DVDボックス

男はつらいよ 全50作DVDボックス

  • 発売日: 2020/12/23
  • メディア: DVD
 

 ブルーレイもある。

男はつらいよ 全50作ブルーレイボックス [Blu-ray]

男はつらいよ 全50作ブルーレイボックス [Blu-ray]

  • 発売日: 2020/12/23
  • メディア: Blu-ray
 

 

40歳過ぎてから犬を飼って「良かったこと」・「大変だったこと」ベスト3@ワンコのいる生活

投稿日:2021年3月3日

 

コロナ過で犬や猫といったペットを飼う人が増え、また同時に飼育放棄も増加したということを友人から聞いた。

 

ペットを飼うということは、「良かったこと」だけではなく、「大変なこと」もあることを忘れてはいけません。

 

ボクも40歳を超えてからワンコを飼うようになり、4年ほどたったのでいろんことがわかってきた。ワンコを飼って「良かったこと」と「大変だったこと」をそれぞれ3点あげてみようと思う。

 

 

ワンコを飼って「良かったこと」はいろいろあるけど、特に3つをあげると、

 

1.最強の癒しと励ましを得た

2.運動不足解消

3.新しい家族ができた

 

 

さらに、「大変だったこと」もかなりあるけど、特に次の3つが大変。

 

1.トイレを覚えさせる

2.誤飲・誤食

3.いいたいことがわからない

 

 

犬を飼うということは、特に「大変なこと」の側面を忘れてはならない。それでは次にそれぞれを詳しく見ていきましょう。

 

 

 

■なぜワンコを飼うことになったのか?

40歳を過ぎて、ボクたちには子どもがいなかった。夫婦二人の家族ということもあり、どこかでワンコがいる生活を夢想していた。また、ボクらが子どものとき家で犬を飼っていたということもあり、ワンコが好きだった。

 

ボク自身もお客さんのご自宅へ行くことがよくあり、ワンコを飼われているところが多かった。時々、遊んであげたりすると、心がほぐされていくようなカタルシスにも似たような気持ちになれた。

 

そして、お試しでワンコを何度かレンタルしていくうちに、ワンコを家で飼うという感覚がわかってきて、実際にワンコを飼うことにした。 

 

 

dog

 

■よかったことベスト3

ワンコを飼うことでよかったことは多々あります。その中でも特に良かったことを3つあげます。

 

1.最強の癒しと励ましを得た

うちのワンコは生後2か月強で我が家にやってきた。とにかく可愛い。小さくコロコロしていて、まるで生きたぬいぐるみ。見ているだけで目元が緩んでしまう。

 

あっという間にカラダは成長するけど、中身は「永遠の3歳児」。いつもボクらを見続けて、純真無垢そものもで近寄ってくる。

 

ボクらの気持ちもわかるようで、腹痛で痛そうにしていると、心配そうな表情をしてぺろぺろと舐めてくる。仲間をいたわることができるのだ。

 

また、仕事でストレスを嫌なことがあって帰宅したときには、全身全霊でお迎えをしてくれる。嫌なことが一気に吹き飛び、癒しを得ることができるのだ。ワンコの嬉しそうな表情をみていると、こちらまでポジティブな気分になれて「元気にしなよ」って、励まされた感じがする。

 

 

2.運動不足解消

ワンコに散歩は欠かせない。うちでは最低でも午前と午後の2回散歩へ行く。1回あたりだいたい20分は歩く。ボクと妻交互で行ってくる。おかげで、毎日しっかり歩くようになった。

 

コロナ過では、特によく歩くようになった。お休みの日は市内を徒歩で2~3時間歩いたりもして、いつもはクルマで通り過ぎていたところに思わぬお店を発見したり、ワンコと散歩することで、いろんな発見ができた。

 

遠出するときもワンコが行けるところが中心となるので、これまたよく歩く。基本的に外が多くなるので、ほどよい有酸素運動ができる。

 

 

3.新しい家族ができた

先に書いた通り、ボクらには子どもがいない。ワンコを飼って、それが子ども替わりになるかといえば、なるともいえるし、そうでないのかもしれない。

 

ただ、家の中で飼っていていつも一緒にいるから、本当に家族のようだ。だから、ワンコOKのお店へいったときに、「2名様ですか?」ときかれたら、「いいえ、3名です」と答えたくなる。

 

ボクら夫婦二人が一緒にいることには必ずついてくる。最初はケージの中で寝させていたが、トイレも大丈夫になり、3人で一緒に寝ている。もはや、自分の子どもである。

 

 

 

 ■大変だったことベスト3

犬を家で飼うということは、そんなに単純なことではない。ペットショップではワンコを飼ったときのポジティブなイメージばかり思い浮かべているかもしれないが、現実はそればかりではない。むしろ、この大変でキツイことも知っておかねばならない。

 

 

1.トイレを覚えさせる

まずは、家の中で飼うときの最初の関門はこれに違いない。最初はどこでもウンチ、どこでもオシッコからはじまる。ベッドの上でウンチをされて、それで遊んでいたのを発見したときには、もう、めまいがした。

