思ったことを「メモ」にとっておく

主に読んだ本の備忘録として「本の抜き書き」と「思ったこと」を書きつづり、さらに本以外のことでも「メモしたこと」、「考えたこと」についてつづっているブログ

書評『News Diet』@「ニュース」は見ない方がいいーーニュースも断捨離しよう!

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更新日:2021年3月30日(投稿日:2021年3月18日)

 

 

「ニュース」をみていて疲れを感じることはないだろうか?

 

・東京で新たに409人の感染確認

・五輪で侮辱演出案 統括退任へ

・原宿暴走 被告に懲役18年判決

 

ニュースサイトにこんな見出しが躍っているのをみると、どんよりした気分になる。少なくとも晴れやかな気分にはなれない。

 

ニュースサイトのトップ画面には、「〇〇が不倫」といったゴシップ記事までもが表示される。ニュースなのか、ワイドショーなのか、ゴシップ週刊誌なのか、ごちゃまぜでニュースとして現れる。

 

著名人の不倫を知ったところで、いったい誰の得になりえるのか。ホントに、まったくどうでもいい情報だ。

 

こんなニュースをみたところで、ボクに何かできるわけでもないし、どうすることもできない。ほとんどのニュースはボクには直接関係がない。

 

自分には関わりのないことを、ただ情報だけ与えられてしまう。そして、やんわりとネガティブな感情が蓄積されてしまう。

 

これは些細なことのように思えるが、じわりじわりと精神を侵食する心理的ストレスになる。

 

 

ニュース、みる意味ないな。

 

 

と、思っていたときに、ちょうど、『Think Smart』を読んでいた。この本の中で、「ニュースを読むのをやめた方がいいわけ」という章があって、書いてある内容にとても納得できたのだ。

 

strengths.hateblo.jp

 

 

そして、この「ニュースを見ない方がいい理由」を広げて、深めて一冊の本にまとめて出版されたのが、この『News Diet』なのだ。

 

News Diet

News Diet

 

 

この『News Diet』は『Think Clearly』の著者であるロルフ・ドベリ氏の最新刊本だ。 

 

 

 

 

■要約

 

かなり、ざっくりと要約すると、

 

ほとんどのニュースはあたなとは「無関係」なので「時間の無駄」である。むしろ、「体に毒」であり「思考」を妨げ、「創造力」を破壊する。だから、ニュースを断ってしまおう。その代わりに本や選び抜かれた新聞や雑誌の長文記事を読もう。

 

ということだ。

 

 

 

 

■読んで良かったところ

 

  • ニュースをみることの有害性がかわる。
  • ニュース・ダイエットの効果いろいろ。
  • ニュースを断っても問題ないことがわかる。

 

<ニュースをみることの有害性>

人間は「よいこと」より「悪いこと」を重要だと感じてしまうネガティブバイアスが備わっている。ネガティブなニュースはえてして注意を惹きつけやすいし、人の心配事をより深めてしまう。自分と関係がないことなのにもかかわらず。

 

 

<ニュース・ダイエットの効果いろいろ>

これは、最後の章にあった次のドベリ氏の言葉に端的に表現されている。

 

私の論拠は明確になり、人生の充実感が増し、時間の余裕ができ、決断の質が上がり、心の平静も深まった。ニュースを消費しなければ、あなたもこれらすべてを自分で体験することができるのだ。

 

 

<ニュースを断っても問題ないことがわかる>

ほとんどのニュースは「能力の輪」の外のことなので、関わることもない。だからそのニュースを知らなくても、実質上の問題はない。

 

 

 

■読んで「やってみよう」と思ったこと

 

ドベリ氏はニュースの対極にあるものとして、

 

長い形式のもの――新聞や雑誌の長文記事、エッセー、特集記事、ルポルタージュ、ドキュメンタリー番組、本など

 

と述べている。

 

だから、次の3点を「やってみよう」と思う。

 

  • 引き続き「ニュース・ダイエット」を続ける
  • もっと本を読む時間を増やす
  • 長文記事に触れる

 

 

 

 

 

■全体の「感想」

 

タイトルにある通り内容であり、ボクが期待していた通りの本であった。

 

これまでニュースの取り扱いについて、ここで掘り下げた本は読んだことがなかったので、「ニュース疲れ」を感じている人にはおススメの一冊だ。ニュースで不安になってしまいやすい人には特におススメ。

 

海外の翻訳本にありがちな、わかりにく日本語ではなく、読みやすくい翻訳になっているのも好ましい。見出しや太文字の入れ方も見やすさを考慮されて編集されている。

 

付録(原注かな?)が本の1/6ぐらいを占めていてかなり充実している。追加情報なども書かれているのでしっかりチェックしておきたい。

 

各章には「重要なポイント」があって、

 

本はつづけて二回読んだほうがいい。そうすれば中身をひとつも忘れずにすむ。そこで、本書には、二度目の読書がしやすくなるような配慮をしておいた。再読するときには、「重要なポイント」だけを読むといい。

 

と、ドベリ氏がいうように二回読みを進めているのも面白い。

 

 

 

■終わりに

 

私たちは「自分にできること」だけをして、コントロールできない残りのものは無視しよう。私たちが影響を及ぼせる、小さな領域の内側で努力をするようにしよう。パンデミックのさなかでも生産的でいられるように。そして、自分の仕事をこれまでどおりきちんとこなすためにも。

 

ニュースに振り回されない自分を取り戻し、自分ができることに焦点をあてて努力するこで、今のコロナ禍を乗り切っていきたい。

 

また、ダイエットするのはニュースだけではないのかもしれない。

 

「能力の輪」の外にことは、さまざまな情報にもあてはまる。だから、モノの断捨離だけではなく、ジャンル広く情報の断捨離も進めていくのがよさそうだ。 

  

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News Diet

News Diet

 

 

■『News Diet』の目次

 日本語版によてせ
プロローグ
1.私がニュースを断つまで その1
2.私がニュースを断つまで その2
3.ニュースは、砂糖が体に及ぼす影響と同じような影響を精神に及ぼす
4.徹底的にニュースを断つ
5.「30日間計画」を立てよう
6.おだやかなニュースダイエットのすすめ
7.ニュースはあなたとは「無関係」である その1
8.ニュースはあなたとは「無関係」である その2
9.ニュースは「能力の輪」の外にある
10.ニュースは「リスク」を誤って評価する
11.ニュースは「時間の無駄」である
12.ニュースは「理解」を妨げる
13.ニュースは「体に毒」である
14.ニュースは「思い違い」を強化する
15.ニュースは「後知恵バイアス」を強化する
16.ニュースは「利用可能性バイアス」を強化する
17.ニュースは「意見の火山」を活性化させる
18.ニュースは「思考」を妨げる
19.ニュースは私たちの脳を「変化」させる
20.ニュースは「虚偽の名声」をつくる
21.ニュースは私たちを実際よりも「卑小な存在」に感じさせる
22.ニュースは私たちを「受け身」にする
23.ニュースは「ジャーナリスト」によって書かれている
24.ニュースは私たちを「操作」する
25.ニュースは「創造力」を破壊する
26.ニュースは「馬鹿げた話」を奨励する――スタージョンの法則
27.ニュースは私たちに「偽りの同情」を覚えさせる
28.ニュースは「テロリズム」を助長する
29.ニュースは「心の平穏」を破壊する
30.まだ確信が持てない人へ
31.民主主義への影響 その1
32.民主主義への影響 その2
33.「ニュースランチ」のすすめ
34.ニュースの未来
35.ニュースを断つ感覚
おわりに、そして謝辞
ドベリの免責事項
付録
訳者あとがき

 

タイトルだけで選んだこれから読んでみたい本3冊@2021年4月度

投稿日:2021年3月29日

 

 

あと、数日で新年度がはじまる。新年度がはじまる4月に個人的に読んでみたい本3冊をあげるとすればどんな本があるだろうか。

 

まだ読んでなくて、ぶっちゃけ「タイトル」だけに惹かれて読んでみようと思っている本が何冊かある。

 

やはり新年度がはじまる4月なので、未来を見て、未来を展望するような本を集中的に読んでみたい。

 

 

ということで、 

 

 

■2021年4月に個人的に読んでみたい3冊はコレ

 

 

1.『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』鈴木 祐

 

2.『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』ピーター・ディアマンディス等

 

3.『2040年の未来予測』成毛 眞

 

 

 

この3冊は、昨日ネットで購入したばかりでまだ手元にはない。4月はじめには読み始めることはできるだろう。ワクワク感のあるタイトルでどれも、手に取って読むのが楽しみだ。

 

 

1冊ずつ概要をみていこう。

 

 

 

■1『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』

 

不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる

不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる

  • 作者:鈴木 祐
  • 発売日: 2021/02/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

『LISE SPAN』の影響なのか、この手の長寿本が目に付く。いや、『LISE SPAN』を読んで長寿のことに関心がずっと向きっぱなしなので、無意識のうちにリサーチしてしまっているのだろう。3月に読んでみたい本の1冊『寿命遺伝子』も入手はしたが未だ読めていないけど、『寿命遺伝子』を読んでから、この『不老長寿メソッド』を読んでみようと思う。

 

著者の鈴木祐氏は、サイエンスジャーナリストで、ブログの「パレオな男」ではじめて存在を知った。ライフハック系のブログも多いので、ボクもよくこのブログは興味深く拝見している。

 

 

 

次の2冊は「未来展望系」。この類のタイトルもウケているのかな? 他にも2050年や2060年というのもあったけど、まずはこの2冊を読む予定。 

 

 

 

■2『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』

 

2030年まであと9年ほど。9年なんてあっという間にやってくる。近未来というよりも、もはや予定に近い内容かもしれない。

 

だから、

 

ファクトベースの「2030年」超入門書

 

と、出版社がうたっているように、現行の事実(ファクト)を踏まえて2030年を読み解いているのだろうか。目次の内容をみても気になるものばかり。当然のことながら、この本にも「第10章 寿命延長の未来」という長寿についての記述がある。ここもチェックしておきたい。

 

 

 

そして、次はさらに10年後の2040年。 

 

 

 

■3『2040年の未来予測』

 

2040年の未来予測

2040年の未来予測

  • 作者:成毛 眞
  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: 単行本
 

2040年くらいになると、ちょっと近未来感が出てくるきがする。2040年かぁ……

60代後半になっているな。

 

 

 日本マイクロソフトの元社長の成毛眞氏が、

 

あらゆるデータから導き出したありのままの未来!

 

をまとめた本らしい。

 

テーマも年金、資産形成、地震、温暖化、ゲノム編集技術など多岐にわたっている。この本もファクトベースなのだろうか。

 

 

 

■おわりに

 

2030年まであとわずか9年。その頃、ボクは50代後半。住宅ローンは全て払い終わっているはずだ…… 2040年まではあと19年。60代後半。長寿遺伝子を「オン」にできて、健康的で活発な生活を送っているだろうか?