 

ワンコの飼い方本を読んで、トイレトレーニングして、ちゃんとできてたときには拍手して喜んだ。それでも、高確率でトイレの場所で確実にできるようなるまでには、1か月以上はかかった。

 

4年経った今では家の中ではトイレ以外では用を足さなくった。 

 

 

2.誤飲・誤食

うちのワンコはクンクンペロリをよくする。床に何か落ちていると、クンクンしてペロリ。糸くずや髪の毛まで掃除機のごとく吸い込んで食べてしまう。

 

また、ワンコにとっては食べさせない方がよいもの(チョコレートなど)を食べてしまうことある。

 

一度、どこからか見つけてきたカイロでかじって遊んでいて、袋がやぶけて中身をちょっと食べてしまったようで大変であった。そのあとは嘔吐と下痢が続く……。

 

とくに、お散歩中の誤食はぞっとする。クンクンしているから、オシッコでもするのかとみていたら、謎の食べ物?をパクっとしてしまうのだ。これは本当に気を付けなければ。

 

 

 

3.犬の言いたことがわからない

どうやらワンコにはこちらの言葉はある程度通じているようだ。「おやつ」「お散歩」「といれ」「お留守番」という言葉を伝えると、反応がそれぞれ異なるからだ。

 

ただ、その逆に、ワンコが苦しそうなときは、何が苦しいのかわからないし、わんわん吠えているときは、水が欲しいのか、トイレにいきたいのか、何に吠えているのかよくわからないこともある。

 

 特に、病気のときは、症状がどうなのかを言って欲しいけど、何も言葉を発することはできない。ただただ、具合が悪そうなだけだ。

 

 

これ以外にも、躾けも必要だし、保険や予防接種、病院、トリミング、ごはん・おやつ代金などお金はそれなりにかかる。

 

 

 

■気を付けるべきこと

ここからは、ワンコを飼うときに気を付けることを挙げてみよう。

 

まずは、「病気・けが・誤飲誤食」の時は、病院へ連れていくこと。放っておくと命にかかわることだってある。

 

次に、ワンコがキライな人もいることを忘れてはならない。ヒトが大好きなワンコも多いので、人をみるとすぐにそばに駆け寄ってしまう。でも犬嫌いの人である可能性もあるから、そこは気を付けなければならない。

 

ワンコは夏場は暑さに強くないから、うちの中で飼うならば、エアコンは24時間つけっぱなしになる。まあ、思っていたほど電気代はかからない。

  

そして、人間ほど長くは生きられない。長くても15~20年。多くは、看取る側になってしまう。そのときの悲しみは、まだ想像もできないいし、したくない。ツライだろうなぁ。

 

 

 

■最後に

大変なこともかなりあるけど、やっぱりワンコを家族として迎え入れて本当によかった。

 

幸福感を感じさえてくれる。もやは菩薩のような存在だ。よく「犬畜生」なんて言葉があるが、そんなのは人間の一方的な偏った考え方だ。

 

太古の昔から犬とは仲間として一緒に生きてきたのだ。家族は当然のことながら、ボクらにツライときには癒しを、頑張らねばならないときには励ましをくれる菩薩犬なのだ。

 

そろそろ、今日もこれから散歩へ行ってきます! 

 

 

-----------------------

 

 

 これを読んでみたい

 

 

ギリギリで合格した受験生が高校入学までにやるべきこと@高校入試

投稿日:2021年3月2日

 

 

今日、3月2日は都立高校入試の合格発表です。

 

全日制の受験倍率は1.28倍で、およそ37,500人が受験しておよそ29,000人が合格することになります。今年はコロナ真っ只中ということもありWEBでの合格発表だそうです。

 

余裕で合格した受験生もいれば、模試ではC判定とか出ていてもチャレンジ精神で挑んだ受験生もいたことでしょう。

 

チャレンジして合格したときは至高の喜びを味わえます。でも、それは瞬間的なものであって、本当にギリギリで合格した場合は、入学してからついていくのがキツイことも多々あります。

 

 

だから、そんなギリギリ合格の受験生には、言っておきたいことがあるのです。

 

 

それは、合格が決まった次の日からすぐに、

 

 

英語と数学の復習をせよ

 

 

ということです。

 

 

mathematics

Image by Chuk Yong from Pixabay

 

 

■判定がCやDでも受験したけど

 

ボクが高校を受験したとき、模試の判定は良くて「C」で、ほとんどは「D」でした。だから塾の先生にも学校の先生にも、志望校をワンランク下げて受験することを勧められましたよ。

 

それでもかなり頑張ったのと、入試当日、相性の良い問題が出て点数が良かったのでギリギリ第一志望に合格できました。あの時は本当にうれしかったですね。

 

高校1年次の担任に入試の当日点と順位を教えてもらったら、「あともうちょっとで不合格、下から数えてすぐのところ」と言われたのです。ほんとにギリギリ合格でした。

 

 

 

■高校入学<前>

 

 とにかく、ギリギリの点数で合格したことの自覚はあったので、入学前はに、中学英語・数学の取りこぼしを極力減らそうと思って、徹底的に復習することにしました。

 

ちょうど、入学手続きをしたときに高校入学までの課題(内容は中学範囲)なるものを渡されたのでそれを中心に復習しました。

 

 

 

■高校入学<後>

 

入学した頃は、みんなボクよりも勉強できるんだろうなぁ……と思いながら、数学、英語を中心に気合を入れて授業にのぞみました。

 

せっかく入った第一志望の高校。なんとかついてきたいと思っていたので、部活などの本業とは関係のない趣味・レジャーみたいなことは一切やらないことに決めた(入学時点では)。

 

 ただ、周りは誰もボクほど勉強はしていなかったようなので、定期テストの順位はみるみる上がっていきました。1年次って、ほんと勉強しない人が多いですね。だから、相対的にボクの成績順位は上がったのです。

 

A判定の超安全圏狙いで、余裕で合格した友人が1年次の終わり頃には赤点をとり、補習と追試を受けているのには驚きました。落ちるところまで落ちたなと。

 

高校受験で苦労することなく余裕で入った高校。その友人は、高校で勉強する内容までも、どこかでなめていたのでしょうね。

 

 

 

■中学内容と高校内容では格段の差がある

 

中学校の延長線上で高校内容を考えていると痛い目を見る。高校で学ぶことは中学校で学ぶ内容よりも格段とレベルがあがります。

 

しかも、一気に上がっていく。高校生を塾等で教えていると、中学までちょっと勉強していれば、そこそこの成績をとっていた生徒が、高校に入ってぜんぜんできなくなっていくのを何人もみてきました。

 

多くの場合、不出来な部分をそのままにしていることが多いのです。それが高校に入ってから足を引っ張っていることが多いようです。 

 

 

 

■今から高校入学<後>に備えよ!!

 

だから、合格が決まったら、その次の日からは、

 

「中学の英語と数学の復習をする」

 

のです。

 

特に苦手分野は重点的にやっておくべきです。できないまま放置しておくと、高校で本当に苦労することになります。

 

高校入学まで1か月ほどしかありません。時間も限られています。のんびりダラダラと過ごしていればすぐに高校の授業がはじまり、気づけば「授業がわからない」ってことになりかねません。

 

まあ、多くの場合、そのことに気づくのは夏休み前あたりでしょうか。しかし、それだと遅いのです。

 

もう明日から、猛然と中学英語、数学の苦手分野を徹底的に勉強すべきです。

 

と、こんな感じのことを、これからお話しするつもりです。嫌がられるだろうなぁ……。

 

テーブルを何度拭いても臭いが取れないときの対処法@「台ふきん」が臭い

投稿日:2021年2月28日

 

 

ダイニングテーブルを拭いたとき、なぜか、キレイに拭いているはずなのに、変な臭さがついている……。

 

 

そして、もう一度、「台ふきん」でしつこく拭いてみる。

 

 

やはり、テーブルは臭いまま。

 

 

さらには、自分の手までもが臭い。

 

 

そう、「台ふきん」が臭いのだ。ニオイのもとは「台ふきん」だった。

 

 

f:id:mitsu1973:20210228070932j:plain

Photo by Ketut Subiyanto from Pexels


 

 

 

どうやら、「台ふきん」は雑菌が繁殖しやすく、それが原因で臭くなっていました。「台ふきん」を洗って除菌しても、すぐに臭くなってしまうのです。 

 

 

だから、ボクは「台ふきん」でテーブルを拭くことが好きではありません。

 

 

あるとき、アメトークの「お掃除芸人」で今田耕司が「パストリーゼ77」という商品を紹介しているのを見かけました。

 

 

【セット品】ドーバーパストリーゼ77スプレーヘッド付500ML 2本セット

【セット品】ドーバーパストリーゼ77スプレーヘッド付500ML 2本セット

  • 発売日: 2016/07/22
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

 

 

スプレーでひと吹きしてふき取るだけ。アルコール純度が高いので、揮発性がありすぐに乾くのです。

 

 

ボクはこの番組をみて、この「パストリーゼ77」強く興味を持ち、さっそくAmazonで購入しました。

 

 

届いた「パスリーゼ77」を、さっそく食卓テーブルに吹きかけ、ティッシュペーパーでふき取ったら、ぜんぜん臭くありません。しかも、乾くのが速いので、拭き残りもないのです。

 

 

これはかなりいいモノを入手できました。

 

 

■「パストリーゼ77」とは?