 

『LIFE SPAN』で学んで実践していることがどこまで有効なのかも、2040年の頃には白黒はっきりしているだろう。

 

今回の読んでみたい3冊からも、10年後、20年後のために今からできることを学びとって実践していきたい。

 

 

 

 ■追記

 

3月の「タイトルだけで選んだこれから読んでみたい本3冊」

 

3冊のうち『News Diet』、『英語独習法』の2冊は読んだが、『寿命遺伝子』は積読状態。4月の読みたい3冊よりも『寿命遺伝子』を先に読むかも。

 

 

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■参考:出版社・Amazonの情報 

 

 

1.『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』

不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる

不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる

  • 作者:鈴木 祐
  • 発売日: 2021/02/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

お金で買えない若さを手に入れる方法の全てがここに。
メンタリストDaiGo 推薦

肌、髪、体、心が細胞レベルでアップデート!
世界最先端の科学が証明

「ここ最近、頭が鈍ってきた」「気力が落ちてきた」「肌が…髪の毛が…体型が…」などなど。「いつまでも若々しくあり続けたい」。本書は、人類史上最大と言ってもいい難題である「不老」に挑む1冊です。


加齢に対する印象の良し悪しは、あなたの若さと寿命を左右するインパクトを持ちます。


イェール大学の研究では、
「老化に対する考え方がポジティブな人は認知症のリスクが下がりやすい。ポジティブな思考がストレスをやわらげ、認知症の防御壁のような働きをするのだろう。この結果はエイジズム(老化に対するネガティブな印象)に立ち向かうことの重要さを示している」ことがわかっています。

具体的な数値を挙げると、加齢について「経験が豊富」や「思慮深い」といった前向きなイメージを持つ人は、49.8%も認知症の発症率が低い傾向がありました。この数字は、食習慣や運動の改善効果に匹敵するレベルです。

これからは人生100年時代。「老い」はますます身近になっていきます。対策が必要です。

そこで、本書では気鋭のサイエンスライターが、
すぐ実践できて効果が表れる世界最先端の科学が証明した
メソッドを厳選して解説します。

 

【目次】
PART1 理論編 正しく知る
CHAPTER1 苦痛⇆回復
――苦痛と回復のサイクルで若返る
フェーズ1 苦痛
フェーズ2 回復
フェーズ3 往復

PART2 実践編 正しく苦しむ
CHAPTER2 運動
――段階的な負荷で、見た目も脳も若返る
技法1 プログレス・エクササイズ

CHAPTER3 毒とファスティング
――代謝を改善し、細胞レベルで肉体を若返らせる
技法2 AMPK食事法

CHAPTER4 メンタル
――「老けるストレス」と「若返るストレス」を分ける
技法3 エクスポージャー

PART3 実践編 正しく癒える
CHAPTER5 栄養素
――若返る食事、老ける食事を知る
技法1 クオリティ・ダイエット

CHAPTER6 睡眠
――今日から始められる薬に頼らない快眠体質づくりとは
技法2 マルチプル・レスト

CHAPTER7 美肌
――世界最高権威も認めた、シンプルながら強力なスキンケア
技法3 世界標準メンテナンス

CHAPTER8 脱洗脳
――見た目が若い人の心の持ちようとは?
技法4 デプログラミング

PART4 ロードマップ編 正しく行う
CHAPTER9 ロードマップ
――最短ルートで目標を達成しよう
●標準ロードマップ
●体力向上ロードマップ
●見た目の改善ロードマップ
●脳機能&メンタル改善ロードマップ

 

鈴木祐(すずき・ゆう)
新進気鋭のサイエンスジャーナリスト。1976年生まれ、慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ねながら、現在はヘルスケアや生産性向上をテーマとした書籍や雑誌の執筆を手がける。

自身のブログ「パレオな男」で心理、健康、科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成。近年はヘルスケア企業などを中心に、科学的なエビデンスの見分け方などを伝える講演なども行っている。

著書に『最高の体調』(クロスメディア・パブリッシング)、『ヤバい集中力』(SBクリエイティブ)他多数。

 

 

 

2.『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』

小売、広告、エンタテインメント、交通、教育、医療、長寿、金融、不動産、環境…… テクノロジーの“融合"によって、大変化は従来予想より20年早くやってくる。エリック・シュミット(Google元CEO)、クリントン元大統領ら世界のビジョナリーが支持する「シリコンバレーのボス」が、この先10年のビジネス・産業・ライフスタイルを1冊で解説!

 

「分野ごとに起きるテクノロジーの地殻変動を理解し、それに備えれば、あなたは絶対に生き残れる」
――佐藤優(作家・元外務省主任分析官)

 

「刺激的な未来をめぐるジェットコースターのような1冊。日本のメディアがあまり取り上げないトピックを、特にしっかり本書で確認してほしい」
(本書解説より)

——山本康正(DNX Venturesインダストリー パートナー、『2025年を制覇する破壊的企業』)

 

この1冊で「近未来」を一望できる!
・「空飛ぶ車」が現実になる
・ショッピングモールがなくなる
・SNSマーケティングは終わる
・1万6000の病気が新たに治る
・「老化」が克服される
・自動車保険が消える
・「立地」で家を買う時代が終わる
・環境問題対策にイノベーションが追いつく
・「AI」と「移民」によって大量の雇用が生まれる
・新たな「デジタル知性」が生まれる
・etc

 

「あと10年で、あらゆる産業と社会は根底から変わる——。今日の最先端テクノロジーがこれから加速し、かつ、互いに「融合」するからだ。本書はこの新しい未来を全方位的にマッピングした、世界初の本である。起業家、CEO、リーダーたちはもちろん、ぼくらを待ちうける大変革を理解したいすべての人に、本書を推薦する」
——レイ・カーツワイル(Google AI開発ディレクター、『シンギュラリティは近い』著者)

 

【目次】
第1章 「コンバージェンス(融合)」の時代がやってくる
第2章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 1
第3章 エクスポネンシャル・テクノロジー Part 2
第4章 加速が“加速"する
第5章 買い物の未来
第6章 広告の未来
第7章 エンターテインメントの未来
第8章 教育の未来
第9章 医療の未来
第10章 寿命延長の未来
第11章 保険・金融・不動産の未来
第12章 食料の未来
第13章 脅威と解決策
第14章 5つの大移動がはじまる

 

 

【著者について】
ピーター・ディアマンディス
Xプライズ財団CEO。シンギュラリティ大学創設者、ベンチャーキャピタリスト。連続起業家としては寿命延長、宇宙、ベンチャーキャピタルおよびテクノロジー分野で22のスタートアップを設立。1994年に創設した「Xプライズ財団」は、おもに民間宇宙開発を支援し、20年来の友人であるイーロン・マスク(スペースX、テスラCEO)、ラリー・ペイジ(Google創業者)らが理事を務める。2008年、グーグル、3Dシステムズ、NASAの後援を得て、人類規模の課題解決をめざす教育機関「シンギュラリティ大学」をシリコンバレーに創設。
MITで分子生物学と航空工学の学位を、ハーバード・メディカルスクールで医学の学位を取得。2014年にはフォーチュン誌「世界の偉大なリーダー50人」に選出され、そのビジョンはイーロン・マスク、ビル・クリントン元大統領、エリック・シュミットGoogle元CEOらから絶賛されるなど、シリコンバレーのみならず現代アメリカを代表するビジョナリーの1人である。

 

スティーブン・コトラー
ジャーナリストにして起業家。身体パフォーマンスの研究機関フロー・リサーチ・コレクティブのエグゼクティブ・ディレクター。ディアマンディスとの共著に『楽観主義者の未来予測』(早川書房)『BOLD』(日経BP)がある。ジャーナリストとして手がけた作品は、2度にわたりピュリッツァー賞候補に上っている。

 

山本 康正(やまもと・やすまさ)
DNXベンチャーズインダストリー パートナー。ハーバード大学客員研究員。京都大学大学院特任准教授。
1981年生まれ。東京大学で修士号を取得後、三菱UFJ銀行ニューヨーク米州本部に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。グーグルに入社し、フィンテックや人工知能ほかで日本企業のデジタル活用(DX)を推進。自身もベンチャーキャピタリストとして活動するかたわら、日本企業のコーポレートベンチャーキャピタル活動への助言なども行う。著書に『シリコンバレーのベンチャーキャピタリストは何を見ているのか』(東洋経済新報社)、『次のテクノロジーで世界はどう変わるのか』(講談社)ほか。

 

土方奈美(ひじかた・なみ)
翻訳家。日本経済新聞記者を経て独立。米国公認会計士資格(CPA)所有。訳書に『NO RULES:世界一「自由」な会社、NETFLIX』『HOW GOOGLE WORKS:私たちの働き方とマネジメント』(以上、日本経済新聞出版)、『財政赤字の神話:MMTと国民のための経済の誕生』(早川書房)、『BOLD 突き抜ける力』(日経BP)、『フューチャー・ネーション:国家をアップデートせよ』(NewsPicksパブリッシング)ほか多数。

 

 

 

3.『2040年の未来予測』

2040年の未来予測

2040年の未来予測

  • 作者:成毛 眞
  • 発売日: 2021/01/08
  • メディア: 単行本
 

「今日」には、これから起こることの萌芽がある。
現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。

 

20年後、あなたは何歳だろうか?
ひとつ確実なことがある。それは、人間が必ず歳をとることだ。
iPhoneが発売されたのは、たった13年前だった。現在、スマートフォンがない世界なんて考えられない。そして、これまでの10年より、これからの10年の方が世界は大きく、早く変わるだろう。

 

テクノロジーだけでなく、ほかのことも、気づいたときには手遅れになっているのが人間の性である。地震や災害も、リスクをわかっていながらも被災するまで手を打つ人は少ないし、明らかに社会制度の破綻しつつある。人口は増えず、老人ばかりの国になるし、環境問題も悪くなる一方だ。
これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢によっては取り返しのつかない可能性もある。

 

この本は、あらゆるデータから導き出されるありのままの未来を書いた。「今日」にはこれから起こることの萌芽がある。現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
本書は、ただ知識を得るためだけの本ではない。読んだ後、俯瞰的に未来を考えられる力がきっとついているだろう。

 

【目次】
第1章 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
新しいテクノロジーが登場したとき、人間はその普及に反対する
空飛ぶクルマも2040年には可能になる
中国と監視カメラと個人データ
日本の過疎化を救うのは5Gでの診療
ゲノム編集技術で難病の治療に光が見える
再生医療がパーキンソン病やアルツハイマー病を治すかも
風力発電に向かない日本の地形

第2章 あなたの不幸に直結する未来の経済ーー年金、税金、医療費
国の財源は、私たちの社会保険料からまかなうしかない
すべての問題は、高齢者が増えること
70歳まで働くなら、今と同じ額の年金はもらえる
日本のGDPはお先まっくらなのか
これからの時代はテクノロジーよりも政治が株価を決める

第3章 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
遺伝子編集した魚を食べないともうもたない
マンションの価値は下がる
日本では学歴の意味がなくなる
貧しくなる日本にシェアリングは不可欠

第4章 天災は必ず起こる
南海トラフ地震の際は、日本中で地震が連動して起こる可能性が高い
温暖化によって戦争が起こる
「水」が最も希少な資源になる

 

【著者について】
成毛 眞(なるけ まこと)
1955年北海道生まれ。元日本マイクロソフト代表取締役社長。
1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。現在は、書評サイトHONZ代表も務める。
『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(ダイヤモンド社)、『アフターコロナの生存戦略 不安定な情勢でも自由に遊び存分に稼ぐための新コンセプト』(KADOKAWA)、『バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる』(SB新書)など著書多数。 

 

 

「意志の力」を使わずに「やるべきこと」を達成する方法@『4つのエネルギー管理術』

投稿日:2021年3月26日

 

 

転職活動をはじめる。


副業をはじめる。


英語の勉強をはじめる。


ダイエットをはじめる。


投資をはじめる。

 

 

このような「何か新しいこと」をはじめるとき、全意識をそのことに向けて行動をはじめようとする。

 

これまで「やってこなかったこと」、「できていないこと」を行うには意志の力を大いに使うのが普通だ。

 

ただ、『4つのエネルギー管理術』によると、この意志の力でおこなっていることは全体の5%程度にすぎず、多くは無意識に行っているか、「要求されたこと」や「不安への反応」として動いているにすぎないと指摘している。

 

 

そこで、『4つのエネルギー管理術』(第10章 行動を起こす)から、この貴重な「意志の力」をあまり使うことなく「あたらしいこと」や「やるべきこと」を実行し、さらには継続して行動できるような方法のヒントを得ていこうと思う。 

 

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Photo by Sarah Kilian on Unsplash

 

 

 

 

意志の力で「新しいこと」をする

 

意志と自制心は、私たちが思っているよりもずっと限られた、貴重な資源である。だから、よく考えて、ここぞというときに使う必要がある。自制心を使うちょっとした行動をしただけで、この資源は枯渇してしまうから、ある行動に使ったら、次の行動に使う分はあまり残っていないことになる。

 

意志の力を使うということは、それだけ多くの精神的エネルギーを使うのではないだろうか。だから、意志の力はそれほど多くは使えないのだろう。

 

ダイエットをしているはずなのに、ハードな仕事のあとに、お腹がすいてマックのポテトのにおいをかいだがために買ってしまったりすることからも、自制心もすぐに涸渇してしまうのはよくわかる。

 

自分の生活に新しい行動を導入したい、そして長続きさせたいと思うなら、その行動を持続させるために多くのエネルギーを割くようではいけない。 

 

たった5%しか意志の力は使えないのであれば、冒頭にあげた「新しいこと」はなかなか行動にうつせないか、行動できても持続できないのではないだろうか。

 

 

 

他のことをやる余力が残っていない

 

自己管理に必要な「燃料」は、私たちの限られたエネルギーを使ってやりくりするしかない。エネルギーを一つのことに使ってしまうと、他のことに回せなくなる。

 

意志の力を一つの「新しいこと」で使ってしまうと、精神的エネルギーは涸渇してしまっているので、読書をするとか、ジムへ行くとか、料理をつくるといった他のことを行う余力も残っていない。 

  

意志の力を使ったあとは、精神のエネルギーの回復をはかるための行動が必要であるが、そもそも意志力をあまり使わずに「新しいこと」ができればよいのではないだろうか。

 

 

意志の力を使わずに「やるべきこと」をやるには?

 

意志の力を使わずに、「新しいこと」や「やるべきこと」を達成するには、行動の自動化がポイントになると『4つのエネルギー管理術』では指摘している。

 

朝起きたら歯を磨くとか洗顔するといった「何も考えずにできること」に意志の力は不要だ。ほぼ自動化されている。しかも、毎日できているので習慣化されている。精神・頭脳のエネルギーコストは限りなくゼロだ。

 

『4つのエネルギー管理術』では、この自動化された行動を「儀式」と呼んでいる。最近よく使われる言い方であれば「ルーティン」のことだ。

 

何かを達成するために事前に決まった行動をとること。

 

これが「儀式」(ルーティン)なのだ。

 

例えば、ボクの場合、あさイチや寝る前に、必ず、ToDoListを作成する。念入りにつくればつくるほど、意志力を使わずに朝のスタートを切ることができる。これも「儀式」ということなる。

 

 

 

 

 

儀式(ルーティン)を持つメリット

 

何かを成し遂げたいときや、仕事で高いパフォーマンスを発揮したいときにこの「儀式」=ルーティンはかなり役立つ。

 

『4つのエネルギー管理術』から「儀式」を持つことのメリットをいくつか挙げてみよう。

 

儀式の最も重要な役割は、エネルギーの消費と回復のバランスがうまくとれるようにすることである。

 

儀式があれば、一番苦しいときでも、自分が何より大事に思っている価値基準に沿った行動をとり続けられるよう支えてくれる。

 

儀式をおこなって一貫して心の安定を保つことができてこそ、人は臨機応変の対応ができ、リスクを引き受けることができるのだ。

 

儀式は堅固な土台を築いてくれるため、そこからしばしば創造的な飛躍が生まれるのだ。

 

儀式を取り入れることで回復のための時間をもつゆとりも生まれる。そこで人間関係を深めたり、自分の生き方をじっくり振り返ることも可能になる。

 

  

儀式(ルーティン)をつるく

 

意志力を使う必要がありそうなところで儀式をつくっておこう。例えば面倒なやるべき仕事にとりかかるときや、ネガティブな場面に遭遇したときや、高度のパフォーマンスを発揮する必要のあるときなどだ。

 

「儀式」化しておくことで意志力を大幅に節約できるから、そのタスクが終わったあとも別のタスクができる。仕事が終わって帰宅しても、精神のエネルギーは涸渇してないから、運動や読書といった良い習慣も維持しやすくなる。

 

  

儀式の作り方のコツ

 

では、この「儀式」をどうつくればいいのだろうか。『4つのエネルギー管理術』で紹介されている方法をみてみよう。

 

回復のための儀式がより正確に、効果的におこなわれるほど、エネルギーの回復に要する時間も短くてすむ。

 

 どのような場面で「儀式」が必要となるのかを明確にして設定るすことがポイントになる。

 

 

<1>「いつ」、「どのように」を明確に

 

儀式のタイミングをきっちり決めることと、行動の内容を正確に設定することが成功の秘訣であることは、さまざまな研究結果から明らかになっている。タイミングと正確さが求められるのは、人の自己管理能力には限界があり、すぐに涸渇してまうからだ。いつ、どこで、どのように行動するかを明確に決めておけば、実行する際にいろいろ悩む必要はなくなる。

 

「儀式」なので、具体的な行動をともなっていなければ「儀式」にはならない。儀式を発動するにもちょっとの意志力が必要となるので、なるべくその場で考えることのないような行動がのぞましい。

 

だから、その儀式を「いつ」おこなうのか。それを「どのように」するのかを明確にすることで、「儀式」は使えるものとなる。

 

 

  

<2>「やめよう」よりも「しよう」にする

 

嫌なことを言われてネガティブな気持ちなったときの儀式として「言い返さない」とか「怒らない」といったような「〇〇やめよう」系の儀式は自制心を大きく使うことなる。

 

ある友人が「”〇〇をやめよう”系の儀式を使えるようにするには、自制心を強化する修行が必要だ」と言っていた。修行が必要なほど「やめる」系で自制心を使うのは難しい。 

 

それよりも「すぐに深呼吸しよう」「その場を離れる」といったような「〇〇しよう」系の「儀式」を設定する方がよい。

 

 

 

<3>一気にやるよりも徐々に

 

一つの成功は次の成功へつながるが、過剰は必ずといっていいほど失敗につながる。変化するということは、自分にとって快適な領域から出るということだから、少しずつ、扱いやすい量から始めるのが一番だ。

 

たくさんの「儀式」をつくっても、いきなり新しいことなど身につくことはなかなかないので、段階的にすこしずつ増やすといい。

  

 

<4>予習と復習をする

 

だいたい、習慣化して「儀式」がインストールできるまでに30~60日かかると言われている。時間がそこそこかかるものだ。

 

『4つのエネルギー管理術』によると、この期間をはやめ、より定着をはかるには、予習(朝いちで「儀式」を確認する)と復習(一日の振り返りをして「儀式」が有効かどうかをみて修正を加える)が有効だという。

 

予習:目的は常に一つ。それは「自分のビジョンをもう一度確認し、何を、どうやって達成したいのかをはっきりさせたうえで儀式の習慣化という作業にとりかかる」ことである。

 

復習:一日の終わりに、その日の自分をきちんと振り返っておくことである。つまり「本当はこうしたかった」ことと、「実際にとった行動」とのギャップを正確に把握しておくことだ。

 

 

まとめ

 

やるべきことを達成するための最大の仕組みは「儀式」だ。意志力・自制心を節約するには自動化された「儀式」(ルーティン)を作り、それを行うことで気持ちをセットしたり、切り替えたりもするのだ。この「儀式」を使うことで、その日に「やるべきこと」を達成し、他の大事なことにもエネルギーが使えて、充実した一日を過ごせそうだ。

 

 

おわりに

 

ボクも「儀式」はいくつか持っていて使っている。先ほども紹介したが、「やることリスト」を寝る前や、朝イチで作成することや、タスクを切り替えるときに「コーヒーなどの飲み物を飲む」といった「儀式」がある。

 

これから作ろうと思っているのは、「ネガティブな気持ちになったとき」を対処するための「儀式」をつくろうと思っている。

 

これは、自制心や意志力だけでなくエネルギーをかなり消費するので、色々と試しながらつくっていこうと思っている。

 

 

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ネットの利用時間を減らしたい@『減らす技術』

更新日:2021年3月24日  (投稿日:2010年3月24日)

 

 

 ボクは仕事でネットを使うことが多い。気づくとメールをチェックしたり、LINEや、Twitter、Instagramの通知をみてしまう。

 

 

パソコンよりも、持ち運びが劇的にラクちんなスマートフォンがネット利用に拍車をかけている。通知を切っておかないと、2~3分おきに様々なアプリの通知がスマホを震わせる。

 


 そんなことよりも、仕事のための本を読むとか、既存事業のサービスを改善するとか、大事なことがある。しかも、これを行うには集中できるまとまった時間が必要だ。
 

 

 ネットを断ち、「オフ」ラインで集中して仕事をする時間が必要だ。特にフリーランスで仕事をするようになってからはなおさらである。

 

 

オフラインで仕事に専念するときにお役立ちの本がこれである。

 

 

『減らす技術 The Power of LESS』レオ・バボータ著

減らす技術 新装版

減らす技術 新装版

 


この本の中から、インターネット利用について言及されているところをいくつかご紹介。

 

 

 

■オフラインで仕事をするコツ

 

  • インターネットでのリサーチは、先にまとめてやる
  • 気が散る原因になるものも、すべてかたづけておく。
  • 時間を決めてタイマーをセットしよう。その間は真剣に集中する。
  • インターネットが必要な用事を途中で思い出したら、メモだけとって後でやる。
  • 「オフライン時間」を毎日持とう。「オフライン日」を決めるのもいい。
  • タスクを達成したら、ごほうびに好きなサイトへ行って楽しもう。

 

 

このように、時間を決めてしまうのは有効なやり方だ。時間割をつくってその間はネット断ちして集中する。

 

さらには、気が散るような要素をあらかじめ排除しておくことが大事だ。やはりスマホが一番気が散る要因となっている気がする。

 

 

こんなモノまで出ている。

しかも、けっこう売れているようだ。 やはり需要があるのだろう。

 

 

いっそのことインターネットの接続を切ってしまって、ひたすら自分の本来必要な時間に全エネルギーを注げばいい。以前「ひとり合宿」を行ったが、このときもケータイ電源は切って、ネットにも一切繋げなかった。これは、やってみてよかったことの一つだ。

 


 

ネットにつながっていると、数分たつと、「気になる」誘惑に駆られる。そのたびに、すぐにその誘惑に乗ってしまいインターネットをつかってしまうと、集中力が持続できず、結果として生産性の低い活動でおわってしまう。

 

 

『減らす技術』には、メールで作業が中断しないように次にように記してあった。

 

  • 1日のチェック回数を決める(2回程度)
  • 最適な時間帯を決める
  • 朝一番にEメールを見てはいけない
  • メールアラートを切る

 

まあまあ、至極当たり前なことが書いてある。ネット利用時間を減らせるかどうかは、このことを徹底してできるかどうかにかかっている。

 

 

■まとめ

 

メールに限らず、LINE、Twitter、購読ブログなどのSNSも同様に、チェック回数を決め、利用時間を決めた方がよさそうだ。

 

あさイチでやることは、メールチェックなどではなく、ToDoListを作成、またはチェックすることだ。

 

 

 

まとまった時間をつくり、その間、集中してそのことに没頭することで仕事はすすみ、精神までも安定する。

 

 

タイムロッキングコンテナ、買おうかな……

 

 

幸福度が上がるお金の使い方3選@『幸福の習慣』

投稿日:2021年3月17日

 

 

欲しいもの買ったり、サービスを受けるには「お金」が必要だ。買う直前までは、欲しいものが手に入ることをと考えると気分が高揚する。

 

もちろん、購入したあともその高揚感はある。

だが、それほど長くは続かない。入手したことによって高揚感は消え去っていく。

 

購入したものの中で、今も高揚感や幸福感をあたえてくれるようなモノはどれほどあるだろうか。

 

一度、所有してしまうと、あることが当然となる。買ったモノを使ってなんらかの価値を生み出さないと気分を上げてくれるようなことはなかなかない。

 

では、どういったお金の使い方であれば幸福度を上げることができるのか?