 

この「パストリーゼ77」は酒造メーカー(ドーバー洋酒貿易株式会社)がつくった商品で、 77とあるように、アルコールの純度が77%のアルコール製剤なのです。

 

しかも高純度のカテキンが入っていて抗菌持続性があるのです。また、造酒で使われている純水を使っているので、食品や手などにかけても大丈夫なんですよね。

 

 

 

■いろいろ使えるパスリーゼ

 

公式サイトでは以下の用途で使えると用例が出ています。

 

  • まな板、包丁などの器具の除菌・抗菌に
  • シンク周り、三角コーナーの防臭・防カビに
  • 外出後、お食事の前の手の消毒に
  • 歯ブラシ、カミソリにも
  • 冷蔵庫のお掃除に
  • 水洗いしにくい所に(油汚れに強い)
  • 靴箱、押入れ、靴、スリッパにも
  • 防虫対策に(ゴキブリに吹きかけるとよくわかります)

 

 

 

■「パストリーゼ77」のココが特に良い

 

なんといっても、アルコール純度77%なので、消毒・除菌できるので、テーブルを拭いても臭くならない。

 

酒造メーカーがつくっているだけあって、実は、このパストリーゼは「食品添加物」扱いなのです。食べ物にも直接、かけることができるので、お刺身や、お弁当にもかけておくと、食中毒予防にもなりますね。

 

また、除菌・抗菌効果があるので、手にかけて消毒・除菌にも使えるのです。だから、今回のコロナでは一時的に入手困難となっていました。今は購入できます。

 

 

■ウチでは必要不可欠のアイテム

 

うちでは、主に食卓テーブルをふいたり、キッチン周りをふいたりしています。ときどき、電子レンジや炊飯ジャーをふいたり、水洗いがやりにくいガスレンジや冷蔵庫も吹きかけて使っています。台所は油が飛ぶので、油っぽい汚れにはめちゃくちゃ効果ありますよ。

 

また、洗ったあとにまな板や包丁にも抗菌するためにパストリーゼを吹きかけています。

 

賞味期限がギリギリな生鮮食品にもあらかじめパストリーゼを噴射しておきます。そうすると1日ぐらい延ばしても大丈夫なんですよ。ね。めっちゃおススメのアルコール製剤です。

 

あまりにもよく使うのですが、たまたま近くに住んでい友人のところで「パストリーゼ77」を取り扱っていることがかわり、友人からいつも購入しています。買う時は量り売りで、毎回2~3L購入しています。

 

 まだ使ったことのない方はお試しあれ。

 

 

 

外でも除菌できるように、こんな携帯用の容器も去年から出始めました。コロナで売れ行きが良かったようです。これは容器だけなので、中身は自分で補充して使います。 

 

  こんなムック本までありますよ。

 

英会話スキルはまだ不要、英文を読める程度でいい@英語学習

投稿日:2021年2月27日

 

英会話って必要ですか?

 

どれくらいの人が英会話を必要としているのでしょう。英語しか話せない人と言葉を交わすような場面ってどれくらいあるのでしょうか。

 

ボク自身は、そういう状況に置かれていないので、英会話スキルはまだ不要です。それよりも、英語の読解スキルが必要です。欲を言えば英語のリスニング力もあるといいかなぁ。

 

ボクがはじめて英語を学んだのは中学1年のときですが、今や小学校3年生から英語学習がスタートする時代です。小学校4年間、中学校3年間、高校で3年間。多くの人が約10年間英語を勉強することになります。

 

ただ、10年間英語を勉強して、その後、日常生活や仕事で英語を必要する人ってどれくらいるんでしょうね。

 

f:id:mitsu1973:20210226165301j:plain

Photo by Thought Catalog on Unsplash

 

 

ボクの場合は、たまたま自分の関心ある分野や、仕事上の問題解決で英語の文章を読むことがあるぐらいです。英語で話したり、文章を書くこともほとんどありません。

 

しかし、英文を読むということに限れば、ボクの場合、ほぼ毎日なんらかの英文に触れているのが現状です。大半はあることを調べたりしているうちに英文に触れることが多いです。

 

 

■情報量が圧倒的に違う

 

調べる内容にもよりますが、多くの場合、日本語での情報よりも、英語での情報が圧倒的に多いです。1億人の日本語ユーザーよりも数十億人の英語ユーザーの方が桁違いに多いですからね。情報が豊富です。

 

 

例えば、以前「レジリエンス」について書きましたが、このキーワードをWikipediaで調べると、日本語と英語で情報量がかなり違うのです。

 

以下サイトを一度みてください。

 

日本語のWikipedia

レジリエンス (心理学) - Wikipedia

 

英語のWikipedia

Psychological resilience - Wikipedia

 

 

ざっと6~7倍の情報量の違いがありそうです。英語がある程度読めると情報をより多く深く取得することができることが多いのです。

 

日本語では、まったく存在しない情報も英語では存在することが多々あります。以前に、仕事上の問題を解決する上で悩んでいたとき、日本語での情報がなく、英語情報でやっと解決方法みつけてその問題に対処できました。

 

 

ボクの英語力は、読解に偏っているのと、それにまだまだ語彙力も微妙です。なので、英語の上級者や達人ではありません。日本でしか英語教育を受けていない凡人です。

 

それでも、ある程度英文が読めるのは、学校で英語を学んできたからでしょうか。

 

おそらくですが、大学入試レベルの文章が読むことができれば、上にあげたレジリエンスの英語版Wikipediaの記事もほとんど読めると思います。知らない単語は調べればいいだけです。