 

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Photo by Micheile Henderson on Unsplash

 

この本の中で、その幸福度を上げる3つの方法が提唱されている。

幸福の習慣

幸福の習慣

 

 

 

幸福度を高めるお金の使い方として、

 

  1. 友人・恋人と旅行などの経験にお金を使う
  2. 単にモノを購入するのではなく、他の人へのプレゼントやチャリティーにも使ってみる
  3. お金がなくなるという不安を取り除くための自動貯蓄のようなシステムを構築する

 

の3つがあげられている。

 

 

 

1.友人・恋人と旅行などの経験にお金を使う

 

「経験」にお金を使うことは、唯一性が強く、深く記憶に刻まれる。その経験に大切な人たちが一緒であれば最強だ。経験の価値を創造できるサービスは益々必要とされるのではないだろうか。

 

 

 

2.プレゼントや寄付をする

 

正直なところ、ボクは30代になるまで、プレゼントすることの価値がわからなかった。儀礼的なことはやっていたが、正直面倒だった。

 

あるとき、友人にプレゼントを贈ることとなり、友人が必要じゃなけどもらったら嬉しいモノとかサービスを考えて選んで贈ってみた。なぜか、自分自身も気分が良かったのだ。誰かのためにお金を使うって、思っている以上にいいものだ。

 

 

 

3.お金の不安(自動貯蓄システムをつくる)

 

これって、お金の使い方というよりもお金を使わない方法のような気もする。お金な入ってきては流れでていくものなので、流動的な不安定感はつきまとう。

 

だから、川のようなところからお金を使うのではなく、ダムのようなところにお金をためておいて、水が涸渇したときにはダムがあると思えば安心できる。

 

不安が軽減されるだけで、幸福度は上がるということは経験的にもわかる。

 

実感としては、不安がゼロになるわけではないが、お金の蓄えがあるということはかなり心強い。さらに貯蓄よりも積立投資のような貯め方をすれば(リスクはあるけど)、貯金よりも増える可能性はかなり高い。

 

 

*   *    * 

 

 

お金は何かを交換する際の道具であるが、使い方によって幸福度も左右することは、なんとなくわかっていた。ただ、こうやって幸福度を上げる使い方がわかったのであれば、より上手くお金を使っていこうと思う。

文章というアウトプットの質を高めたい@『20歳の自分に受けさせたい文章講義』

投稿日:2021年3月16日

 

学んだことや、伝えたいことをアウトプットするには「文章」がもっともボクには向いている。

 

といっても、残念ながら文章を書くことが得意でも上手でもない。ただ、書いた方がアタマの中が整理できて記憶に定着しやすくなるだけだ。

 

そして、自分の書いた文章をしばらく時間が経ってから読み返してみると、言わんとしていることが伝わりにくい表現があったり、自分の中では論理的な一貫性があると思い込んでいたけど、論理の飛躍とも思える文章もある。

 

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Photo by Nick Morrison on Unsplash

 

だから、漫然と文章を書くよりも、少しでもより良い文章を書けるようになりたいと思っている。つまり「文章というアウトプットの質」を高めたいのだ。

 

 

以前読んだ本に、

 

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)

  • 作者:古賀 史健
  • 発売日: 2012/01/26
  • メディア: 新書
 

という本がある。

 

 

この本を本棚から取り出して、「読書メモ」を開きながら再読してると、あらためて、文章を書くときの気づきがいろいろあった。

 

 

著者は次のように言う。

 

書くことは考えることであり、「書く力」を身につけることは「考える力」を身につけることなのだ。“書く”というアウトプットの作業は、思考のメソッドなのである。

 

まったくその通りだ。頭の中にあることを文章として起せるということは、そのことをしっかり考えなければでならない。それはブログでもメールでも同じことだ(LINEもかな?)。

 

 

この本を改めて読むと、文章の質を高めれそうと思ったことがいろいろあったが、その中から文章を書く上で意識していきたいと思った7点を選定してご紹介。

 

  1. 文がおかしいのではなく、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのだ。
  2. 接続詞を意識するだけで、文章は論理破綻しにくくなる。
  3. 「視覚的リズム」を考えなければならない。文字や句読点が並んだときの、見た目の気持ちよさだ。
  4. 読者にゴール地点を見せるのが目的ではなく、「ゴールまでの道のり」を示すことが文章の役割なのだ。
  5. 問題は「何を書くか?」ではなく、「なにを書かないか?」なのだ。
  6. もしあなたが接続助詞の“が”を多用しているようなら、そこにハサミを入れられないか、あるいは別の言葉に言い換えられないか、考えるようにしよう。
  7. 行き詰ったらいったん書くのをやめて、文章を最初から読み返すことだ。つまり、簡単な推敲をするわけである。

 

 

こういったことに気をつけることで、一つのことに他の余計なことを入れない思考の断捨離にもなっているのではないだろうか。

 

この7点を全て満たす文章を書くことは、なかなか難しいが、そこは修行と心得て精進しゆくのみ。

 

 

最後に。

 

今日は「です・ます調」ではなく、「だ・である調」で書いてみた。こっちの方が頭の中の思考をそのまま書いて感が強いと思った。さらに、なんとなくだが、「ですます」よりも書くことがラクかも。リズムがとりやすい。

 

この「だ・である調」をしばらく続けてみる・・・かも。

 

 

長続きするカップルの特徴って?@読書メモから

投稿日:2021年3月15日

 

 

突然ですが、長続きするカップルの特徴って何だと思いますか?

 


・価値観が同じである

・共通の趣味がある

・一緒にいると楽しい、落ち着く

 

など、いろいろありそうです。

 

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Image by Peggy und Marco Lachmann-Anke from Pixabay

 

 

昨日、『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』の読書メモを読み返していました。メモしている中に、概要次のようなことが書いてありました。本のタイトルとはズレているけど興味深いので紹介します。

 

 

*  *  *  *  *

 


アメリカの社会心理学の「幸せな結婚生活の研究」によると、幸せな結婚生活か同棲生活をおくる長続きしている何千組ものカップル(平均11年以上)にインタビューした結果、次のことがわかりました。


「夫の妻への評価と妻の自己評価が一致する」ことと、「結婚生活の満足度」には関係性が見つからなかった


つまり、「夫婦がお互いの長所・短所、強み・弱みを正しく理解していること」が、結婚生活の満足度には大きく関係はしていないということです。

 

妻のこと夫のことを正しく理解していれば、関係も長く続きそうですが、どうやらそうとも言えないようです。

 


そして、満足度の高い夫婦ではある共通するパターンがあることがわかりました。

 


それは

 


すべての項目において、「夫の妻への評価」が「妻自身の自己評価」より高い

 

 

ということでした。

 


要は

 


夫の妻への評価 > 妻の自己評価

 

 

ということです。

 


満足度の高い夫婦では、「夫が勘違い!?するほどに妻を高く評価している」ようです。

 


さらに、その後の追跡調査では、「妻を過大評価した夫は、いまのふたりの関係に大きな満足を覚えているだけでなく、その後もさらに満足感が高まり、対立の原因や、疑いを抱く瞬間が減る一方という結果がわかった」そうです。

 

ちなみに、ボクと妻は、交際7年、結婚19年で気づけば四半世紀にわたる付き合いです。だから、このことは実感としてわかる気がします。

 


夫婦お互いが相手に対してポジティブな態度をとりつづけ、それを信じていくことが大事なのでしょうね。

 

 

ということで、男性諸氏。

奥さんや彼女を盲目的に評価を高めていきましょう!

 

 

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■参考書籍

 

 

 

 

 

底力を出すためには何が必要か?@『4つのエネルギー管理術』

投稿日:2021年3月12日

 

ある幹線道路に街路樹が植えられた。その後、大嵐に見舞われて、ほぼすべての街路樹はなぎ倒されてしまった。

 

その後、木に支柱をつけたり、ワイヤーを使って木を支えた。しかし、次の大嵐で、街路樹は再び倒れた。そのたびに支柱で補強しては嵐に倒されることが何度も続いた。

 

風が強いところでは、深く根を張っていなければ樹木は倒れてしまうことを理解できていなかったのだ。

 

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Image by Dirk Rabe from Pixabay

 

という話しが『4つのエネルギー管理術』の中で出てきます。

 

 

 

この話は、

 

人はしばしば深い根を張っていないためにーー確固とした信念や揺るぎない価値観をもっていないためにーー強風が吹くと簡単になぎ倒されてしまう。しっかりした目標をもっていなければ、人生のなかで避けようのない嵐がやってきたとき、大地にしっかりと立っていることができない。

 

ということを示唆しています。

 

 

仕事をしていても、勉強をしていても、ここで頑張らないといけないところで力が尽きてしまう。「もういいや」、と。

 

この状態に陥るのは、『4つのエネルギー管理術』でいうところの「精神のエネルギー」が涸渇しているかもしれません。

 

 

 成長は発達は、肉体から情動、そして頭脳から精神へという、下から上のプロセスをたどるが、変化は逆のプロセスで、精神から波及していく。自分が一番大切だと思う価値基準を思い、私利私欲を超えた使命感を感じるときに得られる精神のエネルギーが、目標に向かって進むときに非常に強い力となる。

 

先ほどの例でいえば、大嵐が人生での「変化」と言えます。人生において変化を強いられたときに「精神のエネルギー」をふんだんに使うことになるのです。

 

この「精神のエネルギー」は目標によって充足され、また回復も行われると言われています。この目標を設定する上での軸となるのが「価値観」です。

 

では、どうやって自分の価値観を軸として目標を設定するのかを『4つのエネルギー管理術』の「第8章ステップ1ーー目標を定める」からみていきます。

 

 

 

底力を出すための目標の3つの視点

 

この第8章では、目標が3つ視点で「質的な変化」を起こすことで、「精神のエネルギー」を強力にして、粘り強く自分自身を支える底力となることを説明しています。

 

それは、次の3点です。

 

1.ネガティブからポジティブへ

2.付帯的動機から本質的動機へ

3.自分に対するものから他者に対するものへ

 

この3つの「質的な変化」を一つひとつ詳しくみていきましょう。

 

 

 

<1>ネガティブからポジティブへ

 

恐怖、怒り、憎しみといったネガティブ感情から突き動かされてできた目標もあります。けっこう、これってボクは大事だし、大いに活用すればいいと思う。神田昌典さんも『非常識な成功法則』でネガティブな感情を使えといっている。負の感情を瞬発的な強さを持つのだから、それをばねに突き進むことも可能です。

 

ただ、 

 

ネガティブな感情はエネルギーを涸渇させ、長い目で見ると人体のシステムに悪影響を与えるホルモンの放出を促してしまう。

 

というように、長期間使い続けると、悪影響の方が大きくなります。だから、ここで「ポジティブ駆動」の目標へと、質的変換が必要となるのです。「意味がある」、「挑戦できる」、「可能性を開く」といったポジティブな目標へと書き換えていくのです。

 

 

<2>付帯的動機から本質的動機へ

2つめは、付帯的動機による目標から、本質的動機による目標への転換です。付帯的というには「外発的動機付け」のことだとボクは思いました。例えば、もっとお金が欲しい、モテたい、社会的な地位が欲しい、みんなに愛されたい、といった目標です。外的要因に左右される目標です。

 

それに対して、本質的動機は、

 

ある活動そのものがもたらしてくれる満足感に価値を見出し、純粋にその活動をしたいと思うことから生じる

 

といいます。これはつまり「内発的動機」ですね。外的要因に左右されにくい目標となりやすいです。

 

さらに、

 

本質的なやる気には、より持続的なエネルギーを生み出す傾向があることが、いくつかの研究から明らかになっている。

 

といいます。

 

また、

 

人は確かに、物質的な報酬や他人からの賞賛によってやる気を起こす。だが、自分で自由に選んだ活動を心から楽しんでやるときの方が、より強い情熱と喜びを感じることができるのである。

 

と、あるように付帯的(外発的)な動機からの目標を持つことを否定しているわけではありません。ボクは時と場合に応じて目標を使い分けていけばいいと考えます。

 

 

 

<3>自分に対するものから他者に対するものへ

 

そして、最後の3つめは、目標を「自分に対してのもの」から「他者に対するもの」へと変えることによって、目標の大きな質的変換をはかることがテーマです。

 

これは何かといえば、

 

私たちの意識が、自分の欲求を満たすことから、自分を超える何かに奉仕することへと変わっていくことである。

 

と、あるように、「自分のための目標」を超えて「他者のための目標」に目標を変えることです。実はこれが一番、精神のエネルギーを大きくする要素だとボクは思います。自分のためよりも、他者のため、自分を超えた何かのために身をささげるのは、大きな使命を感じられ、自分が生きている意味やこの世界での役割のようなものを全うする感覚を持つようになります。

 

 

 

目標を設定するには価値観が必要

 

まあ、戦時中の日本は、「他者のための目標」を悪用して、「御国のため」とうそぶいて多くの若者を戦地に送り込んだりもしましたが。いずれにしても、自分自身でしっかりと価値基準をもたないと、為政者にいいように使われてしまいます。なので、自分にとっての価値観をはっきりさせておくとが肝要です。

 

ここが難しくて、時間もかかるので、なかなかポジティブで本質的で他者に対する目標をもつことができない理由となっているように思えます。

 

自分の価値観を言語化するのは難しいですよね。抽象的になりやすいし、何が大切なのかを決めることは難儀なことです。

 

 

それでも、ヒントはいくらかあります。

この本では、幸福、調和、健康、バランス、思いやり、知識、共感といった「価値観チェックリスト」があるので、それに類したことをチェックできるサイトをみてもよいですね。

 

もう少し抽象度を下げた、価値観チェックサイトもあったので、紹介します。

これは厚労省の職業診断のサイトにあったものです。

jobcard.mhlw.go.jp

 

 

おわりに<まとめ>

 

大事な場面で底力を出すには、自分の価値観の軸に合ったポジティブで、本質的で、自分を超える何かのための目標を設定することが必要です。

 

大嵐に見舞われたときに、樹木が深く大地に根をはり決して倒れることのないように。

 

そんな目標を持つことで「精神のエネルギー」が充足し、突き抜けれるような力が出せるということです。

 

ということで、まずは、価値観リストをみながら、自分の価値観を確認してみることからはじめるのがよさそうです。

 

 

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「フォトリーディング」は怪しいの?「速読」できるの?@本の情報検索技法

投稿日:2021年3月6日

 

「フォトリーディング」って聞いたことありますか? 

 

 

ボクは十数年前に、勝間和代さんの『年収10倍アップ勉強法』を読んだときに「フォトリーディング」を知りました。最初は「速読法」の一種と思っていました。

 

十数年前、ボクは技術書、ビジネス書、各種ドキュメントなど、仕事で読まなければならない本や文章が多くありました。

 

「もっと文章をはやくよめたら、仕事の効率を上げることができる」と思っていたときに、目に留まったのがこの「フォトリーディング」でした。

 

写真(photo)をとるようにぱらぱら本をめくりながら潜在意識に情報を入れいてく……。無意識の世界で本を読むの?? 読むことは意識でやることでは?? いろいろ疑問も出ました。

 

友人に「フォトリーディング」のことを話すと、「かなり怪しいけど大丈夫のなの?」って心配されてしまいました(笑)。まあ、いまおもえば怪しさを伴うところがあるかもしれませんが、結論を言えば、「怪しい」と思われてしまうところはあるけど、読書手法としては役に立つところもあると思います。

 

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Photo by Ed Robertson on Unsplash

 

 

 

■フォトリーディングとは?

 

フォトリーディングとは、読書技法の一種で、独特な方法で本から必要な情報を取得します。読書法というよりも、「情報検索技法」の方がピッタリかも。

 

NLPの専門家であるポール・R・シーリィによって、脳が画像を処理する能力を活用した読書手順として開発された読書手順です。

 

「フォトリーディング」には学び方法は「本」を読むことでだいたいのことはわかります。

 

新版 あなたもいままでの10倍速く本が読める

新版 あなたもいままでの10倍速く本が読める

 

 

この本によると、「フォトリーディング」は次の5段階で本から必要な情報を取得します。

 

1.準備:本を読む目的を決める

本を読む目的を明確にし、本から何を得たいのかをはっきりさせて、「ミカン集中法」という面白いネーミングの方法で本に集中する状態をつくる。

 

 

2.予習:読むか読まないか?決める

 そもそもこの本を読むのか読まないかを決める。全て読み終わってから必要なかったなんてわかってもアレなので。目次をみたり、ざーっと全体を見て判断する。読む順番を決めたり、読まない箇所を決めたりする。また、読む必要がないと判断すれば、その時点で終了すればよい。

 

 

3.フォトリーディング:リズミカルに本をめくる

 ここから怪しさを感じさせるフォトリーディングという段階です。フォト(Photo)というだけあって、本の写真をとるように、パラとめっくって写真をとり、またパラっとめくって写真をとるように、リズミカルに本をめくっていきます。しかも目の焦点にもコツがあって、文字に焦点を合わせない全体像をはあくできるような状態でこれを行います。これは活字を読んでいるわけではありません。本の情報を脳に写し取るような作業らしいです。フォトリーディングの真骨頂ですね。

 

 

ここで15分ほど時間をおいてから、再び本を開きます。

 

 

4.復習:重要なキーワードを拾い質問づくり

ここからは自分にとって本を読む目的から、本をざーっとめくり重要なキーワードを20個ほど拾い上げます。そのキーワードをもとに、この本への「質問」を作ります。 

 

 

5.活性化:本の内容を活性化する

さらに休息をとって時間をおく。一晩寝かせるのがいいらしい。ここから改めて、目的と質問にそって本を高速で読み取っていく。一字一句読むところもあれば、まったくスルーするところもある。まあ、普通の読書っぽい。アウトプットしてマインドマップに現すことがおススメされていた。

 

こうやって本の中から情報を検索する方法が「フォトリーディング」です。

 

マインドマップとの相性がいいようで、本から得た情報のアウトプットとして「マインドマップ」にまとめている人も多いですね。

 

 

フォトリーディングを自分なりにやっていくうちに、「みかん集中法」とか「フォトフォーカス」といったことが本当にできているのかどうかわからなくなり、「フォトリーディング集中講座」も受けてみました。

 

2日間で10万円(税抜き)もする講座なので、ちょっと迷いもありましたが、ここは思い切って受けてみました。

 

 

 

■集中講座を受けてみて

 

講座の内容は本そのものでした。普通に企業研修を受けているようで面白かったです。ランチ付き(かなり高級なお弁当)で、自由にお菓子を食べ飲み物をのみながらリラックスして受講できました。

 

ボクが受けたときは、たしか平日受講で20名以上参加されていたと思います。外資系のIT企業に勤務している人で会社経費で受けている人もいましたね。また、大学生が自費で受講している参加者もいました。

 

講座ではフォトリーディング独特の手法を講師の方から具体的に教えてもらい、本からは得にくいことを学べたかと思います。また、他の参加者の本の紹介も面白かったですね。

 

ただ、今思えば、どうしても受けなければならないかといえば、そうは思いません。本読めば十分じゃなかなと思います。

 

 

 

■その後

 

受講したあとは、自分でも本を読むときは必ずやってみました。独特な手順もあるので、なかなか継続することが難しいかも。

 

フォトリーディングの自主トレを一緒にやるようなコミュニティーがあって、それにも何度か参加しました。内容よりも、ただ単にそこに集ってくる人たちとお話ししたり、情報交換することは楽しかったです。毎週のように参加していました。今もやっているのかな?

 

受講後、アフタフォローのような講座(たしか5000円程度、昼食代含まず)もあるのですが、一度も行ったことはありません。いつでも使えるということがあるから、逆にいかないのかもしれません。

 

受講後2,3年はフォトリーディングの手法で本を読み、そのうちどんどん我流になっていきました。それでも、それなりに読めてしまいます。読むというよりも、情報の取捨選択が明確になったのかもしれません。

 

 

 

■現在

 

今は、フォトリーディングの手法で使っているのは、目的設定と、キーワード抜きですかね。小説ではぜんぜん使っていなし、本を読む目的によってもかわってきます。

 

速読というよりも情報処理の効率化といったところがフォトリーディングの有効性を高めていると思います。知っていることは読み飛ばし、新しいところはじっくり拾っていく。WEBで記事を読むのと一緒ですね。

 

また、気に入った本や、気合を入れて読む本は「再読」をすることがほとんどで、その時は、精読、深堀をします。読むときの気持ちはこちらの方が俄然楽しいですね。本を堪能できるので。

 

ボクがやっているなんちゃって「フォトリーディング」の飛ばし読みはある意味味気ないものです。ビュッフェでいろいろつまみ食いしているようなところがありますから。素材を楽しみ、味わいような本を読んだ方が今は楽しい感じています。

 

 

 

■まとめ

 

フォトリーディングはやってみて良かったです。ボクにとって有用だなとおもった「目的設定」「キーワード選定」は役立っています。

 

潜在意識に情報を送るとかは、よくわからないままです。もしかしたら、そのうちわかるようになるのかな?? 結局、やっていないのでわからないままです。

 

そのうえで、読まない本は最初から読まない。これがボクには大事だったと思います。速読って経験値だと思うので、面白ければ、集中してさーっと読めますよね。だからそういう本に出会うことが大事だし、そんな本に出会ったら、本を読むことを楽しみたいですね。

 

それでは、今日も読書を楽しみましょう!

 

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■フォトリーディング関連の本

 

 

 

 

  

考える力がつくフォトリーディング

考える力がつくフォトリーディング

 

 

 

頑張っているけどダメだった時に「自信」を持つ方法@ポジティブ心理学

投稿日:2021年3月5日

 

努力して頑張っているのに良い結果がでない。お得意さんを他のお店にお客を取られてしまう。周りのとの人間関係が上手くいかなくなった。

 

このような、「自信を失う」ようなことは誰もが経験することです。自信がなくなったときの虚無感、虚脱感から抜け出したいですよね。

 

そこで、ポジティブ心理学の本数冊から、「自信を持つ方法」についてまとめてみようと思います。

 

「自信」とは何か?

「自信」を持つにはどうすればいいのか?

そして、「自信」を持つための行動・計画について述べていきます。

 

 

 

 

confidence

 

「自信」を失うとこうなる

 

自信を失ったとき、どうなるかは、誰もが経験をしているので、経験的にわかると思います。打ちひしがれる、心に穴があくような感覚になる、やる気が窓の外に出て行ってしまった感覚になる。動きがとまる。人によっても、度合いによっても異なりますよね。総じていえば、ネガティブ感情に支配されている状態です。

 

 

 

「自信」があるこんな感じになる

 

一方で自信があるときはどんな感じになるのでしょうか。自信があるときは、やる気に満ちて、カラダの底からエネルギーが出て、時間が進むのが速く、心にも余裕を感じられます。全体的にポジティブ感情がかなり優位なのです。

 

 

 

「自信」は持ったほうがいい

 

仕事の面だけで考えても、自信があった方が前へ進める力があるので、困難に対処したり、問題を解決するように動きやすくなります。

 

だから、「自信」は持っていないよりも持っている方が良いのです。もちろん、過剰な自信や、根拠なき自信が大きな禍をもたらすこともありますが、そういった自信が社会関係性にどのような影響を及ぼすかについては言及しません。

 

 

 

自信を持つ方法

 

自信を持つには「ネガティブ感情」を減らし(※消すのではなく)、「ポジティブ感情」を大いに増やす必要があるのです。

 

まずは、自分に対しての「ネガティブ感情」を減らすことです。「ネガティブ感情」は強力で、人を支配する度合いが強いので、何もせず放っておけば簡単に支配されてしまいます。だから、ここから対処する必要があります。

 

自分に対してのネガティブ感情とは、おおよそ次のような感情です。

 

不信、不安、不幸、恐怖、重圧感、後悔、自責の念、落胆、悲しみなど

 

こういった感情を減らすことが先決です。

 