 

 

 

■中学校からの英語学習

 

ボク自身、中学とのき英語は苦手でした。最初のつまづきは筆記体です。今は学校で筆記体は習わないようですが、なんかこの筆記体の文章が苦手でした。

 

割とスタート時に苦手意識が芽生えてしまったので、単語は覚えられないし、定期テストの点数はひいどいものでした。中1,中2の英語の評価は1か2でしたね。

 

中3になって、とにかくがむしゃらに単語は覚えて、知っている単語をつなぎ合わせて勝ってに意味を組み立てて理解していました。

 

そんな無理なやり方で高校入試の英語問題はある程度は読めていました。半分は単語、半分は感ですね。当時はみんな、そうやって読んでいると思い込んでいました。

 

高校に入って、苦手な英語は頑張らないといけないと思い、授業はしっかりきくように心掛けていました。

 

 

 

■英語には正しい読み方がある

 

ボクが通っていた学校では「文法」と「読解」の2つの英語授業がありました。特に「文法」の授業が、ボクにとっては目からウロコでした。

 

それまで知っている単語をむりやりつなげて読んでいたものに、ちゃんと決まったルールがあることをはじめて認識できたわけですから。

 

5文型や品詞、句と節の捉え方を知って、やっと英語の正しい読み方がわかった気がしました。中学の3年間わからなかった英語が、単語の並びに意味があり、その並び方が変わるだけで意味がまったく異なることもわかりました。

 

そこから英語学習が楽しくなり、高校の時はとにかく文法理解を先に押さえて、あとは、単語がわからないと文書は読めないので、単語をひたすら覚えました。この頃は英語学習は楽しいものでした。

 

 

英文読解を一番勉強したのは浪人のときです。代ゼミへ通っていたので、西谷昇二先生や宇佐美光昭先生の授業は面白く、奥深く、いろんな励ましも頂きました。英語を通して多くのことを教えて頂きました。

 

 

■大学で英語レベルがダウン

 

しかし、大学に入ってからすっかり骨太の英文を読む機会が減りました。大学4年間で、英語読解力はかなり下がってしまったと思います。浪人時の方が英語レベル高かったとおもうほど英語から離れていました。

 

 

 

■仕事で英語が必要に 

 

その後、あるIT系の会社に就職して、システムエンジニアとして仕事をしているときに、技術的な問題いを解決する上で、たどりついた情報が英語しかなく、頑張って英語で読み進めました。

 

仕事で差し迫ったのもあったおかげで、必死になって読んでいくうちに、浪人している頃のように英文が読めるようになってきましたね。やはり使わないと錆びるのでしょう。

 

そういこともあって、英文は意識的に読むようになりました。もちろん興味のある分野しか読みません。

 

 

 

■英会話よりも英文読解

 

会話ができるわけでもないし、英語がしっかり聞き取れるわけでもないです。なので、ボクの英語力にかなりの偏りがあるけど、とりあえずは十分ですね。ただ、語彙力はもっと増やしていきたいです。単語を調べたりするのは面倒です。覚えてしまった方がはやい。

 

 

■次はリスニング力 

 

ただ、興味あるYoutube動画コンテンツが英語で話されていたりすると、やっぱり、リスニング力は鍛えておけばよかったかなーって思うのです。Youtubeには字幕機能があるので、英文字幕にすることで、英語で話されている内容は読んで理解可能です。

 

それでも、やはり、英語で話していることを、すぐに耳でも理解できる状態へもっていきたいと思うのです。なぜならば、Clubhouseのような音声専用SNSが台頭してきたからです。

 

Clubhouseでは音声のみで、字幕はでないし、チャットすらありませんん。なにやら貴重な情報が活字ではなく、音声で流れていることを考えると、リスニング力はこれからでも鍛えて、使えるレベルにまでもっていこうと思っている段階です。

 

 

■やり直しのアドバイス

 

最後に、英語が正しく読めるようになるために、中学生の頃の自分へアドバイスするならば、次の3つです。

 

1.文法を完璧にする

2.語彙力を猛烈と頑張って強化する

3.自分のレベルにあった英文を毎日読む

 

さらに付け加えるなら、「リスニングもやった方がいい」ということです。

 

 

これを中学1年次からやっておけばよかったな~って思います。

 

英語力は年季です。なので、これからも、トレーニング用の英文を読むことを続け、さらにリスニング力を鍛えていこうと思います。

 

 

-------------------

 

■英語を再学習をされている方のモチベーションをアップするのにおススメな本

 

学生のときよりも、社会人だからこそ英語を学ぶことが楽しくなると力説。 『英語を学ぶのは40歳からがいい』というタイトルもなかなか良いですね。

 

 

初めての大学入試は不合格、浪人決定した人へのアドバイス@浪人経験者

投稿日:2021年2月20日

 

合格、不合格。

 