 

その次に、自分に対しての「ポジティブ感情」を増大させます。自分に対してのポジティブ感情とは、おおよそ次のような感情です。

 

自尊心、誇り、信頼、希望、勇気、楽観、高揚感、嬉しさ、喜び、幸せ、平穏、安らぎ、満足など

 

このポジティブ感情はネガティブ感情と比べると、簡単に出てこないので、意図的に自分自身から出そうとする意志が必要です。

 

 

 

自信を持つためのAction item

 

「ネガティブ感情」を低下させる行動と、「ポジティブ感情」を増大させる行動をとる上で、「即時対処」と「予防的対処」の2つ面から考えていきます。

 

1.「即時対処」

これは、自信を失ったときに、自信を回復し、自信を持つための対処のことです。様々なありますが、ポジティブ心理学関係の本からいくつか抜粋しておきます。

 

<Action Item>

  • 走り回る
  • いつもよりも長めに歩いて帰る。
  • ヨガをする。
  • 瞑想する。
  • サウナや熱い風呂に入る。
  • 好きな映画やドラマをみる。
  • お気に入りの本を読む。
  • 気持ちが上がる写真をみる。
  • カラオケで歌をうたう。 
  • 良かったことや出来事を3つ思いうかべる(可能であれば誰かに伝える)。
  • 今日、悪かったこと、嫌なことをノートやメモに書き出す。
  • 家族や友人に自分の長所を挙げてもらう(長所のみあげることを事前に伝える)。
  • 自分の強みリストを眺めて、使っている場面を思い浮かべる。 
  • ペットの世話をする。
  • 植物の世話をする。
  • 泣きたいときは泣いてしまう。
  • 聞いてくれる人に今の現状のことをきいてもらう(相談はしない)。

 

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Image by silviarita from Pixabay

 

 

また、これは逆にやらない方がいいことも挙げておきます。心にもカラダにもかえって逆効果なことです。

 

<NotToDo>

  • アルコールに浸る。
  • 料理を思う存分食べる。
  • 甘いモノに手を伸ばす。
  • ニュースやワイドショーを見る。
  • ゴシップ記事を読み漁る。
  • SNSを徘徊する。
  • スマホの画面ばかりみる

 

 

2.「予防的対処」

この「予防的対処」とは、普段から心の筋肉をトレーニングして自信を失わないようにする予防的な対処のことです。

 

これは、「レジリエンス」を鍛えるのが一番よいかと思います。詳細は以下を記事をご参照ください。

strengths.hateblo.jp

 

 

 

自信を持つためのAction plan

 

具体的な行動方法は述べましたが、いざ、そうなったときに上に書いたような対処がとれるように、行動計画を作っておくのがベターです。ひとそれぞれ異なるので、自分自身用のAction Itemを用意してそれを実行できるように前もって行動計画をつくっておきます。

 

1.「即時対処」

「自信」を失ったときにの「やることリスト」を作っておきます。自信喪失時にこの「やること一覧」の最初に書いてあることを実行します。

 

「やることリスト」は最初が肝心です。自信喪失は情動エネルギーが低下しているので、軽くできることでないと動けない可能性があります。だから、クイック・ライトスタートできることを最初にやるようにします。

 

また、同時に「やってはならないリスト」もつくっておきます。「ネガティブ感情」は負の連鎖を引き起こしやすいので、より嫌な気持ちに陥ってしまいます。だから前もって「やらないことリスト」もあわせて用意しておくのがよいです。

 

 

2.「予防的対処」

 これは日常的な習慣として取り入れておくことなので、筋トレのごとく、できることを用意して毎日、毎週、毎月やることを決めて行動することになります。

 

 

 

おわりに

 

自信を持つだけではなく、実際の能力も必要です。

 

たとえば、仕事で必要な営業力とか、そういった能力は細分化して様々な能力を強化し、レベルアップしていくことで結果的に自信につながります。

 

時には根拠もなく自信を持った方が頑張れるものです。社会心理学では「一貫性の原理」というものがあります。

 

それは、自信を持つことで、その自信を証明するために、様々なことを努力できるということです。これはこれで大きなメリットでもあります。

 

だから、力がついてから自信を持つというよりも、自信を持つために力をつけるための努力精進ができるともいえるわけですね。

 

自信を持って、それを証明するため各種能力を努力してみにつけ、日常的にはレジリエンスを鍛えて免疫力を日々鍛えておきましょう。

 

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参考になるポジティブ心理学関連書籍

 

 

 

 

幸せがずっと続く12の行動習慣

幸せがずっと続く12の行動習慣

 

 

 

 

ハーバードの人生を変える授業

ハーバードの人生を変える授業

 

 

 

 

 

10年以上たっても良い本3選@本の棚卸し

投稿日:2021年3月4日

 

3月に入ってからも読みたい本はいろいろあり、読まなければならない本もある。当然のことながら新しい本を購入すると、本棚が本であふれてしまう。

 

なので、2~3ヵ月に一度「本の棚卸し」をして、本棚から本を何冊か追い出している。そんなことを年に数回やってるのだが、10年以上たっても、本棚から追い出されない本がある。

 

それらの本をあらためて手にとってみてみると、やっぱりいい本なんですよね。ということで、今回は10年以上たっても良い本だなーって思った本を3冊ご紹介します。

 

 

1.『ウェブ時代をゆく』梅田望夫

2.『ブランド人になれ!』トム・ピーターズ

3.『プロフェッショナルの条件』P・F・ドラッカー

 

threebooks

 

 

 

 

 

1.『ウェブ時代をゆく』梅田望夫 

  梅田望夫著『ウェブ進化論』の続編となる本。「WEBの可能性を見いだし、WEBを中心とした社会の到来で社会はどうなってくのか?」そして、そんな時代を「いかに働き」、「いかに学ぶ」がこの本のテーマだ。

 

十数年前、ボク自身がまさにWEBサイト構築の最前線で仕事をしていたので、テーマとしてもぴったりであった。

 

この本で、ボクにとって興味深かったのは、「WEB社会のこれから」ではなく、WEBとういインフラが整うことで「学習の高速道路」が構築され、その先では既存の知識・情報の「大渋滞」が待ち構えているということだ。

 

そんな整備された高速道路で進むよりも、誰も通ったことのない「けものみち」を行くことを勧められていた。

 

「けものみち」をゆくための水先案内人として、部分的なロールモデルを複数人みたててすすみゆく「ロールモデル思考法」が興味深かった。

 

これからの混沌とした情報社会で生きていく上で、今でもこの「けものみち」と「ロールモデル思考法」はとても有効だと思う。

 

 

 

 

2.『ブランド人になれ!』トム・ピーターズ

「雇われの会社人をやめて、人々の記憶に長く残る仕事をするブランド人になろう」というテーマ。これは「フリーランス・独立のススメ」の要素もあるのだが、会社勤めの人にも励ましをくれる本だ。

 

仕事で自信がなくなりそうになったり、くじけそうになりそうなときにこの本を読むと元気になれた。著者のトム・ピーターの熱い言葉がボクを奮い立たせてくれるのだ。

 

ブランド人として生きるなら、人生とは、稼業にほかならない。仕事を取るのは難しい。死にたくなるほど難しい(私はいつも七転八倒する)。だが、やらなければならないのだ。

 

晴れて自由の身になって、泣くヤツがあるか

 

と、こんな感じで。

 

十数年前に読んでも、今読んでも、励まされるのである。 

 

 

 

 

3.『プロフェッショナルの条件』P・F・ドラッカー

経営や組織論の著作が多い「ドラッカー」。その中でも、この本は企業の戦略やマネジメントではなく「個人の生き方、働き方」が中心となっている。

 

この本の中に「自らの強みを知る」という項目があり、そこを読んで「強み」を伸ばすことが仕事で価値を生み出すためにも必須であることを学んだ。

 

知識社会で、知識労働者として生きていくと、これまで存在しなかった多様な問題に対処しなければならない。そのためには「強み」を活かすことが肝要だという。

 

何ごとかを成し遂げるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。できないことによって何かを行うことなど、とうていできない。

 

自分の「強み」を知ることで、自分がどこで活躍でき、何で輝けるのか、どんな価値を生み出せるのか。そのことを気づかせてくれる本であった。

 

ドラッカー先生の本は、部分的であったとしても読んでいると、アタマの中が整理されて、明確になって、前へ進もうとする気に満ちてくる。

 

 

 

■終わりに

 

これらはすべて、ボクが十数年前に、WEBサイト構築が主要業務の会社で働いていたころに読んだ本です。

 

十数年に渡って、励ましや迷いを払拭してくれる本もあれば、状況的にそぐわなくなったり、情報が古くなった本は、かえって負の価値を生み出すこともあるので、本棚から退場してもらうことにしている。

  

今回も何冊か本棚から退場して頂きました。「これまでありがとうございました」と感謝を込めて。

 

みなさんの本棚には、「棚卸しされても残り続けている本」ってどんなのがありますか?

 

副業で「何を」するか迷っている人におススメの1冊@『これ一冊で全部わかるビジネスモデル』

投稿日:2021年3月1日

 

副業をはじめたいけど、いろいろあり過ぎて「何を」しようか迷っている人。

 

とりあえず副業をはじめたけど、なかなか続けれない人。

 

フリーランスで仕事をしているが、今後のことを考えて別の事業も考えていきたいと思っている人。

 

 

ぜひ、読んでおいた方がよい本があります。

 

 

それは

 

『これ一冊で全部わかるビジネスモデル』

 という本です。

 

 

実は、この本は事業を複数立ち上げている知人に勧められた本でした。正直、タイトルにはあまり惹かれることはありませんでしたが、読み始めると、今のボクが必要としていることがしっかり書いてあって、のめりこんで読み切りました。おススメしてもらった知人には感謝です。

 

 

タイトルの中に「ビジネスモデル」というキーワードがあり、敷居が高いと感じる方もいるかもしれません。また、「ビジネスモデル」は企業が新規事業を起こすときに使われる概念という感じを持つ方が多いかもしれません。

 

 

副業もそこまで考える必要あるのか? 

個人でやっているのだから、そこまで必要なのか?

 

 

なんて思った方こそ、実は読んだ方が良いです。

 

 

なぜなら、この本は、大企業やフリーランス、副業といった事業の規模に関係なく、「誰のために、何をどんな方法で相手のニーズを満たしていくのか」、という点で重要なことを教えてくれるからです。

 

 

この本は、「お客さんにはどんなニーズがあり、そのニーズにどんな価値提供ができるのか」について考えさせてくれるのです。

 

 

しかもそれを導き出すための手順があり、フォーマットまであります。さらには参考となるような事例付きのビジネスモデルが63種類も記載されているのです。

 

 

そこから新しい事業のヒントを得れるかもしれませんし、ビジネスモデルの辞典として使ってもよいと思います。

 

 

それでは、この『これ一冊で全部わかるビジネスモデル』をもう少し詳しくみてみましょう。 

 

 

 

■この本の特徴

 

この本は「ビジネスモデル」の基本、成功パターン、作り方までの一通りが学べるようになっていて、事例も豊富で、自分で実際にビジネスモデルがつくれるようになるための演習もあります。

 

また、何といっても、専門書ではないので文章が平易です。それほど難しい経営の専門用語は出てきません。流れに沿って読めば十分理解できる内容です。だから、「ビジネスモデル」の入門書としても最適ではないでしょうか。

 

 

まずは『これ一冊で全部わかるビジネスモデル』の構成をみていきましょう。

 

 第1部 ビジネスモデルの基本

 第2部 ビジネスモデル大図鑑

 第3部 ビジネスモデルの作り方

 

大きく分けて3部構成。

 

第1部の第1章の内容がこの本の最重要箇所です。わずか16頁しかありませんが、超熟読すべきところです。

 

次に、付加価値をつけているのは第2部の実際のビジネスモデル63選と130ほどの事例ですね。このビジネスモデル図鑑がこの本の大半を占めていて、内容も充実しています。

 

またこの本は、専門用語を知らなくてもわかりやすい内容となっています。既存のビジネスモデルを知り、理解するだけではなく、ヒントを得ることができそうです。

 

さらに、図解・図表・絵も多いので見やすさは抜群です。

 

第2部の各ビジネスモデルには事例も2件紹介され、そしてそれぞれビジネスモデルには「ビジネスモデルの落とし穴」という項目でリスクについて言及があり、「モデルの適用のための問いかけ」という項目で、そのビジネスモデルが自社の事業に適用できそうかどうかのチェック項目は便利です。

 

最後の第3章では、実際に自分なりの「ビジネススモデル」を作ってみようというくだりです。

 

この本の中で提唱されている、「戦略モデルキャンバス」というフォーマットがあり、それを順番に埋めていくことで、唯一無二の自分の、自社のビジネスモデルができらがるというものです。

 

 

 

■この本の個人的なおススメ箇所

 

断トツで「第1章ビジネスモデルとは」がおススメです。極端な話し、ここをしっかり読んで理解するだけで、この本の9割は読んだのも同然です。

 

ボク的にはそれぐらい重要で価値のあるところでした。ページ数は16頁しかないので、さーっと読めば読めてしまいますが、しっかりと確認しながら読むとよさそうでした。(ちなみに第2部の図鑑部分は約300頁)

 

 

とにかく、この第1章を読むことで、次のことがわかるようになります。

 

  • ビジネスモデルとは何か?
  • 顧客ニーズと価値提供
  • 事業構造(ビジネスモデル)の3大パターン
  • ライバル(競合)と代替品・サービスの分析
  • 資源の深める(「模倣不可能」な資源を持つために)
  • 強みの作り方ーー「隔離」(他との差別化)

 

この一連の流れをよくよく理解した上で、第2部のビジネスモデル図鑑でさまざまな事例を参考にするのもよいですね。

 

 

副業する上でも、何をするかを判断するのも、自分自身の「価値提供」は「何か」を明確にし、価値提供できる顧客はどこにいて、どうやって顧客ニーズを満たすのかを考える必要あります。

 

 

 

■副業で「何を」するか迷っている人へのおススメの読み方

 

第1章 「ビジネスモデルとは」を熟読、精読。理解できるまで読みこむ。

 ↓

第2章「事例で学ぶビジネスモデル」で実例を確認する。

 ↓

第7章 「既存ビジネスの革新ワークショップ」実際に作ってみる。

 or

第8章 「新規ビジネスの創造ワークショップ」実際に作ってみる。

 

※第2部 「ビジネスモデル大図鑑」は事例集として使う。

 

 

 

■終わりに

 

会社員であれば、副業に限らず、自分の本業を深めたり新規事業を提案したるすることにも有効だと思います。

 

また、フリーランスの人であれば、「戦略モデルキャンバス」を使って自分なりのビジネスモデルを作っていくなかで、ブランディングの要素が出てくるので、かなり役立つと思います。

 

会社においても、個人においても、 永続的な事業(ビジネスモデル)はありません。だからこそ、長期的につぎのビジネスモデルをつくりつつ、今、とりかかっている事業をより分析して深めて、延命してくことが大事だなーと思います。

 

 

 

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『これ一冊で全部わかるビジネスモデル』

 ■目次

 

第1部 ビジネスモデルの基本
 第1章 ビジネスモデルとは
 第2章 事例で学ぶビジネスモデル

 

第2部 ビジネスモデル大図鑑
 第3章 戦略モデル
  シェアリング/スーパーニッチ/消耗品モデル/チェリーピッキング
  クラウドソーシング/ロングテール/マス・カスタマイゼーション 等

 第4章 オペレーションモデル
  製造小売/直販/プロシューマー/クロスセル&アップセル
  顧客ロックイン/OEM/オープンビジネス 等

 第5章 収益モデル
  成果報酬/レベニューシェア/従量課金/投げ銭方式/フリーミアム
  サブスクリプション/アドオン/ライセンシング/広告モデル

 第6章 コンテキスト
  規模の経済/ネットワーク外部性/デジタル化/モジュール化
  経験価値マーケティング/BOPモデル/ブルーオーシャン戦略


第3部 ビジネスモデルの作り方

 第7章 既存ビジネスの革新ワークショップ

 第8章 新規ビジネスの創造ワークショップ

 

目の前の欲望に打ち勝つために @『4つのエネルギー管理術』

投稿日:2021年2月26日

 

 

ダイエット、禁煙、禁酒、貯金・・・・。これらはやったほうが良いって頭でわかっている。

 

しかし、疲れているときや、ストレスがあるといは、意志力は低下しているので、食べたい、吸いたい、飲みたい、使いたい、という胆略的な欲望に負けてしまいがち。

 

どうすれば、この目の前の欲望に打ち勝つことができるのでしょうか。

 

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Photo by Alexandre St-Louis on Unsplash

 

『4つのエネルギー管理術』に、目前の欲望に打ち勝つためのヒントがありました。結論からいえば、「精神のエネルギー」を強化して容量を増やすことです。

 

 

 

■「精神のエネルギー」って?

 

この本では「精神のエネルギー」を、

 

「人生で一番大切にしたいこと」や「私利私欲を超えた使命感」を意味するもの

 

と、説明しています。ざっくり言えば人それぞれの「価値観」「信念」と言えそうです。

 

 

そうすると、そもそも自分にとっての、欠かすことのできないこと、譲れないことといった価値観が何なのかを自覚していることが前提となります。そこから強い目的意識が生み出され、目の前の欲望にを振り切っていけるわけです。

 

 

そして、「精神のエネルギー」が満ちていれば、

 

たとえ最悪の状況におかれても、目標を共有し、自分だけの利益にとらわれずに大きな使命感を抱くことができれば、精神のエネルギーを土台から支える力を生み出すことができる。

 

と、言われています。

 

 

多くの誘惑につかまることなく、何かを達成できる人は、この「精神のエネルギー」が満ち溢れているのでしょう。

 

 

 

 

■「精神のエネルギー」容量を増やすために

 

では、次にこの「精神のエネルギー」を満ち溢れさせ、容量も増やす方法についてみていきましょう。

 

 

1.価値観(人生の目的、いきがい、やりがいなど)をはっきりさせる 

 

まずは、「精神のエネルギー」の源流となる価値観(人生の目的、いきがい、やりがい)を明確にすることです。

 

ここがぼんやりしていると、目的を見失いやすくなり、目の前のことに翻弄されがちになります。

 

特にこの本では「自分を超えた何かのために」がエネルギーを押し上げると説明しています。例えば、子どものために、会社の仲間のために、社会のために、悩んでいる誰かのために、といったことです。

 

 

2.「精神のエネルギー」の回復を行う

 

そして、次に「精神のエネルギー」の回復にあたって、「瞑想」と「祈り」が推奨されています。

 

瞑想は、心を静めるために高度な集中力を必要とするが、心が広く解き放たれ、人生において何に価値があるのかを深く思いめぐらすことができ、ときに喜びさえ感じられる回復の時間でもある。

 

瞑想はあらゆる面に影響を与え、精神面のエネルギー量を大きくする作用があると同時に、頭脳面と情動面の回復にもなる実践である。

 

同じように、祈りも集中と黙想の努力を必要とする一方、情動と精神を癒す効果がある。

 

瞑想は心身共に良い効果があることが挙げられていますが、「精神のエネルギー」の回復にも効果があるようです。

 

また、興味深いのが「祈り」ですね。これは「アファメーション」と言われるものに近いかも。要は自分自身と取り囲んでいる世界に対する「宣言」みたいなものです。一種の自己暗示ともいえるかもしれません。

 

この瞑想と祈りは毎日続ければ続けるほど、ジワジワと効果が出てくるのが面白いです。

 

 

 

3.「精神のエネルギー」容量を増やす 

 

この「精神のエネルギー」を増やす方法についても言及されています。

 

精神面の許容量を増やすには、私利私欲を超えた何かのために自分をある程度犠牲にすることが必要となる。

 

自分の目先の利益を犠牲にして動くことで、より深いレベルでの生きる目的を再確認し、自分の価値を再確認できるという大きな見返りが得られるのである。

 

 不思議なもので、自分のためよりも、他者のためと思ったときの方が行動できるし、忍耐強くできるものです。

 

「禁煙するのは自分の健康のため」と考えるよりも、「結婚する相手の健康のため」「生まれてくる子どもの健康のため」と考えている方がより禁煙を実行できそうです。

 

 

 

■まとめ 

 

・目の前の欲望に打ち勝つには「精神のエネルギー」が満ちていること。

 

・「精神のエネルギー」は、「自分が一番大事に思う価値基準を認識し、私利私欲を超えた使命感をもつことから生まれる」と著者は説明。

 

・「精神のエネルギー」のもととなる「筋肉」は、苦労したとしても、自分の価値基準をもとに生きる勇気と覚悟をもつ姿勢のことである。

 

・瞑想、祈りによって「精神のエネルギー」の回復が行われる。

 

 

様々な小欲につかまらないために、定期的に自分の価値観を確認し、日常的に瞑想タイムを取り入れて「精神のエネルギー」を充てんすることが良さそうです。

 

 

 

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■『4つのエネルギー管理術』関連記事

 

本の全体紹介

 

休息とエネルギー回復の関係

 

エネルギーをストレスで増やす

 

「肉体のエネルギー」について

「情動のエネルギー」について

「頭脳のエネルギー」について

 

 

 

仕事がキツイのは極めて普通のこと@だから「レジリエンス」を鍛えよう

投稿日:2021年2月25日

 

 

新人だろうが、中堅どころだろうが、ベテランであろうが、仕事を続けていればそれなりにキツイ状況に遭遇します。

 

ボクもキツイ状況は何度か経験して乗り越えてきました。たぶん、これからもそういうキツイ状況に遭遇するだろうし、永久になくなることはないでしょう。

 

自らの怠慢や傲慢さといったことから招いてしまったムダにキツイ状況は避けつつ、キツイ状況への免疫力は鍛えておいた方がよさそうです。

 

 

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Image by StartupStockPhotos from Pixabay

 

 

■仕事は大変があたりまえ

 

そもそも、ずーっと楽チンで快適な状況はほとんど無いくて、大変でキツイことの方が普通じゃないですかね。だから、仕事はキツイと思っておいた方が精神衛生上良いと思うのです。

 

鎌倉時代に、道を歩いていたら襲撃されて殺されそうになったり、役人に斬首されそうになったり、何度か島流しをくらい、しばしばキツイ状況に置かれていた日蓮は、同じく苦しい状況に陥っているお弟子さんたちに向けてこんなことを言っていますよ。

 

善(よ)からんは不思議、悪からんは一定と思え。

 

さすがに、仕事をしていて殺されそうになることはあまりないと思うけど、仕事も「善からん」=「ラクちんで楽しいこと」に遭遇するなんてラッキーで、「悪からん」=「キツイ状況」が普通(一定)と思ってガンバレってことですね。

 

 

 

 

■どんな状況でもやっていけるように

 

そこで、どんなキツイ状況になっても耐えられるように、「心の敏捷性」を鍛える筋トレが必要です。

 

この「心の敏捷性(しなやかさ)」って、心理学では「レジリエンス」(Resilience)と言いいます。「レジリエンス」に心の敏捷性を鍛えるカギがあるようなので、詳しくみていきましょう。

 

 

 

■レジリエンスを鍛える

 

ポジティブ感情を研究している心理学者のバーバラ・フレドリクソン先生の著『3:1の法則』によると、レジリエンスとは

 

「弾力性・困難な状況から立ち直る力」

  

と、説明されています。

 

この「レジリエンス」が強い人は、精神的な回復が早いというのです。

 

 

研究調査によると、回復が早い人は、

 

ストレスに直面したときに、ほかの人と比べて複合的な感情を持つ

 

ということがわかりました。

 

 