この違いは「不」の一文字があるかないかで、雲泥の差ですよね。この結果って、その後の人生にも大きな影響を与えていきます。不合格に不採用。「不」のついた結果を受け取ることの方が多いと思って生きてきました。

 

2月も半ばを過ぎ、私立大学の一般入試が終わりつつあります。来週からは国公立の前期日程試験がはじまりますね。多くの受験生が、「合格」か、「不合格」かのいずれかの結果を受け取り次を決断することになります。

 

ボクも今から約30年近く前、高校3年の冬に大学を受験しました。

 

f:id:mitsu1973:20210220104756j:plain


 

 

■不合格だった

 

結果、第一志望は不合格。

 

第二志望は合格でした。

 

実は、そんなにショックでもありませんでした。やっぱりなぁ。。。というのが正直なところ。

 

受検した時点で、思うように解けた感じはなかったし、模試の偏差値でも第一志望が受かる見込みは半々といったところでした。

 

 

■次どうするのか?

 

第一志望はどうしても行きたかったので、浪人することは受験前からも決めていました。そもそも、そういう姿勢で受験するのは良くないですけどね(汗)。

 

今、思えば、高校生の狭い視野で、自分にはこれが向いているという勘違いだけで、その第一志望を変えることがそのときはできませんでした。

 

親と相談して、1年だけ浪人することを許してもらえました。今振りかえると、かなり親に甘えていました。その時は、何もわからず親に甘えているなんて思ってもいなかったけど。

 

 

■落ち込んでいる場合ではない

 

当然、落ち込んでいるような時間も余裕も気持ち的にはなかったので、行く予備校を決め、それまで通り受験勉強を猛然とやり続けました。

 

結果がダメだったとき、動きを止めることなく、次へ向けて行動すべきですね。もし動きを止めてしまうと、再び動きだすのに時間とエネルギーがかなり必要です。

 

 

■当時の予備校

 

ボクは予備校へ行くことを決めていたので、大手の予備校の本科生となりました。本科生となると、毎日午前中から授業があって、それとは別途料金で、夕方以降に現役生含めた講習がありました。その講習にも参加すると、お金がけっこうかかります。

 

だから、大学へ1年かよったぐらいのお金が予備校にはかかったんじゃないかと思います。もう親には本当に感謝しかありません。頭があがらない。当時はそういうことがよくわかっていなくて、親には好き勝手なことを言っていました。

 

猛然と勉強をやっていたのもあって、5月頃の模試は驚くほどの成績でした。志望校判定もすべてA。あと数ヵ月受験時間が延びていれば……。そんな「タラレバ」を考えて、このままいけば行けるって妙な慢心も芽生えてしまった。

 

新3年生(現役生)はまだ実力をつけていない時期なので、浪人生が模試の結果が良く出るのは当然なんですよね。

 

さらに、夏になると夏期講習もはじまり、予備校はますますに盛況です。予備校で中のよい友人もできて、一緒に勉強もしたりしながらも、なぜか遊ぶことも多くなってしまった(汗)。

 

今、振り返れば、これは本当に不要だったと思う。浪人生同士、どこかで「傷の舐めあい」感があったのかもしれないです。

 

当時の自分に。

 

「予備校行っても遊ぶ友だちをつくるな」

 

と、言ってやりたいです。

 

もっといえば、予備校で本科生として通うよりも、普段は自分で勉強して、講習会だけ参加すればいいと。

 

まあ、それが原因かどうかなんとも言えないが、秋頃の模試の結果が、思いっきり下がってかなり焦りました。

 

その後、人生を揺さぶるような衝撃的な出来事があって、第一志望そのものが変わりました。それで受験科目も変えることになりました。

 

再び猛烈に勉強をする状態に戻り、冬の模試ではまあまあの状態なり、最終的に第一志望に合格できました。

 

結果的に良かったのですが……。今思えば、失敗も多々ありました。

 

 

 

■自分にアドバイスをするなら?

 

もし、今ボクが18歳で大学を受験して「不合格」となり、自分にアドバイスをするなら何と言うか?

 

 

それは3点あります。

 

 

1.予備校には通う必要ない

 

30年前はともかく、予備校に変わるコンテンツはいくらでもありますよ。予備校に通うということが1年という貴重な時間を使っていくうえでもムダが多い。そして費用が高い。

 

自分自身に適した授業なんてそうそう存在しない。講師たちはわからせることが上手なので分かった気になってしまうことはあるが、実力にはならない。

 

そして、何よりも誘惑に弱いボクは、友だちをつくって遊んでしまうだろう。だから予備校に通うのはやめておけ。

 

 ※例外として、一人で勉強できない人は予備校のようなところに通った方がよいかもしれません。

 

 

2.スタディサプリと適切な問題集・参考書

 

予備校の代替として、ネットには良質なコンテンツが膨大にあり、いつでも視聴でき、月額約2000円程度のスタディサプリなどの配信系コンテンツを活用すれば十分です。

 

それでも本格的に勉強していくようになればスタディサプリはメインコンテンツではないです。メインは自分に適した参考書と問題集です。これを繰り返しやることが最重要だと思います。