キツイ状況にさらされて、苦しさ・いらだち・焦り・不安といったネガティブ感情を持ちつつ、一方で、希望・感謝・誇り・鼓舞といったポジティブ感情をしっかり持つことが「複合的な感情を持つ」ということです。

 

 

キツイ状況でストレスフル状態のとき、ストレスを

 

悪化あるいは長期化させるか、比較的短期間に発散させるかの違いは、ポジティビティを呼び出す能力の有無にかかっている

 

と言います。

 

 

そして、この本の『3:1の法則』というタイトルにもあるように、ポジティブ感情とネガティブ感情に割合は3:1にすることが推奨されています。ネガティブパワーは強力なので、それぐらいに割合にしないとバランスがとれないようです。

 

 

また、この「レジリエンス」は後天的に鍛えて強化することが可能で、ネガティブ感情よりも、ポジティブ感情をより強く出すことによって強化できると言います。

 

 

 この『3:1の法則』の中から、この「レジリエンス」を強化するために、ポジティブ感情を高めるための考え方や行動をいくつ箇条書きにしておきます。

 

  • 「何が起こっても何とか対処できるだろう」と考える
  • 「そのときはそのとき」という姿勢でいる
  • 周りの助けがあればそれを素直に受け入れる
  • 目の前にある現実に注目し、「今」に集中する
  • 自分の周りの人に目をむけて感謝できることを見つける

 

 

 ポイントは、「ネガティブ感情」を消すのではなく、「ポジティブ感情」を意図的に増やすことであり、増やす能力を鍛えるということです。

 

 

もちろん、マインド面での「レジリエンス」だけではなく、仕事上で必要とされる多様な能力も身につけ、それぞれの経験値を上げることは必要です。

 

 

 

 

■時にはあえてきつい仕事も引き受けてみる

 

実際のところ、負荷がかかるような仕事をしないと、この「レジリエンス」はパワーアップしません。だから、避けるのではなく、あえてきつい仕事でも引き受けてみることも時には大事です。

 

 

ボク自身も、最初にかなりキツイ仕事を経験しました。そのときに、レジリエンス力をかなり底上げできたのではないかと思います。その経験があるから、それ以降の仕事上での辛さをカバーできているんですよね。

 

 

もちろん、あまりにもツライつらくて身体に影響が強くでたときは、それは休息が必要なので、避難することが最善策の場合もあります。

 

 

 

 

■おわりに

 

「こんなに仕事がキツイなんて、ブラックな職場なんじゃないか」と思う前に、そもそも仕事はツライことの方が普通です。会社員でも、フリーランス・自営業でも、仕事がツライという面では同じだと思います。

 

キツイということは「レジリエンス」をパワーアップさせる機会であり、力強く生きていくための能力を強靭にする機会でもあります。

 

ということで、どんなに仕事がキツイくても、今日も頑張っていきましょう!

 

 

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■お役立ち本

 

『3:1の法則』バーバラ・フレドリクソン 

 

 

 

 

タイトルだけで選んだこれから読んでみたい本3冊@2021年3月度

投稿日:2021年2月24日

 

 

まだ出会っていない本と接近する機会はいろいろあります。

 

Amazonのリコメンド。購読しているBlog。Twitterの読書垢たちのツイート。Youtube、ClubhouseなどのSNS。そして実際の書店。

 

内容を知って読みたくなる本もあれば、表紙などの見た目で読みたくなる本や「タイトル」だけで読みたくなる本もあります。

 

そこで、まだ読んでいなくて「タイトル」だけで読んでみたくなった本を何冊かリストアップして、さらにそこから3冊だけ取り上げてみます。

 

 

 

■2021年3月に読んでみたい3冊はコレ

 

1.『News Diet』ロルフ・ドベリ

2.『寿命遺伝子』森望

3.『英語独習法』今井むつみ

 

当然、全て中身は読んでいません。これから入手して読む予定。もしかすると期待外れかもしれません。でも、期待通り、いや期待以上の本であったら、ここでも詳しく紹介します。

 

 

■1『News Diet』ロルフ・ドベリ 

News Diet

News Diet

 

『Think clearly』のThinkシリーズの著者であるロルフ・ドベリ氏の新作です。『Think Smart』の中でニュース・ダイエットのことは一部書いていあり、興味をもったのでブログにも書きました。

 

出版社の書籍情報によると、

 

 「ニュースダイエット」とは――「ニュース」をあなたの生活から完全に排除すること。情報があふれる世界で、よりよく生きるための唯一の方法である。ニュースは私たちの精神を鈍らせ、本当に重要なことから目をそらさせ、意志の力を麻痺させる。何年も前から「ニュースなしの生活」を送っている著者が、みずからの体験をもとに、「ニュースダイエット」の方法と効用について語り尽くす。世界的ベストセラー『Think clearly』の著者が提言する、人生を変える「ニュースフリー生活」のすすめ。本書巻頭には、著者からの最新メッセージ「日本語版に寄せて」を特別収録。

 

と、あります。この本は『Think Smart』の45章「ニュースを読むのをやめたほうがいいわけ」の部分をまるごと1冊の本として扱っているようです。情報インプットの断捨離を行う上でもこの本はぜひとも読みたい1冊です。 

 

 

 

■2『寿命遺伝子』森望

 

 

 

 『LIFE SPAN』を読んでから、寿命や老化にめちゃくちゃ興味を持つようになりました。めっちゃ影響を受けたので、今もいろいろと実践中です。

 

strengths.hateblo.jp

 

 

寿命や遺伝子というキーワードみたら飛びついてしまいますね。ブルーバックスシリーズなので、コンパクトにまとまっていそうです。ただ、発売が3月18日でまだまだ先で、

 

生物の寿命は、特定の遺伝子のよって決められている! それは線虫からマウス、そして人間まで変わらない! ならば遺伝子によって「不老不死」は実現するのか? 人類究極の願望をかなえるため、「寿命遺伝子」の探索にしのぎを削る世界の「遺伝子ハンター」たちの研究合戦をスリリングに描く!

 

Amazonにはこれしか情報がないですね。でも、これだけでも興味津々!

 

 

 

■3『英語独習法』今井 むつみ

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

 

3冊目は、すでにベストセラーになっていて、「英語学習法の本」としては有名になりつつありますね。 

 

出版社の書籍情報によると、

 

英語の達人をめざすなら、類義語との違い、構文や文脈、共起語などの知識に支えられた高い語彙力が不可欠だ。記憶や学習のしくみを考えれば、多読や多聴は語彙力向上には向かない。語彙全体をシステムとして考え、日本語と英語の違いを自分で探究するのが合理的な勉強法なのだ。オンラインのコーパスや辞書を利用する実践的方法を紹介。

 

とあり、英語そのものを扱っているのではなさそうです。また、「多読・多聴は語彙力向上には向かいない」というのはかなり気になるところです。

 

さらに、英語+独習というタイトルがボクとして惹かれます。認知科学、言語心理学を専門とする先生が書かれた本なので、英語学習の観点からも読んでみたい本です。

 

 

 

■おわりに

 

ボクは特にこの3冊のタイトルに惹かれたのすが、みなさんはどうでしょうか?他におススメな本があれば教えてください。

 

この3冊の読みたい本が、本当に読みたい本だったのかどうかの答え合わせはこれから読んでみて確認します。

 

 

 

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■参考:出版社・Amazonの情報 

 

1.『News Diet』

News Diet

News Diet

 

★『Think clearly』著者ロルフ・ドベリ氏による、待望の最新作!
★ドイツ『シュピーゲル』紙ベストセラー! 11か国で翻訳出版!
★「ニュースは断ったほうがいい」ことを徹底的に解説した衝撃作!
★著者による「日本語版に寄せて」メッセージを特別収録!

「ニュースダイエット」とは――「ニュース」をあなたの生活から完全に排除すること。情報があふれる世界で、よりよく生きるための唯一の方法である。ニュースは私たちの精神を鈍らせ、本当に重要なことから目をそらさせ、意志の力を麻痺させる。何年も前から「ニュースなしの生活」を送っている著者が、みずからの体験をもとに、「ニュースダイエット」の方法と効用について語り尽くす。世界的ベストセラー『Think clearly』の著者が提言する、人生を変える「ニュースフリー生活」のすすめ。本書巻頭には、著者からの最新メッセージ「日本語版に寄せて」を特別収録。

【目次より】
・ ニュースがアルコールと同じくらい「危険」な理由
・ 日刊紙よりも週刊誌、電子ではなく紙を読む
・ 私たちは1年間で「2万本」のニュースを読んでいる
・ 「広い知識」よりも「深い知識」を身につける
・ 脳は“どぎついニュース"に過度に反応する
・ 私たちが本当に倹約すべき唯一の財産は「時間」
・ 情報量が多いほど、人は「自信過剰」になる
・ 人間の「意志力」はクリックの誘惑に勝てない
・ 「長い文章」が読めなくなってしまう人の特徴
・ 「長者番付」がストレスを与えるのはどうしてか
・ ニュース産業がなければ「テロリスト」は生まれない
・ 哲学者たちが考える「よい人生」の共通点
・ 「ニュースダイエット」の体験がもたらしたもの など

【絶賛の声、続々】
「ロルフ・ドベリがまたやってくれた!彼は新しいものの見方に対するわれわれの目を開いてくれるだけでなく、われわれの目を覚まさせてくれる」
――テンリー・E・オルブライト(マサチューセッツ工科大学共同イニシアチブディレクター、ハーバード大学医学部名誉教授)

「ロルフ・ドベリはさまざまな学問の領域から適切な知識を選び出し、巧みにまとめ上げている。彼は科学と生きるためのコツを、知的に優雅に正確に結びつけてみせた」
――ジョシュア・グリーン(ハーバード大学心理学教授)

「ロルフ・ドベリには、世界のなかからすばらしい思想を見つけ出して組み合わせ、個別に用いるよりも価値のある思想に仕上げる能力がある」
――ジョナサン・ハイト(ニューヨーク大学教授・社会心理学者)

 

 

 

2.『寿命遺伝子』

 生物の寿命は、特定の遺伝子のよって決められている! それは線虫からマウス、そして人間まで変わらない! ならば遺伝子によって「不老不死」は実現するのか? 人類究極の願望をかなえるため、「寿命遺伝子」の探索にしのぎを削る世界の「遺伝子ハンター」たちの研究合戦をスリリングに描く!

 

 

 

3.『英語独習法』 

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

英語独習法 (岩波新書 新赤版 1860)

 

 

英語の達人をめざすなら、類義語との違い、構文や文脈、共起語などの知識に支えられた高い語彙力が不可欠だ。記憶や学習のしくみを考えれば、多読や多聴は語彙力向上には向かない。語彙全体をシステムとして考え、日本語と英語の違いを自分で探究するのが合理的な勉強法なのだ。オンラインのコーパスや辞書を利用する実践的方法を紹介。

■目次
はじめに
第1章 認知のしくみから学習法を見直そう
第2章 「知っている」と「使える」は別
第3章 氷山の水面下の知識
第4章 日本語と英語のスキーマのズレ
第5章 コーパスによる英語スキーマ探索法 基本篇
第6章 コーパスによる英語スキーマ探索法 上級篇
第7章 多聴では伸びないリスニングの力
第8章 語彙を育てる熟読・熟見法
第9章 スピーキングとライティングの力をつける
[ちょっと寄り道] フィンランド人が英語に堪能な理由
第10章 大人になってからでも遅すぎない
探究実践篇
【探究1】 動詞の使い分け(1)──主語・目的語に注目
【探究2】 動詞の使い分け(2)──修飾語・並列語に注目
【探究3】 動詞の使い分け(3)──認識を表現する
【探究4】 動詞の使い分け(4)──提案を表現する
【探究5】 修飾語を選ぶ──頻度に注目
【探究6】 抽象名詞の使い分け──共起する動詞と修飾語に注目
【探究7】 前置詞を選ぶ──前置詞+名詞の連語に注目
【探究8】 抽象名詞の可算・不可算
本書で紹介したオンラインツール
参考文献
あとがき