 

 

 

3.学習管理をコーチや家庭教師に依頼

 

そうすると、「自分にあった教材をどう探し、いつまでに、どれくらいやるのか」を管理するのってかなり大変なんですよね。だから、アスリートにコーチがつくように、受験生にもコーチが必要だと思います。

 

できれば科目の質問に答えてくれるようなコーチがいればなお良いですね。現状は家庭教師や個別指導塾でしょうか。ただ、どちらも、先生の当たりハズレがかなりあります。

 

ここで大事なことは、科目内容を教えてくれる人ではなくて、管理してコーチしてくれる人です。教えることが上手な先生ではありません。プロ家庭教師の中にはそういう人がいそうです。

 

 

 

■最後に

 

受験勉強の耐性がない人もいます。とりあえず大学には行きたいという人もいます。そういう人はどこかに受かったのであれば、浪人せずに現役で行った方が良いでしょう。大学へ行ってからまた考えればよいでしょ。

 そうではなくて、本当に心の底から行きたい大学があるのであれば、その後の人生で後悔しないためにも、浪人してでも精一杯挑戦した方が良いと思います。

 

と、同時に、親にも金銭的な負担をかけていることを決して忘れてはならないし、受かるまでは、「遊び」や「恋愛」とは無縁な1年であることを覚悟してもらいたいです。

 

当ブログの読者に高校生、浪人生はほぼいないと思いますが、受験生のお子さんがいる方は参考にしてみてください。 

「Clubhouse」を10日間使ってみた感想@音声のみのSNS

 

2月の初め頃から、音声のみの(今のところ)招待制のSNS「Clubhouse」を使いはじめました。だいたい10日間ほど使ってみた感想をメモにまとめます。

 

f:id:mitsu1973:20210211141934j:plain

Photo by Josh Rose on Unsplash

 

 

■Clubhouseとは?

 

<特色>

・音声のみのSNS

招待制(いまのところ)。

iPhone(現状iOS13以降なのでiPhoneで利用可)

アーカイブは無い(オフレコの録音禁止が原則)。

・roomで会話する(公開roomもあれば、closedもある)。

・roomでは、聴くだけでもいい(別に話さなくてもいい)。

・基本、実名登録で、登録には電話番号必須

・年齢制限あるよ!

 

<ボクが思った印象>

・登録は全て英語なので、ちょいめんどうかも。

・実業家、IT系の起業家、著者、芸能人などが目立っている印象。

・発言するよりも聞くことの方が多くなる

・Speakerたちの偶発的な出会いが面白い

・音声は、書くよりも、動画よりも参加しやすいかも。

 

 

f:id:mitsu1973:20210213203554j:plain

 

 

 

■使ってみた感想

 

最初は、中毒性があると思いました。

 

それは、たまたま入ってみたroomに、著名な学者、芸能人、音楽家などが入っていて、その人たちのやりとりが面白くて、ずーっと、聞き入ってしまいます。なんか、高校生のとき、夜中のラジオを聴いていた感覚に近いかな。

 

roomで話されたことは、アーカイブはできないし、そのroomの中での会話はオフレコがマナーとなっているのす。

 

だから、面白い!って思ったら、かなり貴重性が高まっているのもあり、そのroomから抜け出せないんですよね。

 

そんなことが何度かあり、時には夜中の2時以降まで聞き入ったりしてしまい、妻に叱られてしまいました。

 

ただ、こういうのってタイミングにもよるし、自分にとって面白い内容、興味ある内容にうまく出会えることなんてそんなにありません。中には一日中はりついている人もいるらしけど。

 

ボクはいまのところ、1日で5時間も6時間も使うようなハマり方はしていないかな……と、思って、スクリーンタイムを調べたら、1週間で10時間使っていました(汗)アプリの中では断トツです。

 

 

 

■音声版Twitter??

 

「音声版」Twitterと言われている「Clubhouse」ですが、Twitterとも異なりますね。なんといっても、記録が一切残らない。

 

アーカイブが残らないという「有限性」と、一回きりのRoomでの偶発性が「Clubhouse」の面白さを高めているのではないかと思います。

 

この「音声」って、人類が文字を発明するよりも、ずーーーーーと前から使われていたコミュニケーションツールですよね。

 

だから、人がコミュニケーションとるには文字よりも音声の方が使い慣れているはずなので、この音声のみのSNSはますます使われるようになっていくのではないでしょうか。

 

Clubとあるので、今後クラブ活動として、これが使えるようになってくると、また違ったつながりができるかもしれないですね。

 

ボクがはじめて使うようになったSNSmixiでした。はじめた頃はやはり招待制で、実名で登録していたので、安心感・安全感もありました。

 

さらに興味や趣向によっていろんな「コミュニティー」に所属するようになり、ますますmixiにハマっていきましたね。その流れでmixi経由での友人も大勢できました。オフ会などで実際に対面してリアルな人間関係につながっていくのは面白かったですね。

 

今回、「Clubhouse」に入れてくれた友人もそのときのmixiでの友人です。

 

その後、誰でも登録できるTwitterFacebookなどが日本にも参入してきました。それのせいか、mixiも招待制でなくなり誰でも登録できるようになり、かえって価値が下がってしまったような気もします。

 

Clubhouseはどうなっていくのでしょうね。誰でも登録できるようになり、匿名で誰かわからない人が入ってきてしまったら、roomでオフレコで話す面白さは消え失せてしまうかもしれないです。 

 

 

■気になっていることあれこれ・・・

 

・課金システム(投げ銭など)のサービスは?

・広告とは入ってくるのかな・・・いやだなぁ。。。

・文字のやりとりできる機能はできるのか?

・招待制はいつまで続くのか?

iOSだけではなくて、androidでもできるようになるかな?

 ・正式な日本語版はるくるのか?

・個人情報の扱いはどうなっているの?

・やたらとフォロアーを増やそうみたいなroomがあるけど何のため?

・なぜか、無言のroomもある。あれは何だろう??

・はやくも、マナーを守れていないユーザーがけっこういるようだ。

・roomのスクショとかをツイートしていいのかな?

・room内での話した内容を別のSNSで書いていたりする人がいるけど……

 

 

 

■これからも使うかどうか?

 

使います!

現状はリスナーでいることがほとんどですが、よく知っている友人同士でroomを作って、興味ベース、趣味ベースで話せる音声空間をつくってみてもいいかもしれないです。

 

まあ、どこまでいっても「ツール」なので、「ツール」に使われない程度にClubhouseを使っていこうと思います。

 

 

■参考

具体的な使用方法や、招待のされ方などは以下のサイトがわかりやすい。

find-model.jp

 

なぜ「占い」を信じるのか?@決断のアウトソーシング化

 

以前から不思議だなーって思っていることが一つあります。

 

 

それは、朝のニュース番組の中で「占い」コーナーが必ずあるということです。ボクは、あれがはじまると、チャンネル変えます。占いを見る意味をまったく感じられないからです。

 

f:id:mitsu1973:20210211102927j:plain

Image by Mira Cosic from Pixabay

 

星座や誕生日月ごとにランクをつけたり、ラッキーカラーとはアイテムってなんですかね? いったにあれが何の役にたつというのか?

 

 

そういったテレビの「占い」が役立ったことはボクの記憶の中では皆無。

 

むしろ、たまたま目にしたとき、自分の誕生月が運勢12位の最下位だったとき。ただ気分がよくないだけですね。

 

いったい何の根拠があってそんな運勢をきめているんだか……。そう思ってしまいます。

 

 

でも、番組の中で、ずーーーとあるということは、一定のニーズがあるのでしょうね。で、実際にそのニーズがある人の話を、聞くことがありました。

 

 

むかし、勤めていた会社で、たまたま「占い」の話になったとき、工学部で情報工学を専門としてきた20代女子プログラマーがこんなことを言っていたのです。

 

 

「私は、朝は食事、身支度をしながら、全てのチャンネルの占いをみますよ」

 

 

ボクはちょっと驚きました。

 

 

なぜなら、その女性と話していると、いつも論理的で気分や感覚的な表現を避けるような話し方をするからです。「占い」のような論理から乖離しているようなものは興味ないのかと思い込んでいました。

 

 

その女性は、どのチャンネルがどの時間にやっているか全て抑えていて、TBS、フジテレビ、日テレ、テレ朝、テレ東といった具合に全ての占いコーナーをチェックするというのです。

 

 

ボクは、占いコーナーは意識的にみることはないので、そこまでみるなんてすごいなーって思ったわけです。

 

 

なぜそこまでみるんだろう?

 

 

で、聞いてみました。

 

 

その女性は、

 

 

「占いを信じる、信じないとかではない」

 

 

と言うのです。

 

 

では、なんなのか?

 

 

それは、

 

 

「些細なことを決めるときの判断基準に占いを使っている」

 

 

そうなのです。

 

 

その日に着ていく服の色だったり、ランチのときの何を食べるかとのような些細なことを決めるときに、考えるのが面倒だから、迷ったらその占いで言われていた「ラッキー・カラーとかラッキー・アイテムを基準にする」というのです。

 

 

たしかに、そんなことは自分で考えるのは面倒だし、誰かに決めてもらうか、あらかじめ決めておけばラクちん。

 

 

なるほど!!

占いをそうんな風につかっていたのか!

 

 

これはある意味ライフハックの一つといってもよさそうです。

 

 

一日の中で細かいことを含めると無数の決断をしなければならないですよね。その一部を、自分で決断するのではなく、「占い」にアウトソーシングしているわけですね。

 

 

こんな占いの使い方もあったんだなーって感心しました。

 

 

考える必要性があまりないことや、些細なことを決めるときに、無駄に時間をかけて考えたくないです。それを一から考えるのはストレスになりますしね。

 

 

「占い」も使いようですね。

 

 

といっても、ボクは占いで決めるよりも、自分で決める方が好きかなぁ……。みなさんはどうでしょうか?